品質管理の基礎とTQM(総合的品質マネジメント)について PDF

Total Quality Management

単位数

2単位

開講学期

秋学期

開講曜日・時限

月曜日 1・2時限目

位置づけ

オペレーション分野 応用段階

科目紹介

科目の重要性・必要性

 TQCとTQMの違いはCとM、コントロールとマネジメントの違いから分かるように、TQMは総合的品質マネジメントと言われ、品質マネジメントの視点から経営を見て行こうとするものです。現在、TQMは品質を含めて、総合的な企業力の質の向上の経営管理手法の一つとして、営業、開発、管理、生産と全ての部門で行われています。

 TQM(総合的品質マネジメント)では

  1.科学的な取り組みの活用で問題解決力や目的意識の向上

  2.業務プロセスやマネジメント、組織体制のレベルアップ

  3.製品、サービスの品質や付加価値、競争力の向上等の企業の体質改善や経営目標の確実な達成 

これらを目指して、ロジックツリー、「DST(Draw・See・Think」、PDCAなど品質管理で適用されている科学的な考え方、手法、方法論が会社の運営・マネジメントにおいても有効で普遍的に活用できることから、経営管理手法として活用されています。         

科目の目的

 品質管理のこれまでの歴史は、QC(品質管理),SQC(統計的品質管理)、TQC(総合的品質管理)の段階を経て、現在はTQM(総合的品質マネジメント)と進化しています。

 授業の前半は品質管理に関する基本的な内容で、如何にして良い品質を商品の中に具現化していくのか、開発・設計から製造、営業までの品質管理の基本についてです。設計から生産・販売までの品質マネジメントに関すること、品質管理で用いられている科学的な考え方、各種解析手法、方法論の基礎的なことを学習します。

 後半は前半で学んだ科学的な考え方、各種解析手法、方法論をベースに、経営管理手法としてのTQMについて、事業のマネジメントにおける方針の立て方、方針管理、方針連鎖、施策とその運営管理などについて、演習活動も交えてTQMについて学習します。演習については事業管理など様々な場面で経営管理手法として広く応用できる内容となっています。

 また企業の社会的責任、コンプライアンスについても、品質問題との関係で触れて行きたいと考えています。

 

 

到達目標

 品質管理で用いられる科学的な考え方、各種解析手法(QC7つ道具、QC新7つ道具)、方法論(問題の解決法、トラブルの未然防止)の基本的なことを習得する。経営管理手法としてのTQMのベースとなる基本的な知識を獲得する。TQMの基本をマスターすることで品質改革や体質改革のリーダーとして社内を牽引し、品質や事業に関する戦略、方針設定・実施管理等この分野におけるリーダーシップが発揮できるレベルをめざす。

受講してもらいたい院生

 TQMで進める問題解決や課題達成に対する手法、方法論、例えばロジックツリーやPDCAなどがロジカルシンキングとして、事業戦略立案や商品企画、設計開発、コストダウン、営業活動など様々な場面で役に立ちます。生産、販売・管理・サービスといった職種を問わず、品質マネジメントに関心のある人、TQMに対する理解を深めたい人、品質改革や体質改革などの経営管理のリーダーとして品質や事業に関する戦略、方針設定・実施管理等に関わる人など、品質に興味がなくても、経営管理手法を学びたい人に聞いて頂きたいと思っています。 

 

授業計画

1 回

予習・復習時間

4時間

予習・復習

日本規格協会や日科技連等から出版されているTQMと品質管理に関する本から該当部分を精読しておく。

授業内容

 第1講 経営と品質
  1.品質とは、経営と品質マネジメント

  2.日本の品質管理活動の変遷

               QC~SQC(統計的品質管理)~TQC(総合的品質管理)~TQM(トータル品質マネジメント)

  3.ISO品質マネジメント

2 回

予習・復習時間

連続授業の為第1回目と同じ

予習・復習

自社の経営方針の中での品質の位置づけ、自社の品質管理・品質保証体制、自社がISO9001の認定を取得しているならISOの認定の仕組みについて調べておく。

授業内容

 第2講 品質マネジメント

  1.品質管理と品質保証

  2.品質計画、品質管理

  3.ISO品質マネジメントについて

3 回

予習・復習時間

4時間

予習・復習

参考図書の品質管理に関するQC7つ道具の該当部分を精読しておく

授業内容

 第3講 品質管理の管理ツール1

  QCツールの解説
  品質管理で用いられているデータ処理方法(QC7つ道具)の概要と活用手法を学ぶ

4 回

予習・復習時間

連続授業の為第3回目と同じ

予習・復習

参考図書の品質管理に関する新QC7つ道具の該当部分を精読しておく

特に”系統図法”などのQC新7つ道具、”なぜなぜ分析”、”PDCA表”を調べておく

 

授業内容

 第4講 品質管理のツール2
   QCツールの解説

   経営管理や企画提案などでも応用・活用できる管理図や管理手法(新QC7つ道具)について概要と

   その活用法について学習する

5 回

予習・復習時間

4時間

予習・復習

品質管理でよく用いられる問題分析法、源流解析、源流改善について、その考え方、手法と展開方法について調べておく

授業内容

 第5講 品質問題の解決と源流改善;
 品質管理でよく用いられる問題分析法、源流解析、源流改善について、その考え方、手法と展開方法について学

 ぶ、

  1.源流解析と三現主義

  2.なぜなぜ分析

  3.問題解決プロセス

  4.解決策の管理

  5.PDCAを廻す

 

課題有無

課題フィードバック方法

全体へのフィードバック

6 回

予習・復習時間

連続授業の為第5回目と同じ

予習・復習

品質トラブルの未然防止のための自社の品質管理上の仕組み、管理手法、品質問題の再発防止策、これまでの品質活動・施策などについて調べておく 

 

授業内容

 第6講 品質問題の未然防止:
  品質トラブルや問題発生の未然防止を図るための考え方、手法についての学習をする。 

   1.品質トラブルの未然防止、工程設計

   2.品質トラブルの未然防止、仕組み

 

課題有無

課題フィードバック方法

全体へのフィードバック

7 回

予習・復習時間

4時間

予習・復習

最近時発生した企業不祥事についてその原因とそれが及ぼした社会的影響について調べておく

授業内容

 第7講 企業の社会的責任とコーポレイトガバナンス(内部統制)
   1.企業の社会的責任

    製造物責任法(PL法)リコールと問題の最小化のための管理手法

  2.コーポレートガバナンス(内部統制)  について学習する              

8 回

予習・復習時間

連続授業の為第7回目と同じ

予習・復習

日科技連等から出版されているTQMに関する本の該当部分を精読しておく。

授業内容

 第9講 TQM

  TQMは有効な経営管理手法として企業全般に活用されている。そのTQMの概論とTQMを用いた経営の考え

  方とマネジメントの進め方について学習する

   1.TQMとは

   2.TQMの進め方

9 回

予習・復習時間

4時間

予習・復習

日科技連等から出版されているTQMに関する本の方針管理、方針連鎖について精読しておく

 

 

 

授業内容

 第9講 TQM:方針管理

  TQMに関する方針設定、方針管理、方針連鎖、施策管理について、良い方針の立て方、方針連鎖など、

  一連のTQMマネジメントについての基本について学習する

   1.ロジカルツリー

   2.方針について

   3.方針の管理について

 

課題有無

課題フィードバック方法

全体へのフィードバック

10 回

予習・復習時間

連続授業の為第9回目と同じ

予習・復習

TQMに関する方針設定、方針管理、方針連鎖について精読しておく

授業内容

第10講 TQM:方針の展開演習

    【演習1】経営方針、事業方針作成;TQMにおける方針作成、方針管理、方針連鎖、施策管理について

         演習活動を通じて学ぶ 

    ~1.A社の状況整理   ~2.方針書、重点施策の作成    

 

課題有無

課題フィードバック方法

全体へのフィードバック

11 回

予習・復習時間

4時間

予習・復習

前回演習した内容の整理

授業内容

第11講 TQM:実行計画

  1.DSTサイクルのプロセス

  2.実行計画書の作成ポイント

  3.DSTと実行計画

 【演習2】TQM方針設定とその管理について;
     TQMに関する方針、方針連鎖、施策、施策管理についてその実行計画書の作り方を演習を通じて学ぶ

 【演習3】TQM実行計画とその管理;
     施策展開について、その実行にあたっての実行計画管理、マネジメントについて演習活動を通じて学ぶ

課題有無

課題フィードバック方法

全体へのフィードバック

12 回

予習・復習時間

連続授業の為第12回目と同じ

予習・復習

前回演習した項目の整理

授業内容

第12項 TQM:PDCA表

  1.DSTサイクルとPDCAプロセス

  2.PDCA表のポイント

  3.事例テーマのPDCAを廻す

    【演習】PDCA表作成演習

課題有無

課題フィードバック方法

全体へのフィードバック

13 回

予習・復習時間

4時間

予習・復習

これまで配布した資料を一読し、疑問点、理解不足の所がある場合は質問事項を整理して用意しておく

授業内容

第13講 これまでの振り返り

  1.品質とは

  2.品質マネジメント

  3.品質改善

     改善ツール、問題の未然防止(FMEA,FTA )

     潜在的問題分析法(PPA法)

14 回

予習・復習時間

連続授業の為第13回目と同じ

予習・復習

品質管理、TQMについての基礎項目を確認しておく

授業内容

品質管理、TQMについての基礎項目の振り返りテスト

15 回

予習・復習時間

4時間

予習・復習

振り返りテストの内容に関して確認しておく

授業内容

振り返りテストの内容・結果を確認しながら品質管理、TQMの復讐、まとめを行う

課題有無

課題フィードバック方法

全体へのフィードバック

授業方法

パワーポイントによる授業を主体に、演習を交えながら問題に対する考察を深め、品質管理とTQMについての理解を深める

テキスト

授業時配布のパワーポイント

参考図書

日本規格協会、日科技連や能率協会等から出版されている品質管理、TQMに関する本

成績評価

評価の視点
評価
ウェイト
備考

授業内容理解、最終試験

50 %

授業への参画姿勢、演習の活動内容と成果の評価

50 %

質疑応答など授業への積極的な参画姿勢、個人演習、グループ演習の活動内容と成果の評価

合計
100%

受講生へ授業科目のアピールポイント、必要な基礎となる科目の履修や知識・スキル

予習、復習の中で受講生の会社における品質に関わる仕組み、トラブルシューティング、未然防止などの状況を調べることを求めていますが、自社において該当しない場合はその限りではありません。該当する場合は一度調べて受講すると、より理解し易くなります。

CONTENTS

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