知らなかった世界との出会いが、確実にあります。
第15期生(2019年度)
株式会社 新生銀行/グループ個人企画部 営業推進役
私が40歳となった2018年に人事異動があり、新しい分野のビジネスを担当することになりました。また、会社全体では、副業が解禁され、在宅勤務も推進され始めた時期でした。 このとき、働き方も含めた「仕事の在り方」が変化していくことを肌で感じ、自分のスキルを客観視して、足りないスキルを補うことの重要性を強く意識するようになりました。 そこで、私は「中小企業診断士」を目指すことで、足りないスキルを埋めていこうと考えました。
#Interview
日本工大MOTを知ったのは、「中小企業診断士になりたい」というゴールを設定し、中小企業診断士 登録養成課程がある教育機関を探したときです。この登録養成課程を擁する学校で、自分が修了まで無事にたどり着ける確度を考えたとき、都心に校舎がある(=通学しやすい)、1年制大学院(=家族・職場など周囲の理解が得やすい)である日本工大MOTが自然と目に入りました。そして、何よりも魅力的だったのは、実務経験豊富で幅広いバックグランドを持つ先生が多くいらっしゃることでした。
先生からのレクチャーはもちろんですが、講義中のグループワークにおいても、多くの気づき、刺激を得ることできました。年齢、性別、所属している業界のすべてが異なるメンバーと、フラットな関係性でディスカッションできる機会はなかなかありません。このフラットな間柄だからこそ聞ける仲間の発言に、自分自身では気づけなかったであろう多くの見方、意見を耳にし、刺激を受けることができました。
また、経営診断実習では、多くの企業を訪問することができました。それまで、「経営者の思いの重要性」を教科書的に理解していたものの、経営者に直接インタビューを行い、従業員の方々へモラールサーベイを行える経験は貴重でした。
物事の本質をとらえる意識が高まり、ビジネスにおける判断が早くなったことです。
日本工大MOTには、修士論文に相当する特定課題研究という科目があります。私はある新規ビジネスをテーマにしましたが、そのときのマンツーマンの指導は、まさに「徹底的に考える訓練の場」でした。 社会人になると、このように半年間にわたって「考える訓練」をコーチングしてもらえる機会はなく、自分を大きく変える時間であったと感じています。
特に、時間が限られていることを踏まえ、「やらないことの判断」を積極的にするようになったことは、大きな変化であると思います。
#Message
私のように、中小企業診断士の登録養成課程をきっかけに日本工大MOTを知った方は、「中小企業診断士になること」がメインであり、「技術経営修士の学位をとること」はサブであるかもしれません。しかし、日本工大MOTの教授陣、カリキュラムへの理解を深めていくと、「日本工大でMOTを学ぶこと」そのものにとても価値があることを気づいていただき、入学試験を受験されるモチベーションになることを確信しております。
MOTで学ぶにあたって、いろいろな疑問や不安もあると思います。ただ、先生、事務のみなさまともに丁寧に対応してくださる方々ばかりです。ぜひ、疑問や不安を解消し、新しい世界へ飛び込んでください。