グローバル化と標準化 PDF

Globalization and Standardization

担当教員

単位数

2単位

開講学期

冬学期

開講曜日・時限

土曜日 1・2時限目

位置づけ

グローバル分野 基礎段階

科目紹介

科目の重要性・必要性

これまでの日本企業の海外展開の多くは、低付加価値製品や労働集約的工程を人件費や不動産コストの安い国に移管し、高付加価値あるいは、高度な技術を要する製品を日本国内で開発・生産するという考えに基づいていた。一方で昨今の国内市場の成熟化・縮小傾向の中で、海外市場に活路を求めて積極的に海外市場に踏みだそうとしている中小企業が増えている。小さな企業が海外で成功するためには、独自の技術・ノウハウを持っていることはもちろん、効率化され、標準化された開発、生産システムをもってる必要がある。日本の企業は特許取得には熱心だが国際標準の取得に関しては不得意であった。国際標準を取得しなければグローバル化はむつかしい状況となってきている。現在、国を挙げての国際標準取得競争が激しくなっており中小企業も国際標準について理解しておく必要がある。海外において、品質管理、コスト管理、納期管理等を国内なみのレベルで行うためには設計・生産・事務すべての機能を標準化して、誰でも、何処でも、何時でも同じレベルで活動できるようにしておかなければな,ない。

本講座では、中小企業がグローバル化に対応するために必要な標準化と取得方法について解説する。
本講座はワークショップ形式で行い講義のみならず、豊富な実例、ケーススタディーで実践的な知識ノウハウが身に付くようにする。、

科目の目的

小さな企業が海外への挑戦(グローバル化)するために必要な重要要件としての標準化とイノベーション業務の標準化について理解し、活用できるようになってもらう。

到達目標

国内外で活用可能な効率化と標準化、およびイノベーション業務標準化の手法・ノウハウの習得

日本規格協会の活用方法を習得する。

受講してもらいたい院生

海外進出を検討している院生。あるいは中小企業で製造業に従事している院生。新商品開発などのイノベーション業務に従事してる院生。

授業計画

1 回

予習・復習時間

4時間

予習・復習

各自、企業の事業内容、標準化に関する取り組み状況について纏めておく。

授業内容

オリエンテーション:授業の目的・狙い、受講にあたってのルール。

経営サイクル「ミッション」→「戦略」→「組織・制度」→「リーダー・人材」の中での位置付け。

グローバル化における標準化の役割。

スマイルカーブにおける標準化の役割


標準化の目的、標準化とは、標準化の対象と種類、

これまで携わってきた標準化事例の説明

2 回

予習・復習時間

4時間

予習・復習

標準化の概念、標準化の本質、標準化の重要性とグローバル化における標準化の役割を理解する。
身の回りにある標準化されたものの抽出

授業内容

・標準化Q&A=標準化にたいする質問にこたえることにより標準化にたいする理解度を高める。

・身近な標準の抽出
・標準化の構造
・標準化の歴史
・ケーススタディーによる標準化の重要性の理解を深める(徳武産業、日本理科学工業他)

3 回

予習・復習時間

4時間

予習・復習

標準化の概要について復習し理解する。標準化の目的、歴史、種類、レベル
企業内標準のうち、業務プロセスにつてのAiを活用した標準化について学ぶ。

授業内容

AI専門家をゲストに迎え、中小企業のグローバル化成功に必要な業務プロセスの標準化とAI活用による改善方法について学ぶ

  • グローバル化のでの標準化とオープン化
  • AIのオープン化の歴史と今後の動向
  • AI・ディープラーニングを使う考え方「Ai×プロセス×人」、
  • プロセスデザイン力の大切さ
  • ワークショップ「牛丼屋のプロセス改善」
  •  

4 回

予習・復習時間

4時間

予習・復習

業務プロセスにおける標準化の役割と重要性、標準化の方法の理解の復習

AI活用に関する基本的な理解の復習

授業内容

AI・ディープラーニングを活用した効率化と標準化について学ぶためのグループ演習

  • 簡単な製品の構造分析と機能分析
  • 構造分析、機能分析を用いた新商品の提案
  • 構造分析による固定、変動、準変動を明確にしたコストダウンの方法
  • ディープラーニングワークショップ

5 回

予習・復習時間

4時間

予習・復習

製品の機能分析、構造分析に基づく固定変動の理解を深める
国際標準の重要性につてい予習しておく

授業内容

国際標準の重要性と官民一体となった日本の取り組と活用法について学ぶ。

  • 標準化の定義と階層 
  • 重要性の増大
  • 標準化官民一体となった取り組み
  • 新市場創造型標準化制度
  • 新市場創造型標準化制度の活用事例

6 回

予習・復習時間

4時間

予習・復習

官民一体となった中小企業の標準化への取り組みについて理解を深める

授業内容

日本の標準化の主な取り組む例についてケースタディで学ぶ

  • 産学官協力による国際標準化戦略の推進
  • 国際標準化戦略の目標と課題と取り組み
  • 日本規格協会について理解し活用を考える
  • 国際標準の理解とケーススタディー
  • カタログハウス、ディズニーに見る標準化の役割と重要性理解のためのグループ演習

7 回

予習・復習時間

4時間

予習・復習

官民一体となった標準化への取り組みとグローバル化

国際標準で勝ち残った企業にいて予習しておく(アップル、サムソン、トヨタ、等)


中小企業の海外進出と標準化の現状を予習しておく。

授業内容

グローバル競争における戦略的標準化について学ぶ。

  • グローバル競争下での戦略的標準化活動の意義づけと重要性
  • 戦略的標準化活動で事業競争力を強化した事例(トヨタ、フォード、Apple,マブチモーター、ミスミなど)
  • 自社で戦略的標準化活動を実施するポイント

8 回

予習・復習時間

4時間

予習・復習

国際標準、モジュラー化、インテグラル化、について理解する。

授業内容

企業における戦略的標準化活動の実際と今後の展開を考えるグループ演習。

  • 演習問題「簡単なモジュラー化設計演習」
  • うどん屋、すし屋をモデルにしたグループ演習
  • 発表と講評

9 回

予習・復習時間

4時間

予習・復習

グローバル化に必要な標準化について復習しておく。
新事業、新商品開発における戦略的標準化につて予習しておく。

授業内容

新事業・新商品開発における標準化の戦略的意義につてい学ぶ

  • 新事業の重要性、新事業の成功のポイント
  • 新事業開発プロセスの標準化
  • 最新の新事業開発ツールと標準化
  • 技術の国際標準化(ディファクトスタンダードとデジュールスタンダード)

10 回

予習・復習時間

4時間

予習・復習

デファクトスタンダードとデジュールスタンダードの理解と応用について理解する。

授業内容

新事業開発における標準化ケーススタディーにより、改善・標準化の原則と着眼点を出す

  • 分析実習の狙い、進め方
  • 小林製薬の新商品開発のケーススタディ
  • 昭和精工のグローバル化のケーススタディ
  • グループ討議と発表
  • 評価とコメント

11 回

予習・復習時間

4時間

予習・復習

技術の国際標準化の重要性理解と、国際標準(ISO等)につていの予習

授業内容

国際標準について学ぶ

  • ビジネスのグローバル化とマネジメント標準
  • マネジメント系のISOの種類
  • マネジメントシステムの標準化の目的と効果
  • 日本におけるマネジメント系ISOの現状と組織力強化に役立てるポイント

12 回

予習・復習時間

4時間

予習・復習

マネジメントシステムの国際標準について理解する。

授業内容

グループ演習を通じてマネジメントシステムの標準化についての理解を深める
「大学を活性させるためにマネジメントシステムの標準化」につていグループごとに検討し発表する。
評価とコメント

13 回

予習・復習時間

4時間

予習・復習

各企業共通の課題であるイノベーション業務「新製品、新事業の開発の標準化」についてか自分の所属する組織の問題点課題について考えておく。

授業内容

ワークショップを通して、今まで学習指してきた「標準化」の手法を活用して、R&D、新商品開発等においていかに実践的に標準化を進めるかを学ぶ。
ケーススタディーとして「日清食品」で、イノベーションと標準化の大切さを学ぶ

課題有無

課題フィードバック方法

解答例示のみ

14 回

予習・復習時間

4時間

予習・復習

新商品開発の基本につて理解する
自社の新商品開発の問題点を抽出する
ケーススタディーを読んでおく

授業内容

グループ演習を通じて、新商品開発の問題点、改善策、標準化につてい理解を深める。

  • 身近な新商品開発とその問題点
  • ケーススタディーによる議論と発表
  • 講評

15 回

予習・復習時間

4時間

予習・復習

グローバル化と標準化の全体の復習と疑問点のまとめ

授業内容

全授業の纏めと、中小企業において標準化を推進し成功している事例について検討しより理解を深めるとともいに、自分の会社においてどう活用するかを検討する。

レポートの説明

授業方法

基本的には講義と実例説明、グループ演習で進める。

ゲストスピーカーを招き講義とケーススタディー、ワークショップを実施し実践的に理解度を深めてもらう。

テキスト

特に必要ない。講義ごとに資料を配布する。

参考図書

特に必要としない。

成績評価

評価の視点
評価
ウェイト
備考

レポート評価

80 %

最終講義後レポートを提出してもらう。レポートにより理解度、適用度、応用度について評価する

講義への参画姿勢

20 %

講義における参画姿勢(質疑応答、出席率)も評価対象とする

合計
100%

受講生へ授業科目のアピールポイント、必要な基礎となる科目の履修や知識・スキル

海外進出を考えている院生のみならず、新商品開発、設計、生産、事務の効率化・標準化について興味ある院生はぜひ受講してほしい。

その他

・スチューデント・アワーは、講義前1時間、講義後1時間を設定。

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