経営計画とイノベーション PDF

Development of management plan and Innovation

中小企業診断コース関連科目

単位数

2単位

開講学期

夏学期

開講曜日・時限

授業スケジュール参照

位置づけ

応用段階

区分

科目紹介

科目の重要性・必要性

今日の経営では、イノベーションの視点で経営戦略などを検討することが技術経営に限らず重要なことになっている。加えて、製造業においては製品開発戦略や知的財産戦略に活かすことも求められている。更に、これらの視点を経営計画レベルまで落とし込んでいくことも求められている。

科目の目的

技術経営におけるイノベーションの考え方を学び、それを経営戦略立案や経営計画策定に活かせるように、その基本を学ぶ。特に、製造業における製品開発戦略、知的財産戦略についてもイノベーションの視点で考えることができるようにする。加えて、経営計画立案に際して既存統計を活用することも多いので、その見方と利用ができるようになることも目指す。

到達目標

  1. 技術経営におけるイノベーションについて理解するとともに、実際の経営戦略・経営計画立案に活かすことができるようになること。
  2. 知的財産戦略についての基礎の修得
  3. 経営支援をする立場からの新規事業に係る経営計画の立案方法の修得
  4. 製品開発戦略の立案方法の修得
  5. 公的統計の見方・活用の仕方の修得

受講してもらいたい院生

中堅・中小企業の経営のコンサルタントを目指す院生。

授業計画

1 回

予習・復習時間

4時間

予習・復習

中小製造業における新製品開発について、自社または取引先などの「事例」をメモにまとめて講義に臨むこと。

授業内容

「なぜ新製品開発が必要なのか」(石井)

・フレームワークからみる新製品の必然性

・講義概要

・講師紹介

2 回

予習・復習時間

4時間

予習・復習

イノベーションに繋がるアイデア創出について、自社または取引先などの「事例」をメモにまとめて講義に臨むこと。

授業内容

「イノベーションの源泉としてアイデアをいかに生み出すか」(石井)

・イノベーションの概観

・イノベーションの源泉となるアイデア創出のプロセス

・アイデア創出から新製品を実現した事例

 

課題有無

課題フィードバック方法

個別フィードバック

3 回

予習・復習時間

4時間

予習・復習

新製品をいかに事業化するか、そのプロセスについて、自社または取引先などの「事例」をメモにまとめて講義に臨むこと。

授業内容

「新製品の事業計画を策定する」(石井)

・クロスSWOTからの事業戦略

・必要な経営資源の抽出

・事業化のための計画策定

4 回

予習・復習時間

4時間

予習・復習

新製品事業の評価方法について、自社または取引先などの「事例」をメモにまとめて講義に臨むこと。

授業内容

「その新製品は利益を生み出すか」(石井)

・新製品事業計画の見積損益計算書作成と評価(ワークショップ)

・新製品事業評価の発表

5 回

予習・復習時間

4時間

予習・復習

予習:技術とイノベーションについて自分なりに定義してみる。「技術で勝ってビジネスで負けた」の例を考えて見る。
復習:授業で紹介した価値創出と組織経営を自分なりに体系化して記述してみる。

授業内容

技術経営を理解するコンサルタント1(清水)
技術経営とは。技術経営を理解するコンサルタントとは。
技術とはイノベーションとは何か、日本企業でよく言われる「技術で勝ってビジネスで負けたとは」、そして技術経営として組織経営と価値創出の全体像を説明する。加えて、技術経営として重視すべき経営理論について紹介する。(「ダイナミックケイパビリティ」「両利きの経営」等)

6 回

予習・復習時間

4時間

予習・復習

予習:企業や事業(部署・チームでも)を経営するために考慮すべき要素を考えて見る。
復習:SPROを自分の知っている組織に適用し現状を記述してみる。

授業内容

中小企業の特徴と組織経営(清水)
戦略・プロセス・組織・経営資源の組織経営の枠組み(SPRO:Strategy/Process/Resource/Organization)と、PDSサイクルを廻すために必要な仕組みを説明する。変革のための戦略、人、仕組みの3つの起点を紹介する。
中小企業の状況を把握し、その状況にあった処方で支援するための考え方を説明する。

7 回

予習・復習時間

4時間

予習・復習

予習:身近な製品(例:ドリル)のニーズ、機能とそれを実現する技術を考える。
復習:身近な製品についてMFTツリーと技術リストを記述してみる。

授業内容

価値創出と無形な資産の可視化(清水)
コンサルタントの役割 その一面として無形資産投資のうち経済的競争力投資の低さを補うこと。価値創出のアイデア~チャリンの各段階の押えどころ。技術経営として重要なビジネスプラン、市場と技術のマッチング(M-F-T:Maket-Function-Technology)、技術リストと技術ポートフォリオの3つの視点。を説明する。

8 回

予習・復習時間

4時間

予習・復習

予習:自分の知っている組織でどんな経営資源が不足しているかを考える。
復習:自分がコンサルタントとしてどんな計画の枠組みを持つかを記述してみる。

授業内容

技術経営を理解するコンサルタント2(清水)
変革を実現する計画のために。中小企業の組織経営の問題と計画上の留意点。特に人モノ金情報の経営資源の育成・配分重視した検討と、価値創造のために厳しさに加えて緩い組織文化の重要性を説明する。また、中期計画での変革の積み重ねの大切さを紹介する。
コンサルタントとフレームワークの大切さ。

9 回

予習・復習時間

4時間

予習・復習

予習:経営計画が求められる場面と計画書の種類について想定してくること。
復習: 経営計画作成ニーズと計画作成に向けた体系を整理すること。

授業内容

経営計画の策定① (小林)
経営計画書の全体像と位置づけについて

10 回

予習・復習時間

4時間

予習・復習

予習:外部環境分析、内部環境分析の方法について復習してくること。
復習:ビジョンの作成と内部環境分析、外部環境分析の方法を整理すること。

授業内容

経営計画の策定②(小林)
計画作成の事前段階に必要となるビジョンおよび内外環境の整理

11 回

予習・復習時間

4時間

予習・復習

予習:財務分析の指標について復習してくること。
復習:計画策定に向けた財務分析のポイントについて整理すること。

授業内容

経営計画の策定③(小林)
経営計画作成における財務状況の整理

12 回

予習・復習時間

4時間

予習・復習

予習:経営計画作成に向けた体系を復習してくること。
復習:経営戦略の立案について整理すること。

授業内容

経営計画の策定④(小林)
経営戦略の立案と計画への落とし込み

13 回

予習・復習時間

4時間

予習・復習

予習:講義で触れた経営計画作成までの流れを理解してくること。
復習:立案した経営計画を見直すこと。

授業内容

事例をもとにした経営計画の立案①(小林)
事例をもとにして戦略を立案し計画を作成する

課題有無

課題フィードバック方法

個別フィードバック

14 回

予習・復習時間

4時間

予習・復習

予習:立案した経営計画を見直してくること。
復習:経営計画作成における全体像を整理すること。

授業内容

事例をもとに経営計画の立案②(小林)
各自立案した事業計画を評価する

15 回

予習・復習時間

4時間

予習・復習

予習:講義で触れた経営計画作成までの流れを理解してくること。

復習:立案した経営数値計画を見直すこと。

授業内容

事例をもとにした中期経営数値計画の立案①(小林)

事例をもとにして経営数値計画を作成する

16 回

予習・復習時間

4時間

予習・復習

予習:講義で触れた経営計画作成までの流れを理解してくること。

復習:立案した経営数値計画を見直すこと。

授業内容

事例をもとにした中期経営数値計画の立案②(小林)

事例をもとにして経営数値計画を作成する

授業方法

講義とグループでの検討・作業を交えて行う。

テキスト

教材のプリントを配布する。

参考図書

授業の中で適時指示する。

成績評価

評価の視点
評価
ウェイト
備考

授業参画度

63 %

授業中の積極的な発言とその内容、演習の際の的確な指摘や考え方の整理・発想など [1回~4回]13% [5回~8回]25% [9回~16回]25%

課題レポートの内容と発表する場合はそのプレゼンテーション力等

37 %

[1回~4回]12% [9回~16回]25%

合計
100%

受講生へ授業科目のアピールポイント、必要な基礎となる科目の履修や知識・スキル

経営戦略を策定後、それを基に具体的な計画を策定する必要がある。その場合、数字で将来予測をする必要があるので、その方法についても修得してもらいたい。更に、経営を取り巻く環境変化の激しさを踏まえると、そこにイノベーションの視点を組み込む必要がある。イノベーションについても基本の修得だけでなく、実際の経営戦略の中に活かすようになってほしい。

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