TsutomuSasaki

佐々木

見渡す能力を醸成し、人としての活動全てに活かしましょう。

  • 専任教授(実務家教員)
  • ㈱ヴィジョン研究所取締役主任研究員

Question

担当している領域・科目について教えてください。

いずれの担当科目においても、経営を見渡すことができるようになる事、技術の発展・変貌を見渡すことができるようになる事を目指して、授業の内容を構成しています。
見渡し方は人によって異なります。皆さんが、自分なりの見渡し方のベースを本MOTで身に着け、修了後はそれのブラッシュアップを続けてもらえるように、常に考えて、講義やゼミ、実習などに臨んでいます。見渡すというと、物事をざっくり認識することだと誤解されそうですが、そうではありません。どのように見渡すかで、今後の方針・方策の検討の視点が決まってきます。見渡すことは現状把握だけでなく、今後の方針・方策を検討する上でも求められることなのです。
『日本的経営と中堅・中小企業経営論』や『経営戦略の形成』では、事業システムを基軸に、経営全体を見渡せるようになる事を目指しております。『技術・社会・新産業』では、技術を4つの視点で把握することを通して、新たな事業の構想に役立ててもらいたいと考えております。また、事業活動を推進する上で、組織をどのようにするかは大きな課題です。『日本的経営と中堅・中小企業経営論』では、企業成長論や企業パラダイム論をベースに、組織構築とその変革の方法を、特に日本的経営の特徴を活かす視点で学んでもらえるようにしております。

実務家時代にどのような業務に携わってきましたか?

40歳直前までは生涯教育関連の事業に係る企画とその実現を中心に仕事をしてきました。40歳になってからは、もともとが理系ということもあり、工業の中小企業診断士育成に携わりながら、製造業を中心とする産業集積地域の活性化に係る研究と、その産業集積地域で中小企業支援に携わっている支援機関の支援に従事してきました。
中小企業診断士の育成でも、地域中小企業支援機関支援でも、市区町村といった基礎自治体支援を特に推進してきましたので、地域中小企業という視点での中小企業経営の在り方について特に研究してきました。最近、地域社会と企業経営の関係が重視されるようになってきましたが、以前から地域社会という視点は重視していましたので、今日の流れも、自分なりに見渡すことができるようになっております。

授業を行う際に大切にしている点は何でしょうか?

経営学は、どちらかというと経営の現場で試みられたことを学者などが理論化して、それを社会にフィートバックしながら、理論の精緻化や改善を行っていきます。ただ、学者だけでなくコンサルタントなども理論化や体系化を試みますので、似たようなことを違った言葉で表すことが多くなります。学者やコンサルタントのマーケティング活動と言ってしまえばそうなのですが、このことが、経営用語を目まぐるしく変化させてきています。すぐに、用語が陳腐化するのです。陳腐化させることで自らのポジションを訴求する専門家が多いためと言えます。
しかし、これでは専門家のマーケティング活動に踊らされてしまいます。フレームについてもそうです。様々なフレームを覚え、よくわからないけれども取り敢えず使ってみようということで、フレームのオンパレードになる事があります。そこで、様々なフレームの背後にある考え方をしっかり押さえてもらうように心がけています。
また、院生の皆さんの問題意識に照らして理論を考えていく必要がありますので、できるだけ対話を重視した授業を行い、私自身も常に新たな発見、新たな考え方の構築を行うことにしております。

入学を検討している方へのメッセージ

本学の技術経営研究科で学ぼうと考えていらっしゃる方々は、何か課題があり、その解決を求めていらっゃると思います。

自分一人では考えるのが難しいということで、大学院の教員や一緒に学ぶ社会人の皆さんとの対話により、解決の糸口、場合によってはより具体的な方策まで明らかにしたいと考えていらっしゃると思います。

本研究科では、特定課題研究というゼミを必須科目とし、皆さんの個別課題に対応した研究をサポートするようにしております。

1年というのは大変なようで、逆に集中しますから、切れの良い研究成果を獲得できます。

Information

スチューデントアワー

水曜日の16:00~18:00

専門分野

中小企業経営論、経営戦略論、地域産業振興論

経歴

  • 東京大学教養学部理科Ⅰ類入学、同・文学部哲学専修課程卒業
  • 生涯教育関連企業で新規事業の経営企画、経営管理に携わった後、㈱ヴィジョン開発研究所(現、(株)ヴィジョン研究所)にて中小企業の経営戦略やマーケティング戦略、地域振興関連の調査研究に従事、現在に至る
  • 中小企業大学校東京校の講師として、1994年度~2005年度には中小企業診断士養成課程のゼミ並びに地域工業集積診断実習指導、新規創業コース等を担当。2006年度以降は、「地域資源活用」や「地域ブランド」等に係る授業を瀬戸校等で担当、現在に至る
  • 1995年度から財団法人中小企業総合研究機構で地域産業集積の調査研究や地域中小企業・地域中小企業支援機関の支援事業に従事(2013年8月まで)
  • 1996年度から大東文化大学経済学部非常勤講師として中小企業論を担当、後に経営学部に改組され、ベンチャービジネス論等を担当(2014年3月まで)

CONTENTS

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