日本工業大学では、創設以来「ものづくりに優れた独創的、実践的な技術者の育成」を目指し、多くの優秀な人材を日本の技術系中堅・中小企業に送り出してきました。同時に、それらの企業との産学連携を強力に推進し、多くの優れた技術を持つ中堅・中小企業と深いつながりを構築してまいりました。
近年は技術系中堅・中小企業を取り巻く経営・技術環境が大きく変化し、中堅・中小企業は、従来にも増して、高付加価値化や新事業創造だけでなく、グローバル化、事業承継、AIやIoT等の技術革新に対応できる人材の育成ニーズが強まっています。
そうした新たなニーズにも応えられるよう、これまで蓄積してきたノウハウを活かし、日工大MOTは進化し続けています。
#Feature
キャリアアップを目指すビジネスパーソンを対象に、技術経営人材の育成を目指したコース、カリキュラムを用意しています。中堅・中小企業に焦点を絞った専門職大学院は我が国で唯一のものです。中堅・中小企業に限らず、大手企業、独立行政法人などにおいても中小企業経営的視点からのマネジメントが役立つことから、それら在職者も学んでいます。
コースは、中小企業技術経営コース、プロジェクトマネジメントコース、起業・第二創業コース、中小企業診断コースの4つがあります。
多忙な社会人が働きながら学べるように、講義は平日夜間と土曜日に行います。入学前に科目等履修生制度(奨学金給付制度あり)を活用して入学前の1年間、入学して院生として1年間、修士号(技術経営修士)取得後も修了生として3年間の最長5年間MOTを学べる機会が得られます。その後も、修了生が自らMOT倶楽部で継続して、様々な新しい知識、考え方を学習、研究を行うこともできます。
実践的な経験と知識・技術・ノウハウを持つ、優秀な実務家教員の配置とともに、授業では実例やケーススタディ、実務解決型指導、魅力的なゲストスピーカー(現役経営者など)の招聘などによって授業の魅力を高めます。授業におけるグループ演習や、相補的啓発を意識した活発な議論は実践力やコミュニケーション力を養うばかりでなく、「技術経営に関する価値観の共有化」を進め、院生間或いは教員と院生の繋がりを深める役割も果たしています。
院生は多様な年齢、学歴・経歴、業種・職種の人たちであり、同期生間の交流がそのまま世代・異業種・異職種交流になり、通常の大学院や授業だけでは得られない発想や意見交換ができます。大学卒業後5年以上の実務経験を有する人を対象にしていますが、非大卒者でも、短大・高専卒は7年以上、高卒は9年以上の実務経験があり、十分な知識と実績を有する人は資格認定審査を受けて認定されれば出願することができます。
地下鉄神保町から徒歩2分、JR御茶ノ水駅から10分という通学に最適な所です。東京駅からも電車で10分ですので、東京及び周辺地域からのアクセスは容易であり、新幹線利用による関東以外からの通学も可能です。
神田キャンパスは、神田神保町の古書店街の一角に、平成17年に新設された本学園所有の近代的で快適なビル内にあります。
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