KenjiMandai

萬代憲司

VUCAの時代は多様性を重視し、共創していくことが重要!

  • 専任教授(実務家教員)
  • フィリップ モリス ジャパン合同会社 Director P&C Commercial BP

Question

担当している領域・科目について教えてください。

人事・組織・文化の側面から、企業や組織を変革していくための具体的な考え方や手法を共有し、組織のリーダーとして知って理解すべき内容を網羅しています。

「リーダーシップと人事の仕組み」においては、事業戦略&目標を達成するために、人材・仕事・業績をどのように評価・運用する仕組みを構築すべきかを考察していきます。

「組織開発」においては、組織文化や社員のエンゲージメントを向上するために、「同期」をチームとしてチームをの関係性を実際に測定し、チームとしての関係性を高めていく手法をチームとして考えていきます。

「コーチングスキル」においては、実際にコーチングする相手を設定し、コーチング手法を実際に活用することにより、コーチングスキルを身につけていきます。個人コーチングだけではなく、チームとしてどのように心理的安全性を構築していくかも考察していきます。

実務家時代にどのような業務に携わってきましたか?

金融機関において、人事とは全く関係ないトレーダーをしながら会社の人事を経験しました。組織に絶対存在する「金」を取り扱ってきたので、もう一つ存在する「人」と関係したいと考え、人事コンサルティング会社に入り、様々な業界におけるクライアント企業の人事制度構築やリーダーシップ開発などに携わってきました。

コンサルタントとして外部から人事に関係していましたが、実際に企業内の人事部門で経験するために、企業の人事部門のリーダーとして様々な仕事を経験してきました。実際に企業内に入ると、外部からでは見ることができない、人や組織の課題があることがわかり、コンサルタントとは異なる人事を学ぶことができています。

トレーダー、人事コンサルタント、人事リーダーという仕事を通じて、異なる視点で人事・組織・文化を経験してきました。

授業を行う際に大切にしている点は何でしょうか?

企業で働いた経験が少しでもあれば、人・組織・文化について何らかの意見があるはずです。その意見を授業内で共有することにより、院生間での学びが深まるので、意見を共有できる場づくりを大切にしています。

人事のプロを育成することが目的ではないため、人事領域で専門知識を深掘りしていくのではなく、リーダーとして人事に対する考え方を自分なりに身につけられるように意識しています。

正解・不正解がある領域ではないため、人・組織・文化をどのように変えていきたいのかを考察し、実際にそのために何ができるのかを自分の働いている組織で試行することを重視しています。実際に試行してみないと、どのような変化に結びつくかが分からず、その経験を院生間で共有することも大切にしています。

入学を検討している方へのメッセージ

現在は社会の変化を予測しづらい状況であり、まさに「VUCA」の時代であり、今こそ「学び」がより重要になります。

VUCAにおける「学び」のポイントは多様性にあると信じています。多様な人達との対話を通じて、正解のない状況における最善の解を見つけ出す可能性が高まります。 日本工大MOTは、多様性があり対話が可能な学び舎です。院生間だけではなく、修了生や教員も含めて、全員が対等な立場で対話ができる安全な場所なのです。 私自身、いつも多くの学びを得ることができていることに感謝しています。

皆さんもこの学びの旅路に参加されることを期待しています。

Information

スチューデントアワー

春学期:木曜日 18時30分~20時00分
夏学期:土曜日 15時30分~17時00分
秋学期:金曜日 17時00分~18時30分
冬学期:火曜日 17時~18時30分

専門分野

人事制度構築、リーダー育成、人材アセスメント、組織開発、コーチング、研修の企画・実施など

現職と主たる経歴

《現職》
・日本工業大学大学院 技術経営研究科 専任教授
・ユーシービージャパン株式会社 タレント&コーポレートサービス本部長
・人事・総務・広報・法務部門の責任者

《学位》
・修士

《経歴》
・ベーリンガーインゲルハイムジャパン株式会社の人事部門において、人事部長、タレントマネジメント部長、HRビジネスパートナー部長を歴任。

・株式会社ヘイコンサルティンググループにおいて、内資外資企業を問わず、多様な業界において人事制度構築・リーダー育成・アセスメント・組織開発などのプロジェクトに従事。

・日本債券信用銀行(現あおぞら銀行)において、為替やデリバティブ商品のトレーダーやリスク管理業務に従事。

・米国デューク大学経営学大学院(MBA)、慶應義塾大学経済学部卒業

《著書、論文等》
『賃金実務 Q&A こうして進めたい「職務・役割給」の導入と運用』 産労総合研究所
『賃金実務 コンピテンシー活用にあたっての各コンサルタントの見解』 産労総合研究所
『労政時報 営業・販売職の育成事例』 労政行政 
『月刊人事労務 日本ベーリンガーインゲルハイムジャパンのケース』 日本人事労務研究所 
『人事マネジメント コーチング手法を進化させて、個とチームの可能性を拡大』 ビジネスパブリッシング 

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