MOT 働きながら技術経営が学べる1年制大学院 日本工大MOT

中小企業・技術政策

  • Policy of Innovation and SMEs
担当教員 西尾 好司 専任・客員 専任 単位数 2単位
開講学期 夏学期 開講曜日・時限 水曜日 1・2時限
位置づけ 知識関連分野 応用段階
科目紹介
科目の重要性・
必要性
 中小企業が技術開発、新製品・サービスの開発に進めていくための資金、あるいはネットワークを構築するためには、国や地方自治体の政策を活用することが必要となることが多い。中小企業の中には積極的に活用している企業も多いが、政策の活用という面では不十分であり、活用している企業においても有効に活用している企業は少ない。
 本講義では、中小企業の技術開発を含む企業のイノベーションの支援政策(海外の政策も取り上げる)から、重要な政策を取上げ、その政策の背景や支援内容、活用企業の事例を講義して、企業の技術経営における重要な項目の理解を深めるようにする。さらに、政策活用の重要性の理解し、修了後に実際に自社や起業に政策を効果的に活用できるようにする。
科目の目的 中小企業政策やイノベーション政策・支援事業を取上げ、その策定の背景や支援内容、または活用する企業をケースとして、中小企業やイノベーションの現状や課題を考察・議論することを目的とするものである。
本講義ではイノベーションの政策や支援事業を包括的に講義することが真の目的ではない。
 イノベーション政策・支援事業を取上げ、その策定の背景や支援内容、または活用する企業をケースとして、中小企業やイノベーションの現状や課題を考察・議論することを目的とするものである。これまでのイノベーションに関連する学習内容の中で、現在及び今後重要と思われる項目をピックアップするので、これまでの復習として活用できるようにすることも目的である。
到達目標 企業が政策を活用するときの留意点、政策を活用する能力の重要性、政策の問題意識を理解する。
政策情報の活用(例:製造業の将来像)の重要性、大学等社外のシーズの活用、地域レベルのイノベーション活動、ユーザイノベーション、ソーシャルイノベーションの基本的な内容の理解。
受講してもらいたい
院生
政策を活用した企業活動に従事する人、起業を考えている人、これまでのイノベーション関連の項目の復習や今後のイノベーション・製造などの将来像について関心のある院生に受講を勧めたい。イノベーション政策の重点分野は、今後期待できる市場の考察に有用な情報であるので事業戦略や営業戦略などを策定する必要がある人も受講を勧めたい。
授業計画
1回 予習・復習 予習:自社でどのような政策を活用しているのかを確認してほしい
復習:配布資料による講義の内容の確認
授業内容 講義のイントロダクション
講義の問題意識、講義の進め方、各回の概要について説明
2回 予習・復習 予習:自社でどのような政策を活用しているのかを確認してほしい
復習:中小企業政策の体系の確認
授業内容 中小企業政策の概要
中小企業政策の全体像(技術開発、金融、人材、ネットワーク作り、支援機関など)の講義
3回 予習・復習 予習:
復習:技術開発。イノベーション政策の体系の確認
授業内容 技術・イノベーション政策の概要
技術開発支援・イノベーション政策の概観、各国の動向の講義
4回 予習・復習 予習:自社でどのような社会、産業の将来像を描いて戦略を考えているのかの確認
復習:各国で語られている将来像が自社に与える影響を考える
授業内容 将来の製造業
製造(業)の将来像や企業の取り組み事例から、自社と製造(業)の将来との関連について議論する
5回 予習・復習 予習:講義に関連する自社の戦略について確認
復習:配布資料による講義の内容の確認
授業内容 中小企業に対する技術開発・イノベーション政策(1)
国レベルのイノベーション・システムにおける中小企業の役割、技術開発やイノベーション支援の概観と主要な政策の紹介
6回 予習・復習 予習:講義に関連する自社の戦略について確認
復習:配布資料による講義の内容の確認
授業内容 中小企業に対する技術開発・イノベーション政策(2)
技術開発やイノベーション支援の概観と主要な政策の紹介、中小企業の政策利用事例
7回 予習・復習 予習:講義に関連する自社の戦略について確認
復習:配布資料による講義の内容の確認
授業内容 産学官連携政策(1)
産学官連携支援策を取り上げ、企業のイノベーション活動における大学や公的研究機関の役割を理解する
8回 予習・復習 予習:講義に関連する自社の戦略について確認
復習:配布資料による講義の内容の確認
授業内容 産学官連携政策(2)
大学からの技術移転、大学発ベンチャーの活動から大学のシーズ活用の重要性を理解する
9回 予習・復習 予習:講義に関連する自社の戦略について確認
復習:配布資料による講義の内容の確認
授業内容 地域イノベーション(1)
クラスター政策などの地域レベルでイノベーション環境の構築支援の地元企業における重要性、地方自治体・地方公設試の活用など、地域レベルでの企業のイノベーション活動を理解する
10回 予習・復習 予習:
復習:配布資料による講義の内容の確認
授業内容 地域イノベーション政策(2)
中小企業と地域金融機関との連携、地域を超えた企業間連携など、新しいイノベーション活動を理解する
11回 予習・復習 予習:講義に関連する自社の戦略について確認
復習:配布資料による講義の内容の確認
授業内容 ユーザイノベーション・サービスイノベーション政策(1)
製品やサービス開発、製造業のサービス化におけるユーザの役割の変化、ユーザイノベーションの重要性を理解する
12回 予習・復習 予習:講義に関連する自社の戦略について確認
復習:配布資料による講義の内容の確認
授業内容 ユーザイノベーション・サービスイノベーション政策(2)
ユーザイノベーションを実践するために何が必要か中心に議論する
13回 予習・復習 予習:講義に関連する自社の戦略について確認
復習:配布資料による講義の内容の確認
授業内容 ソーシャルイノベーション(1)
ソーシャルイノベーションの意義、マルチステークホルダ参加型イノベーションの重要性を理解する
14回 予習・復習 予習:講義に関連する自社の戦略について確認
復習:配布資料による講義の内容の確認
授業内容 ソーシャルイノベーション(2)
社会課題解決に向けた企業の活動、企業経営におけるソーシャルイノベーションの意義について議論
15回 予習・復習 予習:これまでの内容の確認
復習:最終回で取り上げたポイントやクラスでの議論の内容の確認
授業内容 院生からの発表から、これまでの講義のポイントを再確認する。
授業方法 講義の対象とする分野の重要な施策の内容、その背景、活用事例、技術経営上のポイントに関する資料を作成して配布、講義する。そして、いくつか議論の課題を提示して、クラスで議論して理解を深めるようにする。
テキスト 指定しない。
参考図書 特に指定しないが、中小企業白書や科学技術白書はダウンロードできるので、必要な時に確認できるようにしてほしい。
成績評価
評価の視点 評価
ウェイト
備考
講義での議論の参画状況 60 %
レポートの提出(1回) 課題についてはいくつかテーマを設定して、その中から選択してレポートを提出 20 %
最終回に事前に提示したいくつかのテーマについて発表
(最終回に欠席する場合は、レポートの提出で代替できる)
20 %
合計 100%  
受講生へ 本講義は、政策やその活用企業を事例として、イノベーションや中小企業技術経営について、これまでの講義のポイントを復習をすることを重視する。海外の動向も取り上げることにより、最近のイノベーション活動の状況も紹介する。
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