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21期生の梶原宣幸さん,佐野典康さんが特定課題研究の成果をもとに学会発表しました

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  • 2026年06月02日

21期生の梶原宣幸さん,佐野典康さんが特定課題研究の成果をもとに学会発表しました

21期生の梶原宣幸さん、佐野典康さんが、特定課題研究(主指導:岡本和也教授)の成果をもとに、第76回日本経営システム学会(2026年春季大会,5月開催)において発表しました。
梶原さんは「暗黙知の形式知化による重電設備・維持管理知の構造化」と題して発表を行いました。電力の安定供給を支える重電設備の維持管理においては、技術者不足を背景に属人的な暗黙知を組織として共有・継承することが大きな課題となっています。本研究では、暗黙知を「情報知」「環境要因」「方法論」の三要素で構造化する表現式を提案しました。さらに、限定的なデータであってもベイズ推定を用いることで、技術者の経験的判断を定量化・動的に更新し、客観性と再現性の高い寿命予測の可能性を提言しました。これにより、今後、スマート保安の効率化と維持管理知の知的資産化への貢献が期待されます。
一方、佐野さんは「次世代創薬技術が医薬品供給構造と医療アクセスに与える影響」と題して発表しました。近年、高度な新薬が開発されているにもかかわらず、必ずしも社会全体に普及していないという課題があります。本研究では、創薬技術が医療アクセスに与える影響を評価するモデルを構築し、アクセス指標を「製造」「物流」「薬価」「規制」の四つの要因の積として定義し、10段階で評価しました。さらに、次世代創薬技術である「PROTAC」を事例として分析した結果、「PROTAC」は高い治療効果を有しつつ、従来の低分子医薬に近い供給特性を備えており、医療アクセスの向上に寄与する可能性が示されました。
また、岡本教授も、大阪大学の御堂義博准教授(発表者)らとの共著として、「イノベーションの社会実装に向けたXRLに基づく事業開発フレームワーク」を発表しました。本研究では、XRL(技術・事業・ガバナンス・社会・人材)の各成熟度を統合的に評価する枠組みを提案しています。AI-LLM(大規模言語モデル)を活用し、特許・投資・ニュースなどの非構造データを構造化することで企業の成熟度を時系列で可視化しました。バイオ系スタートアップへの適用により、ガバナンス整備の遅れを定量的に把握できることを示し、意思決定支援に資する手法としての有効性が明らかになりました。

 


 

 

 

 

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