個々の院生が定めたテーマの特定課題研究を所定の期間の中で完成に導くことだけでなく、大学院ならではの、学びと創造的思考力向上の機会となるよう、毎回全ゼミ生に新たな気づきを与えるインプットとゼミ生全員による意見交換の時間を設けています。テーマは異なったとしても、考え方や視点、アプローチなどでゼミ生の間で共通点も多くあるため、皆で知識を共有し、議論することから生まれる知見や学びをゼミ効果として重視しています。個々の多様な価値観、人間の多様性、潜在能力の開発の重要性を認識し、ゼミの参加者の個々の可能性を広げるような場をつくることを心掛けています。
特定課題研究への取り組みに対しては、個々の院生が考えたい課題・テーマに対し、対話を通じて論点を整理しながら、実践につながるソリューションを導くことを重視した指導を行うことを基本姿勢とします。研究を通じ、新しい価値創造活動につながる戦略、シナリオとそれに必要な知見が得られるよう努めて行きます。
また、社会のパラダイムシフトなど、昨今の国内の状況、トレンドの変化がどのように中小企業などの経営戦略と関連してくるのか、逆に中小企業の有する技術、人材がどのような形でさらに発展的に社会の課題解決につながるのか、などをしっかりと考えつつ、研究指導をして行きたいと思います。冒頭に記載した通り、個々の院生の指導とともに、ゼミ生同士の意見交換や議論により、各自の研究がより深堀され、洗練された内容になるように取り組んで行きます。
院生の自主的・創造的な修学を支援する立場より、ヒントとなる情報や考え方を提示し、対話を通じ、そのプロセスより院生が新しい気付きや学びを得られるように努めます。最終的に院生自身が考え、新しい価値を研究成果として獲得できるような指導を心がけます。ゼミ生同士の意見交換や議論なども重視します。
グローバル化や国内の政治・経済など、企業を取り巻く国内外の情勢の変化を数字と事実(エビデンス)に基づき把握しながら、時代のトレンドにマッチした実践的研究成果の達成を目指します。可能な限り、研究に関連する新しい情報などを提供するよう心がけています。
企業に新しい価値を取り入れたいと考える院生、特に企業の技術や活動と社会的課題の解決を結びつけることによる企業の社会的価値の向上などを目指す院生を歓迎します。企業や自身の変革に加え、DX、GX、SXなどの新しいトレンドをテーマとしたい院生、SDGs、ESG投資、社会課題などをテーマにしたい院生など。
プログラム・プロジェクトの立案、デジタルトランスフォーメーション、サステナリティトランスフォーメーション、グリーントランスフォーメーション、環境、脱炭素、地域活性化、観光・地域開発、サービス産業振興、ジェンダー問題・多様性、人口問題・少子高齢化、健康格差などの社会的課題解決、SDGs、海外展開、異文化コミュニケーション、人材育成、組織変革、など
インクルーシブデザイン、参加型ワークショップの方法、社会調査の方法など、人文社会科学系の課題解決に有効なアプローチの活用など
企業の技術や活動の社会的価値への貢献を念頭に、持続可能な社会の形成に向けての企業の役割、国際社会の共通目標であるSDGs、Society5.0、地方創生など、とのつながりなどを重視したいと思います。
企業価値の向上や社会的課題の解決を念頭においたプログラム・プロジェクト立案、事業マネジメント力の強化、事業を構想・企画するための各種手法の修得、海外展開・異文化コミュニケーション、人材育成などに関心のある方、論文投稿や研究活動に関心のある方など、気楽に相談してください。