本大学院では、キャリアアップを目指すビジネスマンが「技術経営（MOT）」を学んでいます。具体的には、中堅・中小企業の経営者や後継者を始め、国内外拠点のマネジメント層候補、大手から中堅・中小企業や公益性の高い団体の幹部社員から若手社員など様々です。業種的には、製造分野やIT分野、建設関連分野などの技術系のみならず、非技術系分野の小売・卸売分野、サービス分野など多様です。 本大学院では、キャリアアップを目指す多様な院生のニーズを満たすために、経営をシステムとして捉えて変革する「マネジメントリーダー」、自らの会社の起業や新事業創出を行う「アントレプレナー」、そして中小企業の「コンサルタント」を育成する３つのコースを設置しています。明確な目的と「志」を持って学びをスタートし実践に繋げていくために、院生は入学時にコースを選択します。 皆さんの問題意識や解決すべき課題は多様です。皆さん自身が何を目指して行くのかを考える一助にしてもらうために、本大学院の３つのコースの特徴を紹介します。
技術経営の両輪とも言える「プロセス・組織を通じて経営資源を活かして戦略を実現する組織経営」と「アイデアを経済的価値としてマネタイズする価値創出活動」を基本に、中堅・中小企業の制約を理解しながらその特徴を活かす技術経営を実践するビジネスリーダー人材を育成します。
起業や従来事業に代わる第二の柱となる新事業創造を実現するために、自己実現をベースにした経営理念・目標、中長期ビジョンを持ち、その実現のための戦略・戦術を立案します。更に、立案した戦略・戦術を実行するために、外部資源を活用できるネットワーク力も持つイノベーター、アントレプレナー人材を育成します。
診断先中小企業の経営全体を見渡し、外部環境の変化が企業経営に及ぼす影響を踏まえ、その経営戦略と経営計画を立案します。加えて、コミュニケーション力により対象とする中小企業の改革すべき方向性について、その中小企業とともに検討し実行支援できる企業経営コンサルタントを育成します。