工場診断と生産管理システム PDF

Factory diagnosis and production control system

中小企業診断コース関連科目

単位数

2単位

開講学期

秋学期

開講曜日・時限

授業スケジュール参照

位置づけ

応用段階

区分

科目紹介

科目の重要性・必要性

製造企業の工場部門の経営課題に対して、解決のための的確な提言ができる能力を修得する。

科目の目的

中小企業・小規模事業者に対して、工場の製造と事務の現場に関する課題に対して、企業の規模や状況に応じた的確な提言ができるようになることを目的とする。

到達目標

・工場診断の基本プロセスを理解し、QC手法による問題発見のスキルを修得する
・製造システムの改善定石を理解し、支援・助言ができる能力を修得する
・管理システムの改善定石を理解し、支援・助言ができる能力を修得する
・中小企業・小規模事業者に対して工場改善の具体的な提言ができる

受講してもらいたい院生

中堅・中小企業の経営コンサルタントを目指す院生

授業計画

1 回

予習・復習時間

4時間

予習・復習

予習:製造業を対象とした診断の要素を洗い出しておく。
復習:全社診断とリンクした工場診断の進め方をまとめる。

授業内容

工場診断の進め方(基礎)
全社診断から工場診断へ掘り下げる場合の進め方を示す。全社の経営課題と工場で抽出する課題とを連動させながら診断を進めることを強調する。

2 回

予習・復習時間

4時間

予習・復習

予習:課題を持つ工場を想定し、どのような提言の切り口があるかを洗い出しておく。
復習:受講者の特性を活かしながら効果的な提言を行う方法をまとめる。

授業内容

工場診断の進め方(ケーススタディ)
小規模製造業に対するヒアリング結果をケースとする。抽出された経営課題に対する提言をまとめて発表する。

3 回

予習・復習時間

4時間

予習・復習

予習:QC手法やプロセスアプローチについて基礎事項を列挙しておく。
復習:QC手法等を事務業務や非製造業へ適用する場合の進め方をまとめる。

授業内容

品質問題とプロセスアプローチ(基礎)
QC手法・品質管理・プロセスアプローチの観点から問題を掘り下げる進め方を示す。事務業務や非製造業にも適用可能であることも強調する。

4 回

予習・復習時間

4時間

予習・復習

予習:受講者が関与する企業や業務で発生している品質問題を列挙しておく。
復習:品質問題の解決手順と、必要となる人材や情報資源をまとめる。

授業内容

品質問題とプロセスアプローチ(ケーススタディ)
中小製造業において、顧客で品質問題が発見された例をケースとする。再発防止策を盛り込んだ提言をまとめて発表する。

5 回

予習・復習時間

4時間

予習・復習

予習:ISO9001の概要を調査しておく。
復習:ISO9001の要件と他のマネジメントシステム規格との差をまとめる。

授業内容

ISO9001に準拠したマネジメント(基礎)
ISO9001の基礎と、中小企業・小規模事業者へ適用する場合の留意点を示す。

6 回

予習・復習時間

4時間

予習・復習

予習:受講者が関与する企業でISO9001を適用した場合の要点を列挙しておく。
復習:他のケースではマネジメントシステムの要点がどう変わるかをまとめる。

授業内容

ISO9001に準拠したマネジメント(ケーススタディ)
小規模製造業でISO9001に準拠したマネジメントシステムの構築を考えている例をケースとする。構築の手順や体制などを提言としてまとめて発表する。

7 回

予習・復習時間

4時間

予習・復習

予習:原価管理や納期管理の基礎事項について調査しておく。
復習:中小企業・小規模事業者が使う原価管理や納期管理の手法について進め方をまとめる。

授業内容

原価と納期の管理システムの改善(基礎)
管理システムを改善することが製品の原価や納期の改善に結びつくことを示す。実績・実態を正しく把握し、目標・標準と比較していくことが基本であることを示す。

8 回

予習・復習時間

4時間

予習・復習

予習:受講者が関与する企業や業務で原価管理、納期管理を改善するケースを想定する。
復習:中小企業・小規模事業者が自ら改善に取り組むには何が要点かをまとめる。

授業内容

原価と納期の管理システムの改善(ケーススタディ)
製造原価の低減に取り組んでいる中小企業の例をケースとする。原価管理をさらに効果的な活動とするための提言をまとめて発表する。

9 回

予習・復習時間

4時間

予習・復習

予習:段取替え・運搬等の改善手法を調査しておく。
復習:中小企業・小規模事業者におけるモノを扱うプロセスの改善手法をまとめる。

授業内容

モノを扱うプロセスの改善(基礎)
加工・組立・検査・運搬などモノを扱うプロセスに関して、段取替え・運搬・納期を切り口にしした改善の方法の要点を示す。分析や改善案策定には当事者を巻き込みながら進めることが重要であることを強調する。

10 回

予習・復習時間

4時間

予習・復習

予習:受講者が関与する企業や業務でモノを扱うプロセスの改善を行うケースを想定する。
復習:中小企業・小規模事業者が自ら改善に取り組むには何が要点かをまとめる。

授業内容

モノを扱うプロセスの改善(ケーススタディ)
納期遵守が課題の製造企業をケースとする。納期遵守のための提言をまとめて発表する。

11 回

予習・復習時間

4時間

予習・復習

予習:基礎的な情報改善の手法を調査しておく。
復習:中小企業・小規模事業者でよく使う情報改善の手法について進め方をまとめる。

授業内容

情報を扱うプロセスの改善(基礎)
工程設計、生産計画、作業指示、実績収集など情報を扱うプロセスの改善の方法と支援の要点を示す。情報は目で見えるようにすることが重要であることを強調する。

12 回

予習・復習時間

4時間

予習・復習

予習:受講者が関与する企業や業務で情報改善の手法を使うケースを想定する。
復習:中小企業・小規模事業者が自ら改善に取り組むには何が要点かをまとめる。

授業内容

情報を扱うプロセスの改善(ケーススタディ)
製造業の受注から納品、代金回収までの情報の流れを調査した例をケースとする。工数削減を目的とした事務業務の改善提言をまとめて発表する。

13 回

予習・復習時間

4時間

予習・復習

予習時での課題:自社の事業運営で良いところ、悪いところを整理しておく

       :自社の抱える問題、課題とその解決策 を整理しておく

       :特に部、課長の抱える問題、悩み、課題について整理しておく

授業内容

1..診断について

 1.事業診断と事業調査、事業監査との違い

 2.事業・業務診断とは

2.中小企業(製造業)を診る観点

 1.良い組織風土とその診断の観点

 2.中小企業の特徴・・・人、物、お金、情報に関して大企業と比較し中小企業の特徴を明らかにする

 3.中小企業が抱える問題、悩み・・・開発生産、営業、管理、オペレーションの問題を明らかにする

 4.部、課長の役割・・・運営管理上のキーとなる中小企業の部、課長の役割を明らかにする

14 回

予習・復習時間

4時間

予習・復習

製造部門・工場運営に関わるS(安全)/M(モラル、人)/Q(品質)/C(コスト)/D(納期)の仕組みや管理のループ、情報の流れを掴んでおく

 

授業内容

1.製造業の事業診断のKeyとなる観点

  1.マーケットインの考え方・診かた(製品に対する考え方)

  2.工程設計の考え方・診かた(生産管理・ラインに対する考え方)

  3.損益分岐点の考え方・診かた(原価管理の基本的な考え方)

  4.プロセスマネジメントの考え方・診かた(製造管理全般の評価の指標)

2。製造業の事業診断(現場)の進め方

  1.診断実査のスケジュール

  2.診断実査の準備ポイント

  3.診断実査の進め方

  4.診断実査の調査項目、チェックシート、進め方

15 回

予習・復習時間

4時間

予習・復習

予習:開示されている過去の診断報告書、監査報告書、調査報告書など外部機関が作成したものを一読しておく

 

授業内容

製造業の事業診断に対しての診断報告書のまとめ方
  1.診断報告書の内容 

  2.診断報告書のありたい姿と内容に求められること

  3.診断報告書のまとめ方  

  4.診断レポートの事例紹介(良い診断レポートと悪い診断レポート)

16 回

予習・復習時間

4時間

予習・復習


予習課題 ; 自社の特命事業(プロジェクト)の進め方、展開フロー、仕組みなどを調べておく。

       過去の個人、会社のプロジェクトを一つ取り上げて、そのプロジェクトについての経緯など

       を調べ何故うまくできたのか、何故失敗したのか等を整理をしておく。 

 

授業内容

1.プロジェクト概論

  1.プロジェクト概論
     1.プロジェクトとは

     2.プロジェクトマネジメントについて

     3.プロジェクトチームとリーダーについて

       良いプロジェクトの進め方、悪いプロジェクトの進め方

  2.プロジェクト(製造業の特命事業)に対する業務診断の進め方

 

課題有無

課題フィードバック方法

全体へのフィードバック

授業方法

基本的な事項の確認と、ケーススタディを交互に行う。ケーススタディの回では、提示したケースについてのグループ討議結果を発表する。

テキスト

毎回、講義内容あるいはグループ討議するケースを記述した資料を配布する。

参考図書

適宜、紹介する。

成績評価

評価の視点
評価
ウェイト
備考

グループ討議の発表内容[1回~12回]

30 %

ケーススタディでのグループ討議の発表に対し、中小企業・小規模事業者の支援を想定し、具体的で有効な考察を含んだ内容を盛り込めたかを評価する。

グループ討議への参画度[1回~12回]

45 %

ケーススタディでのグループ討議の過程で、理論・基本思想および受講者自身のビジネス経験を盛り込みながら、討議内容を深めたかを評価する。

質疑における回答や意見表明が適切であること。[13回~16回]

25 %

授業での質問に対する的確な回答、討議における積極的な意見表明を見る。また、内容的に具体的なケースを踏まえているとともに、学習した内容を理解した上での説明になっていること。

合計
100%

受講生へ授業科目のアピールポイント、必要な基礎となる科目の履修や知識・スキル

工場現場に対する提言は具体性が重要である。受講者の特徴を活かしながら具体的な提言をするにはどうするかをケースを通じて考えて欲しい。

CONTENTS

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イベント&レポート

来て、観て、触れて、感じて下さい。日本工大MOTに興味がある方を対象として、様々なイベントを開催しています。

コラム

修了生の声

各選択コースの修了生に回答してもらっています。皆さん自身の気持ちも意識しながら、是非ご覧ください。