経営革新と企業再生実践 PDF

Management innovation and corporate revitalization practice

中小企業診断コース関連科目

単位数

2単位

開講学期

冬学期

開講曜日・時限

授業スケジュール参照

位置づけ

応用段階

区分

科目紹介

科目の重要性・必要性

中小企業支援のコンサルタントとしては、経営計画の代表である経営革新計画について総合的かつ実践的な支援・助言ができる技能を修得する必要がある。加えて、環境変化が激しい今日、企業再生手法の修得も必要となっている。

科目の目的

中小企業・小規模事業者に対して経営革新の必要性を示唆し、経営革新計画の策定に対する助言とその実行支援ができるようになること、並びに企業再生の実行支援ができるようになることを目的とする。

到達目標

  • 経営革新におけるビジネスモデルの構築、経営資源の配分、またイノベーションの推進に関する成功要因を的確に理解し、経営革新計画のポイントを修得する。
  • 中小企業・小規模事業者が経営革新に取り組む際に、事業者の自律性を重視して、経営課題発見・解決のための的確で具体的な助言ができることを目標とする。
  • 企業再生に関する法制度、再生計画(経営改善計画)策定のポイント、プロセスを理解し、経営立て直しの指導・支援・アドバイスができるスキルを修得する。

受講してもらいたい院生

中小企業経営などの経営コンサルタントを目指す院生

授業計画

1 回

予習・復習時間

4時間

予習・復習

予習:経営革新計画に関する中小企業庁のホームページを見ておく。
復習:経営革新計画の体系についてまとめる。

授業内容

【講義】経営革新計画とは
・中小企業新施策における経営革新計画の位置づけ
・経営革新の必要性
・経営革新計画で求められる新事業活動の6つの定義
・経営革新計画で求められる新規性・市場性・実現性とは
・経営革新計画承認によって得られる中小企業新施策(計画承認のメリット)

2 回

予習・復習時間

4時間

予習・復習

予習:経営革新計画の類型とその事例を調査しておく。
復習:経営革新が必要な状況で、どんな方向の革新が有効かをまとめる。

授業内容

【講義】経営革新計画書の体系を学ぶ
・東京都の申請書式を事例に書類の体系方法を学ぶ
・会社概要のポイント
・新事業の内容のポイント
・具体的内容についてのポイント
・中小企業診断士としての活動の実際

3 回

予習・復習時間

4時間

予習・復習

予習:経営革新計画の申請と認定の手順を調査しておく。
復習:経営革新計画の申請に必要な書類や受けられる支援策をまとめる。

授業内容

【講義】経営革新計画書の数値計画を学ぶ
・付加価値の計算方法
・経営計画及び資金計画立案の注意点
・数値設定の根拠策定の方法
・市場規模等との具体的内容についてのポイント

4 回

予習・復習時間

4時間

予習・復習

予習:経営革新計画の申請を支援する場合の作業を想定しておく。
復習:中小企業・小規模事業者に対する認定への気づきをどう誘導するかをまとめる。

授業内容

【講義】経営革新計画作成の手続きと申請方法を学ぶ
・依頼を受けるルートや体系、中小企業支援機関
・申請の手順、申請窓口との係わり方
・経営革新計画の内容の他の補助金との関係と応用
・中小企業診断士としての活動の実際

5 回

予習・復習時間

4時間

予習・復習

予習:経営環境の変化にはどんなものがあるかを列挙しておく。
復習:経営環境の変化に気づくには日常どんな情報を収集しておくべきかをまとめる。

授業内容

【講義】経営革新計画作成のヒアリング手法を学ぶ
・ヒアリングの際に有効なツールを学ぶ
・経営者の考えをまとめるフレームワークを学ぶ
・ヒアリングの際のコーチング技術を学ぶ

6 回

予習・復習時間

4時間

予習・復習

予習:どのような質問が有効かを考えてまとめておく。
復習:ヒアリング内容のメモをまとめておく。

授業内容

【演習】ヒアリングの実施
・講師を一人の経営者として見立て、実在する企業の経営革新計画を作成へのヒアリングを実施する

7 回

予習・復習時間

4時間

予習・復習

予習:経営革新計画の書式体系を見直しておく。
復習:ヒアリング内容を経営革新計画に落とし込む。

授業内容

【演習】経営革新計画の作成①
・前回ヒアリングした内容を基に、経営革新計画を受講者一人一人が作成する

8 回

予習・復習時間

4時間

予習・復習

予習:経営革新計画の書式体系を見直しておく。
復習:ヒアリング内容を経営革新計画に落とし込む。

授業内容

【演習】経営革新計画の作成②
・前回ヒアリングした内容を基に、経営革新計画を受講者一人一人が作成する

9 回

予習・復習時間

4時間

予習・復習

予習:経営革新計画を完成する。
復習:講評内容を基に、自作の経営革新計画を修正する。

授業内容

【発表と講評】作成した経営革新計画を発表し講評を得る①

10 回

予習・復習時間

4時間

予習・復習

予習:経営革新計画を完成する。
復習:講評内容を基に、自作の経営革新計画を修正する。

授業内容

【発表と講評】作成した経営革新計画を発表し講評を得る②

11 回

予習・復習時間

4時間

予習・復習

予習:1回目から10回目の授業全体を振り返ること
復習:授業における経営革新計画の実例を振り返ること

授業内容

経営革新計画の実例①

実例をもとに経営革新計画の活用事例を探る

12 回

予習・復習時間

4時間

予習・復習

復習:授業における経営革新計画の実例を振り返ること

授業内容

経営革新計画の実例②

実例をもとに経営革新計画の活用事例を探る

13 回

予習・復習時間

4時間

予習・復習

【企業再生】
予習:中小企業再生支援協議会のサイト等で、企業再生とは何かについて事前に学習しておく。
復習:中小企業再生支援協議会のサイト等で、講義に関連する情報を閲覧して理解しておく。

授業内容

【企業再生】
企業再生①:講義(講義時テキスト配布)

  • 中小企業再生の歩み
  • 中小企業再生支援協議会の役割と活用
  • 再生計画の策定
  • 経営改善計画の策定

課題有無

課題フィードバック方法

全体へのフィードバック

14 回

予習・復習時間

4時間

予習・復習

【企業再生】
予習:再生計画の策定方法について確認しておく。
復習:グループディスカッションでの気づきを整理しておく。

授業内容

【企業再生】
企業再生②:演習1(グループワーク)

  • 演習ケース資料についての説明
  • 演習資料の読みこなし
  • グループ相関図、ビジネスモデル俯瞰図の作成

15 回

予習・復習時間

4時間

予習・復習

【企業再生】
予習:演習ケース資料を再度読み込んでおく。
復習:グループディスカッションでの気づきを整理しておく。

授業内容

【企業再生】
企業再生③:演習2(グループワーク)

  • 窮境要因分析
  • 課題設定、対策立案
  • 計数計画、アクションプラン計画、モニタリング計画策定

16 回

予習・復習時間

4時間

予習・復習

【企業再生】
予習:14回と15回のグループワークでの検討結果をブラッシュアップし、発表の準備をする。
復習:グループ発表や質疑応答、講評等での気づきを整理しておく。

授業内容

【企業再生】
企業再生④:演習3(グループワーク)

  • 演習結果グループ発表(ロールプレイング)
  • 質疑応答、講評
  • ”企業再生”講義の振り返り、まとめ

授業方法

【革新】
基本的な事項の確認と、ケーススタディを交互に行う。ケーススタディの回では、提示したケースについてのグループ討議結果を発表する。
【企業再生】
基本的な企業再生の枠組みと方法論についての講義を行ない、その後再生支援が必要な企業のケース資料についてグループワークで分析し経営改善計画策定演習を行ないます。まとめた結果をグループ毎に発表(ロールプレイング)を行ないます。他のグループや講師からの質疑応答を通じて理解を深めます。

テキスト

【革新】
毎回、講義内容あるいはグループ討議するケースを記述した資料を配布する。
【企業再生】
講義時、テキスト、参考資料、演習課題資料等を配布します。

参考図書

適宜、紹介する。

成績評価

評価の視点
評価
ウェイト
備考

作成した経営革新計画の要件充足度

60 %

【革新】 作成した経営革新制計画の要件充足度 作成した経営革新計画に記された内容が、都道府県が経営革新計画としての承認を与えるに足る内容であるか、その充足度を評価する。

ヒアリング内容の適切さ

15 %

【革新】 ヒアリング内容の適切さ 経営者への模擬ヒアリングにおいて、企業の強みや弱み、経営者の想いを引き出す質問をしていたか。答えやすい質問を投げかけられていたかを評価する。 

課題レポートの内容[13回~16回]

12 %

【企業再生】 課題レポートの内容 レポートを1回だします。テーマ、提出方法はについては第13回の講義終了時に指示します。

演習ワークでの参画度ならびに発表内容[13回~16回]

13 %

【企業再生】 演習ワークでの経営改善案立案および発表参画度ならびに発表内容 演習ワーク(経営改善案立案)でのグループディスカッションへの積極的な参画と取りまとめ、積極的な質問、活発な意見表明、演習での取りまとめの結果の発表貢献度及び発表内容などを基に総合的に評価します。 

合計
100%

受講生へ授業科目のアピールポイント、必要な基礎となる科目の履修や知識・スキル

【革新】
経営革新は中小企業・小規模事業者に対する支援の中核となるものである。計画策定だけでなくモニタリングまで一貫して支援することを想定して取り組んで欲しい。
【企業再生】
演習中心に講義展開しますので、グループワークに積極的に参画し活発なディスカッションとなるよう心がけて下さい。特に自分が、企業再生の当事者(経営者や支援コンサルタント)になったつもりで取り組んで下さい。演習結果の発表はロールプレイングで行います。

その他

【革新】
前半は金曜日の1時限から2時限、後半は土曜日の1時限から2時限の連続授業で行う。
【企業再生】
企業再生においては非弁行為に気をつける。中小企業診断士の担うべき領域、他の専門家(弁護士等)の担うべき領域を理解する。

CONTENTS

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