MOT 働きながら技術経営が学べる1年制大学院 日本工大MOT

組織診断の進め方と人材マネジメント計画

  • How to diagnose the organization and Human resource management plan
担当教員 安田 厚
高久 馨
専任・客員 客員
客員
単位数 2単位
開講学期 夏学期 開講曜日・時限 火曜日 1・2時限
位置づけ 組織・人材マネジメント分野 基礎段階
科目紹介
科目の重要性・
必要性
 企業が「ありたい姿」を実現するためには、「人」という経営資源を適切にマネジメントし、一人ひとりにその能力を十分に発揮してもらうことが必要である。また、そのためには個人としての「人」だけでなく、「組織」という視点での組織能力の向上も必要不可欠である。特に経営環境が激しく変化する今の時代においては、自社の組織上の問題点を把握し、日々改善していくことがより一層重要になる。
 本科目では、中小企業の組織上の問題をあぶり出し、改善策を立てるために必要となる知識・考え方や、人と組織に関する現状を総合的に把握し、今後の具体的な方向性を整理するための考え方を学習する。
 また、最後の三回(授業は先行して実施)では、実際の中小企業を診断するときに活用できるモラールサーベイの手法について、実際のアンケート内容も含め講義を行う。
科目の目的  本科目では、中小企業の人と組織に関する問題を発見する能力、またその問題の解決に向けた具体的な指導・アドバイスができる能力を身につけてもらうことを目的とする。
到達目標  上記目的の下、具体的な到達目標としては、以下の5項目の理解とその活用能力の修得を掲げる。
 ①経営目標の達成および組織能力の向上を図るうえで、障害となる人と組織に関する問題を的確に発見できるスキルを修得すること。
 ②明確化された人と組織に関する問題に対し、経営の全体最適を考慮した解決策を考え、また解決策の実現に向けた具体的なシナリオを策定できるスキルを修得すること。
 ③理論知識の具体的な活用場面や活用方法を修得するとともに、理論知識と現場実務とのギャップを理解すること。
 ④中小企業経営における人と組織の問題の特質を理解し、それらを踏まえたうえで最適な解決策を考える姿勢を身につけること。
 ⑤モラールサーベイの意味と手法を修得する。
受講してもらいたい
院生
 中小企業に対する人事関連制度の策定支援や組織能力を向上させるための支援に興味のある院生に受講してもらいたいと考えています。
授業計画
1回 予習・復習時間 4時間
予習・復習 予習:企業経営理論の中から、人事・組織に関わるこれまでの学習内容を確認する。
復習:自社の人事・組織面の課題について考察する。
授業内容 ・本科目の講義概要
・中小企業が抱えている人事・組織面の課題の整理
2回 予習・復習時間 4時間
予習・復習 予習:「良い組織風土」「悪い組織風土」について考える。
復習:自社の組織風土の特徴について考察する。
授業内容 ・組織風土変革の方法
・組織風土診断
3回 予習・復習時間 4時間
予習・復習 予習:組織構造の一般的な種類とそれぞれの特徴について整理する。
復習:自社の組織構造の特徴について考察する。
授業内容 ・中小企業の組織構造の特徴
・人員構成の分析
4回 予習・復習時間 4時間
予習・復習 予習:採用時に企業が行う仕事の流れを考える。
復習:採用時・退職時に企業が注意すべき点を整理する。
授業内容 ・採用プロセスにおける留意点
・問題社員対応および退職時の対応
5回 予習・復習時間 4時間
予習・復習 予習:過去の自らの業務経験を振り返り、人材育成について「上手くいったこと」「上手くいかなかったこと」を考える。
復習:スキルマップの作成手順を整理する。
授業内容 ・人材育成(部下指導)の基本的な考え方
・スキルマップの活用
6回 予習・復習時間 4時間
予習・復習 予習:過去の自らの業務経験を振り返り、どのようなことでモチベーションが「上がったか」「下がったか」を考える。
復習:モチベーションマネジメントの考え方を整理する。
授業内容 ・モチベーションマネジメントの基本的な考え方
・モチベーション理論の具体的な活用方法
7回 予習・復習時間 4時間
予習・復習 予習:職能等級制度、職務等級制度、役割等級制度など、代表的な等級制度の特徴を整理する。
復習:職務調査・職務評価の実施方法を整理する。
授業内容 ・等級制度の種類および特徴
・職務調査・職務評価について
8回 予習・復習時間 4時間
予習・復習 予習:自社の(もしくは一般的な)評価制度の問題点について考える。
復習:評価制度を構築するにあたっての注意点および評価者が陥りやすいエラーを整理する。
授業内容 ・評価制度の構築手順
・評価者研修について
9回 予習・復習時間 4時間
予習・復習 予習:給与を決める基準にどのようなものがあるか(例えば「能力」「仕事」など)を考える。
復習:実務で使うことの多い賃金分析のパターンを整理する。
授業内容 ・中小企業における給与制度の特徴
・賃金分析について
課題有無
課題フィードバック方法 全体へフィードバック
10回 予習・復習時間 4時間
予習・復習 予習:賞与額を決める基準にどのようなものがあるか(例えば「基本給」「評価」など)を考える。
復習:中小企業における賞与制度・退職金制度それぞれの特徴を整理する。
授業内容 ・ポイント制賞与制度
・退職金制度を見直す際の留意点
11回 予習・復習時間 4時間
予習・復習 予習:人件費にはどのようなものが含まれるかを考える。
復習:学習した人件費、労働生産性、労働分配率の数字の意味とそれぞれの関係を整理する。
授業内容 ・人件費の考え方
・労働生産性・労働分配率について
課題有無
課題フィードバック方法 全体へフィードバック
12回 予習・復習時間 4時間
予習・復習 予習:第1回~第11回で学習したことを再度復習し、疑問点を整理する。
復習:分析結果の振り返りを行う。
授業内容 ・人事制度に関する事例の分析①
 各取組みの目的(狙い)の分析
13回 予習・復習時間 4時間
予習・復習 予習:第1回~第11回で学習したことを再度復習し、疑問点を整理する。
復習:分析結果の振り返りを行う。
授業内容 ・人事制度に関する事例の分析②
 成功要因の分析
14回 予習・復習時間 4時間
予習・復習 予習:ケーススタディについて検討準備を行う。
復習:ケーススタディの振り返りを行う。
授業内容 ・人材マネジメントシステムの再構築①
 問題点の整理
15回 予習・復習時間 4時間
予習・復習 予習:ケーススタディについて検討準備を行う。
復習:ケーススタディの振り返りを行う。
授業内容 ・人材マネジメントシステムの再構築②
 対応策の検討
16回 予習・復習時間 4時間
予習・復習 予習:ケーススタディについて検討準備を行う。
復習:ケーススタディの振り返りを行う。
授業内容 ・人材マネジメントシステムの再構築③
 提言のまとめ
17回 予習・復習時間 4時間
予習・復習 予習:モラールサーベイの方法について検討する
復習:モラールサーベイの調査項目につい手振り返りを行う
授業内容 モラールサーベイ(従業員意識調査)の歴史的変遷から、その目的や意義について
モラールサーベイの調査項目の考え方について
18回 予習・復習時間 4時間
予習・復習 予習:モラールサーベイの分析について検討する
復習:モラールサーベイの結果の分析方法について振り返る
授業内容 モラールサーベイの調査を実施するときの留意点や、実施後のデータ解析方法について
種々の組織活性化方法について
19回 予習・復習時間 4時間
予習・復習 予習:モラールサーベイの集計分析方法を検討しておく
復習:モラールサーベイの結果から、追加調査と提案内容へのつながりを振り返る
授業内容 モラールサーベイを実施したケースを元に、データの分析方法と追加調査内容の検討をする。
モラールサーベイの分析結果から、どの様な改善提案をするべきか検討する
課題有無
課題フィードバック方法 個別フィードバック
授業方法  組織や人材マネジメントに関する基本的な考え方(理論、方法論など)と具体的な実務場面での適用(応用)の方法を講義と演習を交えて学んでいただきます。演習では、中小企業支援の実務で行う頻度の高いものをピックアップし、必要に応じて受講者間での討議も行いながら進めていきます。
 モラールサーベイについては、講義とともに実際の調査結果の分析訓練も行います。
テキスト  毎回、講義で説明する内容をまとめた資料を配布します。また、必要に応じて補足説明用の資料も配布します。
参考図書 適宜、紹介します。
成績評価
評価の視点 評価
ウェイト
備考
講義への参画度 50 % 講義の中で実施するグループ討議への積極的な参画と取りまとめ、積極的な質問や意見の表明、講義の中での発表内容などを総合的に評価します。
課題レポートの内容 50 % 課題レポートを2回出します。テーマ・提出方法については事前に指示します。
合計 100%  
受講生へ  人や組織に関し、中小企業においては、大企業と異なる特徴・実態があるため、それらを念頭において受講していただきたいと思います。
その他  受講生の理解の進展度合い、またはその他の理由により、カリキュラムの内容や順番に変更が生じる場合がございます。課題の有無につきましても、変更する場合がございます。
 前半は火曜日の1・2時限ですが、後半は土曜日の主に3・4・5時限の授業となります。
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