経営戦略の形成 PDF

The formation of the management strategy

中小企業診断コース関連科目

単位数

2単位

開講学期

春学期

開講曜日・時限

金曜日 1・2時限目

位置づけ

中小企業診断コース分野 基礎段階

科目紹介

科目の重要性・必要性

経営戦略の立案・形成は、自社と自社事業を見渡し、事業推進にあたって関係している企業・機関や環境変化を的確に把握することから始まる。本科目では、支援対象の企業の把握・理解の方法を学ぶとともに、それに基づき戦略立案をどのようにしていくかについても学ぶ。

科目の目的

経営戦略には全社戦略と個々の事業戦略があるが、中小企業の場合、主要事業は一つであることが多いことから、事業システム論を中心に、経営戦略の立案方法について学習するとともに、事業の改革や転換を行う場合の事業分野の検討方法、事業を取り巻く環境変化を把握する視点などについても学習する。

到達目標

  1. 全社戦略と機能別戦略を事業システムを基軸に修得する。
  2. 新事業創出と連携の在り方について
  3. 顧客価値拡大の視点の修得
  4. プログラムマネジメントについての理解

受講してもらいたい院生

中堅・中小企業経営に係るコンサルタントを目指す院生。

授業計画

1 回

予習・復習時間

4時間

予習・復習

予習:中小企業の特性について整理しておく。
復習:中小企業にとっての経営戦略の意義を整理する。

授業内容

中小企業経営と経営戦略の全体像

2 回

予習・復習時間

4時間

予習・復習

予習:自社の事業の中から一つ選び、事業がどのような仕組みで行われているかについて考察してくる。
復習:選択した自社事業について、如何なる事業システムになっているかについて考察する。

授業内容

中小企業経営と事業システム①

  • 事業システムとは何か

3 回

予習・復習時間

4時間

予習・復習

予習:自分が関係している自社の事業の業務プロセスについて整理してみる。
復習:現在の事業がどのような蓄積経営資源を活用して始まったのか、そして、現在、事業を進めながらどのような経営資源を蓄積していっているかについて整理する。

授業内容

中小企業経営と事業システム②

  • 事業を推進するための内部資源の活用

4 回

予習・復習時間

4時間

予習・復習

予習:これまでに選択してきた自社の事業について、どこに競争力の源泉があるかについて考察してくる。
復習:今後、競争力を維持していくためにはどのようなことに注力しなくてはならないかについて検討してみる。

授業内容

中小企業経営と事業システム③

  • 競争力の源泉をどこに求めるか。
  • 事業システム図の作成の仕方

課題有無

課題フィードバック方法

その他

フィードバック内容

個別と全体へのフィードバック

5 回

予習・復習時間

4時間

予習・復習

予習:これまで選択してきた自社事業についての事業システム図を作成する。
復習:事業システム図から業種が異なっても事業の仕組み面では共通するものがあることを理解する。

授業内容

中小企業経営と事業システム④

  • 事業システム図の検討

6 回

予習・復習時間

4時間

予習・復習

予習:事業システムの考え方を復習しておく。
復習:ビジネスモデルキャンバスについて理解する。

授業内容

事業システムとビジネスモデル

  • ビジネスモデルキャンバスの活用

課題有無

課題フィードバック方法

その他

フィードバック内容

個別及び全体へのフィードバック

7 回

予習・復習時間

4時間

予習・復習

予習:企業事例を事前に熟読するとともに、関連するWebサイトも見ておく。
復習:ビジネスモデルキャンバスを描けるように徹底して覚える。

授業内容

企業事例に基づく事業システム図とビジネスモデルキャンバス①

  • 事例の理解と事業システム図の作成

8 回

予習・復習時間

4時間

予習・復習

予習:企業事例を事前に熟読するとともに、関連するWebサイトも見ておく。
復習:事例の事業システム図とビジネスモデル・キャンバスを完成させる。

授業内容

企業事例に基づく事業システム図とビジネスモデルキャンバス②

  • 事例の理解とビジネスモデル・キャンバスの作成

課題有無

課題フィードバック方法

その他

フィードバック内容

個別と全体へのフィードバック

9 回

予習・復習時間

4時間

予習・復習

予習:事例の事業システム図の精査
復習:拡張ビジネスモデルを理解する。

授業内容

拡張ビジネスモデルキャンバスについて

10 回

予習・復習時間

4時間

予習・復習

予習:事例のビジネスモデル・キャンバスの精査
復習:事業システム図とビジネスモデル・キャンバスを踏まえての戦略立案方法の整理

授業内容

拡張ビジネスモデルキャンバスの活用

11 回

予習・復習時間

4時間

予習・復習

予習:マイケルポーター、アンゾフなどの著書で授業内容に関連する内容を事前に勉強すること。
復習:講義内容を勤務先会社などを当てはめて、現経営の妥当性を検討すること。

授業内容

中小企業経営における経営理念、経営目標、経営戦略・戦術などが一貫して遂行するための考え方を整理するとともに、アンゾフの技術・市場のベクトル(改訂版)をベースに成功確率が高くなるような新事業のあり方について議論する。

12 回

予習・復習時間

4時間

予習・復習

予習:中小企業はどのような機関・組織等と連携しているのか実態を把握しておくこと
復習:勤務先の企業におけるネットワークのあり方について検討する。

授業内容

垂直的連携と水平連携、強結合と弱結合などビジネスにおけるネットワークの基礎を学ぶとともに、それらを踏まえた中小企業における外部資源の活用のあり方を学ぶ。とくに、外部企業、大学、公的機関・組織などとの連系のあり方に注目する。

13 回

予習・復習時間

4時間

予習・復習

予習:どのような視点を持てば、自社が提供する顧客価値を拡大できるかを考える。
復習:自社担当事業で顧客価値拡大機会を考えてみる。

授業内容

高価格で製品・サービスを販売するには、顧客価値を高める必要がある。顧客価値拡大について、グループワークなどを通じて考える。

14 回

予習・復習時間

4時間

予習・復習

予習:競争の回避の方法にはどのような施策があるかを考える。
復習:自社担当事業で競争の回避の機会を考えてみる。

授業内容

高価格で製品・サービスを販売するもう一つの前提である、競争の回避について、グループワークなどを通じ議論をする。

15 回

予習・復習時間

4時間

予習・復習

予習:経営戦略に影響を与えると思われる昨今の社会の動きやビジネス環境の変化を思い浮かべてみる。その上で現在所属する(あるいは過去に所属した)企業の現状の姿と将来のあるべき姿を想定し、あるべき姿の実現に必要な取組むべき課題群を考えてみる。
復習:授業で学んだ昨今の経営環境の変化、プログラムマネジメントの概要と活用方法を踏まえ、予習で考えた課題群を解消し、あるべき姿を実現するために必要なプログラムと実行のための経営戦略を考えてみる。

授業内容

経営戦略とプログラムマネジメント(第15回・第16回連続)

  • 中小企業の事業環境は、国内外の情勢を背景として常に変化している。そのような状況の中で、企業価値を維持し、時代の変化に適した価値の提供をしていくためには、P2Mの枠組みを利用したプログラムマネジメントが有効となる。本講義では、中小企業経営への活用を念頭に、昨今のビジネスエコシステムの変化、SDGsなどを含む社会からの要請の変化などを俯瞰しつつ、それらの経営環境の変化を事業戦略に生かすためのプログラムマネジメントの活用方法などについて学ぶ。

16 回

予習・復習時間

4時間

予習・復習

予習:連続授業のため第15回の記載事項と同じ
復習:連続授業のため第15回の記載事項と同じ

授業内容

連続授業のため第15回の記載事項と同じ

授業方法

講義と演習を組み合わせて行う。

テキスト

教材のレジュメを配布する。

参考図書

適宜紹介する。

成績評価

評価の視点
評価
ウェイト
備考

授業への参画度

50 %

質問への対応、演習での積極的参画・的確な発言・議論の整理の仕方、等々

提出課題への対応

50 %

提出課題を2回出すので、期限までにファイルで提出のこと。 提出された内容について、講義内容に基づき課せられた要件をどの程度満たしているか、内容的にどの程度深く検討しているかなどの視点で評価する。

合計
100%

受講生へ授業科目のアピールポイント、必要な基礎となる科目の履修や知識・スキル

戦略形成は企業診断・支援の最初に取り掛かる事であり、最後にまとめることである。その意味で、全体を見渡せるようにしてほしい。

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