Project Management Basics
プロジェクトマネジメントは、意識的将又無意識的は日々の活動である。
教員の例で挙げますと、ベトナムでの橋梁工事やUAEドバイで携わった鉄道システム工事等の会社で携わった仕事は意識的なそれであると言える。一方で、高校・大学受験や新婚旅行等は無意識的なそれと言えよう。
すなわち、意識的にせよ無意識的にせよプロジェクトマネジメントが上手くいくことは人々を幸せにし、日々の生活に彩りを与えるものである。
プロジェクトマネジメントの歴史は、古代文明から始まり、産業革命で進化したと言われている。20世紀初頭には、軍事や建設分野での大規模プロジェクト管理が求められ、1950年代には「クリティカルパス法(CPM)」や「プログラム評価レビュー技法(PERT)」などの手法が登場した。1970年代には、PMBOK(プロジェクトマネジメント知識体系ガイド)が確立され、1990年代以降は、アジャイルやリーン手法が注目され、より柔軟なプロジェクト運営が求められるようになっている。プロジェクトマネジメントは、現在では、さまざまな業界で広く応用されており、我々の生活に広く影響を与える手法といえる。
本科目の受講により、日々の目標設定、計画、進捗管理、問題解決スキルを活用することで、リソースと時間を効率的に使い、個人の成果を最大化できることでしょう。
本科目では、効率的かつ効果的にプロジェクトを計画、実行、完了させるための知識を身につけることを目的とする。
現代のビジネス環境では、複雑なプロジェクトが多く、限られたリソースや時間で成果を上げることが求められている。本科目を理解することで、プロジェクトの目標を明確にし、関係者とのコミュニケーションを円滑にし、リスクを適切に管理する能力が向上する。また、プロジェクトの進行状況を定期的に評価し、必要に応じて調整することで、最終的な成果物の品質を確保することが可能となる。さらに、チームメンバーの役割や責任を明確にすることで、協力体制を強化し、モチベーションを高めることにも寄与する。これにより、プロジェクトの成功率が向上し、組織全体の生産性や競争力を高めることが期待される。
総じて、本科目を学ぶことは、個人のキャリアアップや組織の成長にとって重要なステップとなり、実践的なスキルを習得することで、さまざまな業界での活躍が可能となる。
本科目の到達目標は、プロジェクトの計画、実行、完了の各フェーズを理解し、効果的に管理する能力を身につけることである。
具体的には、プロジェクトの目的や範囲を明確にし、リソースの最適化やリスク管理の手法を習得することである。また、チームメンバーとのコミュニケーションを円滑にし、ステークホルダーとの関係を構築するスキルも重要となる。さらに、プロジェクトの進捗を定期的に評価し、必要に応じて調整を行うことで、目標達成に向けた対応力を養うことを目指す。これにより、自身が関わるプロジェクトの成功率を高め、組織全体のパフォーマンス向上に寄与することが期待される。
(1)今の人生をより楽しく、明るく、精力的に過ごすために人生の中でのさまざまなやりたい事、やるべき事をプロジェクトと捉え、そのためにプロジェクトマネジメントを学んでみたいと思っている院生
(2)現時点で会社の中でプロジェクトを担当しているもしくは将来的にプロジェクトを担当するであろう院生
予習では、可能な限りプロジェクトマネジメントの定義や狙いを調べ、PMBOKなどで基本用語を把握しておくと良い。また自身が経験したプロジェクト事例があれば振り返り、実践イメージを掴むと理解が深まる。
復習では、講義で学んだ内容を整理し、テキストを見返すことで理解の定着を図る。また、自分の業務や身近な出来事をプロジェクトとして当てはめて考え、疑問点を洗い出すことで、更なる理解促進につなげたい。
第1、2回講義では、プロジェクトの定義と特徴、それをマネジメントする意義を学ぶ。
まずプロジェクトとは、達成すべき目的を持ち、期限やリソースが限られた一時的な活動であることを確認する。日々の業務と異なり、明確なゴールと一定期間で完了すべき点が特徴である。プロジェクトマネジメントは、目標設定や計画立案、リスク管理、チーム連携など多面的な取り組みを通じてプロジェクトを成功に導きます。特にステークホルダー間の調整や変更対応、リーダーシップの発揮が求められ、組織の戦略に合致した成果を引き出す要でもある。必要なスキルを習得することで、あらゆる領域で柔軟に成果を上げる力を養い、プロジェクト成功の土台を築くことが出来る。
連続授業のため、第1回の記載事項と同じです。
連続授業のため、第1回のところに、第1回、第2回の内容を記載してあります。
予習では、可能であれば、SMART目標(Specific、Measurable、Achievable、Relevant、Time-bound)の要点を理解するための関係資料を読む。プロジェクト計画の標準ステップやWBSの概要を把握すると良い。
復習では、授業で学んだSMART目標を自分の事例(経験、体験)に当てはめ、雛形を参考にタスク分解やスケジュール立案を試み、学習内容を定着させる。
第3、4回講義では、プロジェクト成功のための明確なゴール設定と実行可能な計画の策定を学ぶ。
まず、SMART目標とは、Specific(具体的)、Measurable(測定可能)、Achievable(達成可能)、Relevant(関連性)、Time-bound(期限設定)の5要素を満たすもので、プロジェクトの方向性を揺るぎないものにする。続いて、プロジェクト計画の作成方法として、ステークホルダーのニーズ把握や優先順位の決定、スコープ定義、タスクの分解やスケジュール策定、リソース割り当てなどの手順を整理する。これらを踏まえた計画により、進行管理やリスク対応が円滑化し、関係者とのコミュニケーションもスムーズになる。
連続授業のため、第3回の記載事項と同じです。
連続授業のため、第3回のところに、第3回、第4回の内容を記載してあります。
予習では、可能であれば、リソース管理の定義やWBSとの連動を再確認し、人的リソース、予算、設備などの必要量の見積りや優先順位付けを把握する。チームビルディングの基本概念、役割分担、コミュニケーション戦略を学んでおく。
復習では、講義で紹介された具体的なツールや紛争解決手段を活用し、自分のチームへの適用方法を検討する。メンバーのスキルや性格を考慮した配慮や、信頼関係を築くコミュニケーションの工夫も実践してみる。
第5、6回講義では、プロジェクト成功に不可欠な効果的なリソースの割り当てとチーム構築の方法を学ぶ。
リソースには人的リソースのみならず、予算や設備、情報といった多様な要素が含まれ、それらを適切に見積もり、必要量を確保し、リスクを考慮しながら効率的に運用することが重要である。また、チームビルディングでは、役割分担やコミュニケーション促進、メンバー同士の信頼関係構築が鍵となる。リーダーはメンバーのスキルやモチベーションを把握し、適切な目標設定とフィードバックを行うことで、チームの相乗効果を高められる。加えて、紛争が生じた場合は迅速かつ公正に対処し、連携を維持することが成果につながる。この回では、リソース計画やチーム運営に必要な具体的なアプローチを学び、プロジェクト遂行における基盤となるスキルを身につけることを目指す。
連続授業のため、第5回の記載事項と同じです。
連続授業のため、第5回のところに、第5回、第6回の内容を記載してあります。
予習では、可能であれば、プロジェクトマネジメントにおけるリスクとは何か、またリスク管理の全体像(リスク特定・分析・対応策立案・モニタリング)の把握に努める。
復習では、講義で紹介されたリスクレジスターの作成方法や定性・定量分析の手順を、自分のプロジェクトを想定して当てはめることにより実践し、回避・低減・移転・受容などの対策を具体化してみる。
第7、8回講義では、プロジェクトの進行を脅かす可能性があるリスクをどのように特定し、効果的な対策を講じるかを学ぶ。
まず、リスクとは潜在的な問題だけでなく、機会となる要素も含むことを理解する。そして、情報収集やブレーンストーミングなどを通じて可能性を洗い出し、影響度や発生確率を評価する定性・定量分析を実施する。次に、対策の立案として、リスク回避、低減、移転、受容といった方針を選択し、具体的なアクションプランを策定する。リスクレジスターなどのドキュメントを活用することで、進行状況の監視や変化への素早い対応が可能となり、プロジェクト全体の安定性を高める。
本講義では、各ステップの流れや実践的なツールを紹介し、組織やプロジェクト特性に適したリスク管理の実装方法を探る。
連続授業のため、第7回の記載事項と同じです。
連続授業のため、第7回のところに、第7回、第8回の内容を記載してあります。
予習では、可能であれば、進捗管理に用いられるWBSやガントチャートなどの基本手法を学び、コミュニケーション計画の立て方を調べておく。
復習では、講義で紹介された定例会の進め方やレポートフォーマットの活用事例を自分のプロジェクトに当てはめ、進捗管理と情報共有を円滑に行う方法を具体化してみる。
第9、10回の講義では、プロジェクトのスケジュールを把握し、チームやステークホルダー間の情報共有を円滑に行うための方法を学ぶ。
まず、進捗管理ではWBS(Work Breakdown Structure、作業分解構造)をもとに各タスクの進捗を定期的に確認し、目標とのギャップを早期に把握・対処する重要性を強調する。ガントチャートやバーチャートなどのツールを活用し、チーム全員が状況を可視化・共有することでリソース調整やスケジュール修正を機動的に行う。コミュニケーション面では、ステークホルダーのニーズや立場に応じた伝達手段・頻度を設計し、定例ミーティングや週次レポートなどの仕組みを整えることで意思疎通を強化し、プロジェクトの透明性と協力体制を高める。
本講義では、これらの実践的アプローチや会議・報告フォーマットを紹介し、計画と実行をより確実に結びつける方法を総合的に解説する。
連続授業のため、第9回と記載事項は同じです。
連続授業のため、第9回のところに、第9回、第10回の内容を記載してあります。
予習では、可能であれば、プロジェクトにおける具体的な思考やリーダーシップとして必要と思われることを調べておく。
復習では、講義中に学んだ戦略的思考やリーダーシップ例を自らのケースに当てはめ、意思決定やチーム育成への具体的なアプローチを検討する。
第11、12回の講義では、プロジェクトという未来の目標を扱うための独特な思考について学ぶとともに、リーダーシップを発揮し、チームを統率しながらどのようにモチベーションを高め、状況変化への柔軟な指導力を発揮するかなどを学ぶ。
ステークホルダーとのコミュニケーションや組織文化への影響を考慮し、意思決定を円滑に行うとともに、チームに自律的な行動を促す環境を作ることも重要である。
本講義では、戦略的思考を適用する方法や各種リーダーシップスタイルを紹介する。
連続授業のため、第11回の記載事項と同じです。
連続授業のため、第11回のところに、第11回、第12回の内容を記載してあります。
復習では、講義中に学んだ講師の紹介事例を自らのケースに当てはめ、今後の自身のプロジェクトマネジメントの参考とする。
本講義では、プロジェクトマネジメントに精通した元外務官僚で現コンサルティング会社経営者を講師としてお招きし、講義していただく予定である。講義は外務官僚時代のプロジェクトを題材として、主に2グループに分かれてのディスカッション形式で行う。
予習では、今までの講義を振り返り、理解できなかった箇所、その他授業では触れなかったプロジェクトマネジメントに関する事前質問を考え、提出する。(15回講義の1週間前までに提出すること)
本講義は、第13回に引き続き、講師の方に講義をお願いする予定である。講義内容は、中小企業の経営者として参加したプロジェクトを題材にお話しいただく。前半を講義、後半を第13回分も含めての質疑応答とする。講義の最後に、第15回で行う最終試験のヒントを与える予定である。
有
全体へのフィードバック
予習では、14回講義で伝えた試験のヒントをもとに、試験勉強を行う。
復習では、全15回に渡る講義内容を振り返り、プロジェクトマネジメントに関する理解を深める。
最終講義では、プロジェクトマネジメントの基礎に関する総合的な試験を行う。試験内容のヒントは14回講義時に伝えるが、本講義で習得した専門的な用語を積極的に使用して解答することとする。
パワーポイントのテキストによる授業を主体としながら、グループ討議等を交え、受講生の意見、質問を取り入れた双方向的な授業とする。なお、本講義で用いる事例は教員が実際に経験してきたゼネコン、外資系コンサル、再エネ開発事業者での情報をベースとしている。
授業にて配布するパワーポイント
プロジェクトマネジメントの基礎を学べる図書
例、「プロジェクトマネジメント知識体系ガイド PMBOKガイド第7版+プロジェクトマネジメント標準」(PMI日本支部監訳、一般社団法人PMI日本支部発行)
①授業に対する参加姿勢で評価する。
50 %
本科目は、プロジェクトマネジメントの基礎であり、基礎知識や概念の説明が多いが、授業は双方向的に行うので、積極的に質疑応答に参画していただきたく、その積極性を評価に含める。
②試験
50 %
第15回の講義での試験で評価する。 大学のルールに従い、クラスの平均点を75点とする相対評価(達成評価ではなく、クラスの中での相対順位)にて評価を行う。
(オンライン受験可 不可)
(1)本講義は一般的に売られている図書の知識以外に教員および講師の実例をもとに授業を構成している。
(2)双方向的な授業を行うので、是非積極的に授業に参画してもらいたい。
(3)自身の仕事以外の活動においてもプロジェクトマネジメントを活用し、自身に関わる様々な人が楽しくなるようにリーダーとして振舞っていただきたい。
受講者が務める会社等の業種の違いに応じて、授業内容や進め方を変更することもある。また、講師の都合によって講義日時を変更することもある。