MOT修了生が経営する「100年企業」の挑戦
訪問先である山口ナット様は、冷間圧造や転造加工により精密なネジ・ナットを製造する、創業100年を超える老舗企業です。
特筆すべきは、代表取締役の山口誠一氏をはじめ、案内いただいた幹部の方々も本研究科(MOT)の修了生であるという点です。
教室の理論が「経営の武器」に変わる瞬間
工場見学では、ミクロン単位の精度を実現する製造プロセスを間近で体感。
その後の意見交換では、山口社長から「リーマンショックという危機をいかに財務戦略と金型の内製化で乗り越えたか」という、経営の最前線に立つリーダーならではの重みのあるお話を伺いました。
また、幹部のお一人は今春のMOT修了生ですが、「特定課題研究(卒業研究)」として取り組んだ「管理業務の属人化解消」というテーマが、実際の現場でAI活用や仕組み化としてどう実装されようとしているかについても議論が及びました。
参加した院生の気づき
入学したばかりの院生からは、
「教室で学んだ戦略やナレッジマネジメントが、実際の経営基盤をどう支えているのかを肌で感じることができた」
「修了生である先輩経営者の、理論に基づいた力強い決断力に圧倒された」
といった声が上がりました。
MOTでは、単なる知識の習得に留まらず、こうしたフィールドワークを通じて「理論を実務で使いこなす力」を養う機会を提供しています。
【訪問協力】 株式会社山口ナット(埼玉県久喜市) [URL: https://ynut.co.jp/]

