プログラム&プロジェクトマネジメントの基礎(プロジェクト編) PDF

Basis of Program and Project Management (Project)

単位数

2単位

開講学期

春学期

開講曜日・時限

金曜日 1時限目

位置づけ

プロジェクトマネジメントコース分野 基礎段階

科目紹介

科目の重要性・必要性

開発投資とプロジェクト化ビジネスがGDPの約30%に達する「プロジェクト化の時代」と言われる中で、確実にプロジェクトを完成に導くためにはプロジェクトマネジメントに精通したプロジェクトリーダーの力量によるところが大きい。社内改革、社内ベンチャー、新規事業の立ち上げにおいてもプロジェクトとしての手法や展開が同様に求められる。本科目は自身のプロジェクトを成功に導くために、プロジプロジェクト業務におけるプロジェクトリーダーとメンバーが身に着けて欲しいプロジェクトマネジメントの体系的知識、考え方、実際の活用について学ぶ 

科目の目的

 プロジェクトには想定外の様々な問題が多々起こり、トラブルシューティングの苦労が多いと言われます。「プロジェクトを成し遂げた」と言っても実際には「予算が守れなかった」「終了・引き渡しの日程が守れなかった」「契約内容の仕様を達成するのに大変な思いをした」この様なことが良く起こります。プロジェクトではコスト、日程、品質の間にトレードオフの関係があり、この3つのどれかが守れないことがよく起こります。あるいは少ない予算、短い日程、メンバーの不足などでプロジェクトのスタートの時点から既に失敗しているというケースもあります。

 当然、上手にプロジェクトを運営し、成功している事例も沢山あります。そこにはプロジェクトを成し遂げるための必要な要素、マネジメントの勘所など、共通したマネジメントを行う仕組みがあります。プロジェクトの遂行に対する基本的なモデルは、1.企画・構想、2.計画・設計の提案、3.実行・展開、4.完了と引き渡し、後の事業価値の獲得の4ステップである。このプロジェクトライフサイクルでのプロジェクトマネジメントを身につけ、実際の遂行に際してリーダーシップが出せるような実践能力の獲得が本科目の目的とする。

 

 

 

 

到達目標

 本科目はプロジェクトがスムーズに展開され成果に結びつけるために、プロジェクトの開始から終了までの流れに沿って、特にその中核となる投資とコスト、スケジュール管理、創出される成果物(商品・システム・仕組み)としての価値、人・チームマネジメントを中心にプロジェクトマネジメント考え方、体系的知識、実際の活用について学ぶ講座です。

 そしてプロジェクトのマネジメントの知識体系をベースにプロジェクトリーダーとして適切なマネジメント力と対応力、リーダーシップが出せるような実践力を身に着けることをめざします。

 

 

受講してもらいたい院生

プロジェクトやプログラムを企画・立案・推進する人で社内変革や改革、第2創業など新たな価値創造の担い手・牽引者となる人。また経営側のプロジェクトを評価する人、評価側に立つ人にも受講して頂きたいと思います。経営革新や技術開発、起業・第二創業もプロジェクトで展開していくことを考えれば院生全員が対象者です。

 

授業計画

1 回

予習・復習時間

4時間

予習・復習

参考図書に挙げた「P2Mプログラム&プロジェクトマネジメント標準ガイドブック」(日本プロジェクトマネジメント協会編)「P2M入門」(小原重信著)等の該当箇所を精読して 、授業内容の概要とキーワードを理解しておく。

授業内容

 プロジェクト概論 1

 プロジェクト活動について、プロジェクトとは何か、プロジェクトの定義とプロジェクト活動の全体概要を導入として学習する。

      1.プロジェクトの定義 その1
    1.プロジェクトとは
    2.企業活動とプロジェクト
    3.プロジェクトの定義

   2. プロジェクトマネジメント(第2講で)

     

2 回

予習・復習時間

4時間

予習・復習

参考図書「P2Mプログラム&プロジェクトマネジメント標準ガイドブック」(日本プロジェクトマネジメント協会編)等の該当箇所を精読して 、授業内容の概要とキーワードを理解しておく。

授業内容

 プロジェクト概論 2

  プロジェクト活動を通じて組織とプロジェクトマネジャーに求められるプロジェクトマネジメントついて、その全体概要を学習する。

   2. プロジェクトマネジメント

 

課題有無

課題フィードバック方法

全体へのフィードバック

3 回

予習・復習時間

4時間

予習・復習

参考図書「P2Mプログラム&プロジェクトマネジメント標準ガイドブック」(日本プロジェクトマネジメント協会編)等の該当箇所を精読して 、授業内容の概要とキーワードを理解しておく。

授業内容

 目標マネジメント

  プロジェクトの目標を達成するためのマネジメントの中の個別マネジメント群、特にスコープマネジメント、タイムマネジメントについて学習する。
   1.P2Mの目標マネジメントの体系
   2.スコープマネジメント
   3.タイムマネジメント

4 回

予習・復習時間

4時間

予習・復習

参考図書「P2Mプログラム&プロジェクトマネジメント標準ガイドブック」(日本プロジェクトマネジメント協会編)等の該当箇所を一読して、授業内容の概要とキーワードを理解しておく。
自社における投資の申請から承認までの一連の仕組みについて調べておく。

授業内容

 投資マネジメント 

  プロジェクト活動は投資活動でもある。その投資マネジメント全般について、執行するプロジェクト側、管理する経営者側の両面から見た投資のとらえ方とマネジメントについて学習する。
   1.投資マネジメント
   2.投資決裁
   3.投資審議資料
   4.投資と減価償却
   5.投資基準、投資効果(第5講で)

5 回

予習・復習時間

4時間

予習・復習

参考図書「P2Mプログラム&プロジェクトマネジメント標準ガイドブック」(日本プロジェクトマネジメント協会編)等の該当箇所を精読して 、授業内容の概要とキーワードを理解しておく。自社における投資の申請から承認までの一連の仕組みについて調べておく。

授業内容

 投資マネジメント 2

  投資の可否判断基準となる投資の経済性評価法について、演習を交えて学習し、投資判断についての理解を深める。                        
              5.投資基準、投資効果

 

6 回

予習・復習時間

4時間

予習・復習

自社における意思判断決定プロセスについて調べておく。

 

授業内容

 決定分析

  プロジェクト活動にはいくつかの選択肢の中から一つに絞り込む意思決定が必ず伴う。プロジェクト関係者が納得、共有できる決定のための思考プロセスについて学習する。
    1. ケプラー・トリゴー ラショナル・プロセス(KT法)(参考)における決定分析法の位置づけ
    2. DA分析表作成プロセス
    3. DA表の例

課題有無

課題フィードバック方法

全体へのフィードバック

7 回

予習・復習時間

4時間

予習・復習

参考図書「P2Mプログラム&プロジェクトマネジメント標準ガイドブック」(日本プロジェクトマネジメント協会編)等の該当箇所を精読して 、授業内容の概要とキーワードを理解しておく
自社の理念、経営方針における品質の取り扱い、位置付け、品質への取り組み姿勢等を整理しておく。

授業内容

品質マネジメント

 プロジェクトにおける品質のとらえ方、1.プロジェクト活動の最終成果物の品質確保 2.そのための活動・運営の質の確保のプロジェクト活動のプロセスと成果物の品質について学習する
  1.品質とは
  2. プロジェクトにおける品質
  3.品質計画
  4.品質管理と品質保証

 

                

8 回

予習・復習時間

4時間

予習・復習

参考図書「P2Mプログラム&プロジェクトマネジメント標準ガイドブック」(日本プロジェクトマネジメント協会編)等の該当箇所を精読して 、授業内容の概要とキーワードを理解しておく。
自社のプロジェクトの推進、進め方等に関する管理、ルール等を調べておく。

授業内容

 プロジェクト遂行マネジメント 1 

  プロジェクト進捗管理上で必要となる提案、遂行と ミュニケーション、変化点管理、課題管理、完了報告と引き渡し報告について学習する。
   1.プロジェクトの提案
   2.プロジェクト遂行とコミュニケーション
   3.変化点管理.課題管理
   4.プロジェクトの完了と引き渡し  

 

9 回

予習・復習時間

4時間

予習・復習

参考図書「P2Mプログラム&プロジェクトマネジメント標準ガイドブック」(日本プロジェクトマネジメント協会編)等の該当箇所を精読して 、授業内容の概要とキーワードを理解しておく。
自社で採用している(商品開発、生産、事業、ICT等)プロジェクトの推進、進め方等に関する管理のやり方、フェーズゲート、ルール等を調べておく。

 

  

 

授業内容

 プロジェクト遂行マネジメント 2 

  プロジェクトのライフサイクルと商品開発、生産、事業、ICT等の各プロジェクトにおけるフェーズゲート管理について学習する。

   プロジェクト展開フロー
   1.プロジェクトライフサイクル
   2.事業プロジェクトフロー
   3.製品開発プロジェクトフロー

   生産プロジェクトフロー
   4.ICT開発プロジェクトフロー

 

 

 


 

 

10 回

予習・復習時間

4時間

予習・復習

参考図書「P2Mプログラム&プロジェクトマネジメント標準ガイドブック」(日本プロジェクトマネジメント協会編)等の該当箇所を精読して 、授業内容の概要とキーワードを理解しておく。自社におけるプロジェクトリーダー、メンバーの選出の決め方、組織化の進め方について調べおく。

授業内容

 プロジェクト組織マネジメント;企業組織とプロジェクト体制についてプロジェクト体制を抱えている企業の組織形態を概説し、会社内でのプロジェクト組織構築の基本について学習する

  1.プロジェクトの推進力
    (組織とメンバー)
  2.チームビルディング
  3.プロジェクト組織の特徴
  4.プロジェクト組織デザイン
  5.組織の環境・・・・良い組織とは

課題有無

課題フィードバック方法

全体へのフィードバック

11 回

予習・復習時間

4時間

予習・復習

参考図書「P2Mプログラム&プロジェクトマネジメント標準ガイドブック」(日本プロジェクトマネジメント協会編)等の該当箇所を精読して 、授業内容の概要とキーワードを理解しておく。自社におけるプロジェクトリーダー、メンバーの選出の決め方、組織化の進め方について調べおく

授業内容

 プロジェクトマネジャー

  プロジェクトマネジャーとリーダーシップについて、あるべきマネジャー像、リーダー像について学習する。
    1.マネジャー・リーダー像
    2.リーダーシップ論 
       3.プロジェクトのリーダーシップ
    4.プロジェクトマネジャー・リーダー
    5.プロジェクトリーダーの経験から

12 回

予習・復習時間

4時間

予習・復習

「P2Mプログラム&プロジェクトマネジメント標準ガイドブック」(日本プロジェクトマネジメント協会編)等の該当箇所を精読して 、授業内容の概要とキーワードを理解しておく。自社におけるリスク管理、リスク対応等その仕組みについて調べおく。

授業内容

 リスクマネジメント

  プロジェクトにおけるリスクとは何か、特にリスクの把握、リスク評価の方法、リスク対応での優先順位付  リスクの管理プロセスについて学習する

   1.リスクとは
      2.リスクマネジメントとリスク評価
           3.プロジェクトにおけるリスク

13 回

予習・復習時間

4時間

予習・復習

「P2Mプログラム&プロジェクトマネジメント標準ガイドブック」(日本プロジェクトマネジメント協会編)等の該当箇所を精読して 、授業内容の概要とキーワードを理解しておく。自社のプロジェクトで起こった過去の対外的なマネジメントトラブルについてその原因と解決策を調べておく

授業内容

 契約の概念とマネジメント

  プロジェクトにおける契約形態とその内容を学習する。そして特にプロジェクトに関係するコンプラアンス(法令遵守)について学習する
   1.契約とは
      2.プロジェクトに関わる契約
     2-1 プラント建設・設備等に関わる諸契約
     2-2 事業創出・展開に関わる諸契約

14 回

予習・復習時間

4時間

予習・復習

これまで配布された講義用テキストを読み返し、疑問点、質問内容について整理しておく。授業で出てきたキーワードについての復習、確認しておく

授業内容

授業全体の振り返り 1

15 回

予習・復習時間

4時間

予習・復習

これまで配布された講義用テキストを読み返し、疑問点、質問内容について整理しておく。

授業内容

授業全体の振り返り 2

 

授業方法

パワーポイントのテキストによる授業を基本に、質疑応答を交えながら進め、適宜演習問題等を入れ考察を深める

テキスト

授業時配布のパワーポイント

参考図書

「P2Mプログラム&プロジェクトマネジメント標準ガイドブック」(日本プロジェクトマネジメント協会編、日本能率協会マネジメントセンター刊、ISBN978-4-8207-4887-8)、「P2M入門」(小原重信著、H&I刊 ISBN4-901032-52-6)、「プロジェクト&プログラムマネジメント」(清水基夫著日本能率協会マネジメントセンター刊 ISBN978-4-8207-4668-3)、「中小企業技術経営実践講座」(日本工業大学大学院技術経営学科監修、工学図書(株)刊  ISBN978-4-7692-0482-4)  など

成績評価

評価の視点
評価
ウェイト
備考

質疑応答など授業への積極的な参画姿勢、レポート評価

50 %

最終試験

50 %

合計
100%

受講生へ授業科目のアピールポイント、必要な基礎となる科目の履修や知識・スキル

この講義はプログラム&プロジェクトマネジメントの基礎(プログラム編)と対になっており、プログラムマネジメント編と同時受講することを勧めます

CONTENTS

おすすめコンテンツ

その他のイベント

修了生の声

各選択コースの修了生に回答してもらっています。皆さん自身の気持ちも意識しながら、是非ご覧ください。

イベント&レポート

来て、観て、触れて、感じて下さい。日本工大MOTに興味がある方を対象として、様々なイベントを開催しています。