プログラム&プロジェクトマネジメントの応用 PDF

Practical Program Management

担当教員

単位数

2単位

開講学期

夏学期

開講曜日・時限

火曜日 1・2時限目

位置づけ

プロジェクトマネジメントコース分野 応用段階

科目紹介

科目の重要性・必要性

企業の変革や新しい価値創造など、複雑かつ高度な目的の達成には、有機的に関連する複数のプロジェクトを統合的に結合・管理するプログラムマネジメントが有効となる。特定の目的を達成するプロジェクトレベルの活動の質の確保に加え、その上位にあるプログラムの目標達成とそのマネジメントを向上させることは、企業理念に基づく、ミッション・ビジョン・戦略を実現する上で重要な経営活動であり、そのための実践的能力、応用力を培うことが重要となる。本授業では、春学期のプログラム&プロジェクトマネジメントの基礎(プログラム編)で培った基礎知識を実践に使えるように新しい知識を学ぶための講義とグループワーク・発表・討議による演習形式の授業により、プログラムの構想、プログラムマネジメントの実践化に向けた知識とスキルを習得できる。グループワークでは、持続可能な街づくりをテーマにプログラムを構想する。そのプロセスを通じ、身近な問題にどのように取り組むのか、自社や自身はどのように貢献できるのか、など、企業として、個人としての社会的価値などについても理解を深める。

科目の目的

春学期のプログラム&プロジェクトマネジメントの基礎(プログラム編)で学んだプログラムの概念とプログラムマネジメントのための知識体系の実践への反映、実践を想定したプログラムマネジメントのための技術、方法を習得することを目的とする。経営者の立場、プログラムの立案・遂行などに中心的な役割を果たす人材のプログラムからの発想法やプログラムマネジメントの実践面の能力の向上を目指す。同時に身近なテーマを取り上げ、プログラムの構想をグループワークを通じて実践することにより、プログラムという枠組みの実践的意義や有効性の理解を深めるとともに、自社や自身の社会との関係、貢献、SDGsやESG投資などとの関係などについての理解も深める。

到達目標

プログラムの構想・立案に向けた発想法と具体的な活動、プログラムマネジメントを実践化するための考え方、手法、プロセスを、演習と議論など通じて、習得することを目標とする。SDGs、ESG投資、国内外で昨今議論が活発化するテーマなども取り込み、新しい企業価値の創造、社会価値の形成、社会課題の解決にどのように取り組むのか、その実践化に向けた知識・スキルの習得と対応力の獲得を到達目標とする。

受講してもらいたい院生

社内で企業変革、新しい価値創造事業などに関わり、経営戦略の事業への反映、プログラムの構想・立案、プログラムの遂行を担う立場にある院生に加え、その他複雑かつ高度な問題の解決、国際展開など新しい発想での事業開拓、SDGs、ESG投資などを含む社会的課題などの新しい取り組みに関心のある院生など

授業計画

1 回

予習・復習時間

4時間

予習・復習

春学期のP2Mの基礎(プログラム編)の講義内容の全体像を再確認し、理解があいまいな部分につき、講義資料に目を通し、確認する。また、自社や自身の強みや課題を整理しつつ、今後どのように変化していくことが必要なのか、自身の現時点での問題意識を整理した上で授業の望む。受講後、企業経営とプログラムの関係について復習するとともに、本授業で行うグループワークのテーマについて、どのような論点があるか、考えてみる。

授業内容

イントロダクション/企業経営とプログラム/最近の国内外の動きと経営環境の変化
企業経営とプログラムとの関係を振り返るとともに、経営戦略をどのようにプログラムに反映していくのか、プログラムの計画の方法、プログラムマネジメントの方法、プロセスを確認する。そのの上で、グループワークのテーマとなる持続可能な街づくりに向けて、どのような視点が必要なのか、どのようにプログラムという枠組みを活用するのかについて、理解を深める。

2 回

予習・復習時間

4時間

予習・復習

連続授業のため、第1回の記載事項に同じ

授業内容

連続授業のため、第1回のところに、第1回・第2回の内容を記載

3 回

予習・復習時間

4時間

予習・復習

第1回・第2回の講義の中で説明する本授業でのグループワークの流れを確認し、取り上げるテーマに関連して、自身が気になるトピック、課題、視点などについて、考えた上で授業に臨む。受講後、授業の中でのグループの話し合いで決めた街について、持続可能な街にする上で考える必要がある論点につき、自身の問題意識を整理しておく。

授業内容

持続可能な社会を考えるための基本条件/グループワーク
授業では、持続可能な社会を考えるための基本条件、関連する国内外の動き、優良事例などを学ぶ。その上でグループワークにより、どのような街を取り上げるのかを決め、その街の基本条件、特徴などを整理した上で、グループで持続可能な街に向けてのミッション、ビジョンを作成する。

4 回

予習・復習時間

4時間

予習・復習

連続授業のため、第3回の記載事項に同じ

授業内容

連続授業のため、第3回のところに、第3回・第4回の内容を記載

5 回

予習・復習時間

4時間

予習・復習

グループ別発表の準備を行う。第5回・第6回の発表では、各グループが取り上げる街のあるべき姿を想定し、その実現のためのミッション、ビジョンを発表する。受講後、講義での現状分析のための指標の理解やデータの意味などを確認する。また、グループ発表に対する質疑の内容、コメントなどを整理し、今後のグループワークに反映できるように理解を確認する。

授業内容

現状分析の方法/グループ別発表/グループワーク
授業では、現状分析に必要な情報、指標、指標の見方などについて学ぶ。その後のグループ別発表では、持続可能な街をテーマとするプログラム作成の第一段階として、取り上げる街の基本条件や特徴、グループでの議論の結果として定めた対象とする街のミッション、ビジョンの内容について、プレゼンを行う。各グループの発表に対し、クラスで質疑と意見交換を行い、そこからの気づきやコメントを今後のプログラムの構想に反映していく。

課題有無

課題フィードバック方法

全体へのフィードバック

6 回

予習・復習時間

4時間

予習・復習

連続授業のため、第5回の記載事項と同じ

授業内容

連続授業のため、第5回のところに、第5回・第6回の内容を記載

課題有無

課題フィードバック方法

全体へのフィードバック

7 回

予習・復習時間

4時間

予習・復習

グループワークは、現状分析、課題分析を進めることになるため、各グループが取り上げる街を念頭に現状分析にどのような情報、視点が必要であるのか、についてインターネット上で情報収集もしながら、考えた上で授業に臨む。受講後、授業の中で教員から紹介された優良事例などからの気づきを確認するとともに、グループワークにて個人に分担された内容検討についてを行う。

授業内容

SDGs・持続可能な街の優良事例/グループワーク
授業では、持続可能な街のプログラムづくりに参考になるような優良事例の紹介を行う。また、持続可能な社会の形成の観点から、SDGsについても解説を行う。その後、グループワークにより、各グループが対象とする街について、現状分析を進める。その作業を通じ、現状の課題の洗い出し、ステークホルダーの洗い出しやその関係性の分析、課題分析を進める。

8 回

予習・復習時間

4時間

予習・復習

連続授業のため、第7回の記載事項に同じ

授業内容

連続授業のため、第7回のところに、第7回・第8回の内容を記載

9 回

予習・復習時間

4時間

予習・復習

ゲストスピーカーより事前に配布される資料に予め目を通し、講演の内容に対し、自身の問題意識を持つとともに、質問すべき点などを整理しておく。グループワークにて、自身の担当になっている内容について検討を進める。受講後、ゲストスピーカ―の講演内容からの気づき、学びを確認し、必要に応じ追加的情報収集なども行い、理解を深める。

授業内容

ゲストスピーカー(プログラムマネジメントを活用するコンサルタントを予定)/ゲストスピーカーの講演の振り返り/グループワーク
ゲストスピーカ―からの講演を聞き、質疑を通じ理解を深める。講演の後、クラスで講義内容の振り返りを行い、プログラムという枠組みやプログラムマネジメントの利用価値、方法について理解を深める。授業の後半部分では、グループワークにて、課題分析、戦略の検討を進める。

10 回

予習・復習時間

4時間

予習・復習

連続授業のため、第9回の記載事項に同じ

授業内容

連続授業のため、第9回のところに、第9回・第10回の内容を記載

11 回

予習・復習時間

4時間

予習・復習

ゲストスピーカーより事前に配布される資料に予め目を通し、講演の内容に対し、自身の問題意識を持つとともに、質問すべき点などを整理しておく。グループワークにて、自身の担当になっている内容について検討を進める。受講後、ゲストスピーカ―の講演内容からの気づき、学びを確認し、必要に応じ追加的情報収集なども行い、理解を深める。

授業内容

ゲストスピーカー(プログラム、プログラムマネジメントの開発・活用に長年の経験を有する有識者を予定)/ゲストスピーカーの講演の振り返り/グループワーク
ゲストスピーカ―からの講演を聞き、質疑を通じ理解を深める。講演の後、クラスで講義内容の振り返りを行い、プロジェクトとプログラムの違い、プログラムという枠組みの戦略的意義、プログラムマネジメントの概念と応用範囲、実践に向けての活用方法について理解を深める。授業の後半部分では、グループワークにて、課題分析、戦略の検討を進める。

12 回

予習・復習時間

4時間

予習・復習

連続授業のため、第11回の記載事項に同じ

授業内容

連続授業のため、第9回のところに、第11回・第12回の内容を記載

13 回

予習・復習時間

4時間

予習・復習

グループワークの最終とりまとめに向け、個人が分担する内容に準備を行う。グループ討議の結果を踏まえ、プログラム実行計画書の内容の予備検討をしておく。受講後、自身のグループの発表内容への質疑、コメントなどを確認し、気づきを整理しておく。

授業内容

グループワーク/グループ別発表
グループワークにより、プログラムの全体構想を発表できる形に取りまとめる。グループ別に持続可能な街づくりプログラムの内容を発表し、クラス討議を行う。

課題有無

課題フィードバック方法

全体へのフィードバック

14 回

予習・復習時間

4時間

予習・復習

連続授業のため、第13回の記載事項に同じ

授業内容

連続授業のため、第13回のところに、第13回・第14回の内容を記載

課題有無

課題フィードバック方法

全体へのフィードバック

15 回

予習・復習時間

4時間

予習・復習

グループ発表に対する質疑。コメントの内容を踏まえ、グループで作成したプログラムに自社あるいは自身がどのように関わるか、貢献できるか、自社あるいは自身の技術、強みなども踏まえながらプログラム提案書を作成し、個人課題として提出する。受講後、全体の振り返りを行う第15回の講義内容につき、復習し、理解を確認する。

授業内容

プログラムマネジメントの応用編の振り返り
プログラムの構想・立案からプログラムの遂行段階のプログラムマネジメントの実践化に向けた考え方、手法、プロセスについて、演習結果なども踏まえ、全体を振り返る。

課題有無

課題フィードバック方法

個別フィードバック

授業方法

パワーポイントによる授業を基本に質疑応答を交えながら進め、適宜演習(個人学習、個人学習+グループ討議と発表等)を入れ問題考察と理解を深める。

テキスト

授業時配布のパワーポイント

参考図書

プログラムマネジメントの関係図書として次のようなものがあるが、その他、本授業に関連する参考図書は授業中に適宜紹介する。
・「実践プログラムマネジメント」(吉田邦夫・山本秀男、日刊工業新聞社刊 ISBN978-4-526-07227-7)
・「P2M入門」(小原重信、H&I刊 ISBN4-901032-52-6)
・「P2Mプロジェクト&プログラムマネジメント標準ガイドブック 上巻プログラムマネジメント編」(小原重信編著、PHP研究所刊 ISBN4-569-62837-0)
・「P2Mプログラム&プロジェクトマネジメント標準ガイドブック」(日本プロジェクトマネジメント協会編、日本能率協会マネジメントセンター刊、ISBN978-4-8207-4887-8)
・「中小企業技術経営実践講座」(日本工業大学大学院技術経営学科監修、工学図書(株)刊、ISBN978-4-7692-0482-4)など
第13章 P2Mプログラムマネジメント   
第14章 プロジェクトマネジメントの基礎

成績評価

評価の視点
評価
ウェイト
備考

参画姿勢、発表・成果の評価

60 %

グループ発表を2回行う。質疑応答など授業およびグループ活動への積極的な参画姿勢、グループ演習のまとめ資料の発表・成果の評価。

個人提出課題の内容の評価

40 %

最後にグループワークの内容も踏まえ、個人課題としてレポートを提出する。

合計
100%

受講生へ授業科目のアピールポイント、必要な基礎となる科目の履修や知識・スキル

全員が参加できる身近なテーマを選び、グループワークを行い、プログラムの構想、プログラムマネジメントの実践化に向けた応用力を身に着けることができる。取り上げるテーマに関連する知識・情報を学ぶための講義とグループワークの組み合わせにより、自分の考えを整理する部分、グループで考えを整理する部分など、実践に必要な能力の形成に役立つ。問題意識を持ちつつ、グループワークでの議論、全体での討議に積極的に参加することを期待する。

その他

本科目は事業戦略を具体的に実行するプロセスを演習として習得するものであるので、春学期のプログラム&プロジェクトマネジメントの基礎(プロジェクト編、プログラム編)を受講済みであることが望ましい。

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