体系的な学び直しにより得る視座の高さ
第14期生(2018年度)
入学時点では、ビジネスソフトウェアのライセンサーに勤務し、顧客へのインプリメンテーションを担当するSI部門にてプロジェクトマネージャーをしておりました。
修了後異動し、ラインマネージャーを担当しております。
#Interview
コンピューターシステムの技術者としてのキャリアを歩み続ける中で、ビジネスソフトウェアのライセンサーのSI部門はSIerのSI部門とは果たす役割が違うのではないかと長い期間疑問に思っておりました。そんな折、上司から入学のすすめがあり、シラバスを眺めながら、技術経営を学べば疑問に対する答えを出せるかもしれないと思い、本大学院入学を決意しました。
また、一年間という短期間で体系的な知識・スキルを身につける点に魅力を感じました。
「技術を事業に結びつけ経済的価値を創出する」という技術経営の理論を多様な観点・手法により学ぶことで、考え方のベースが変わりました。内容的には「もう知っているよ」と思うものあるわけですが、体系的に学ぶことにより「そういう意義もあるのね」といいった気づきを多々得ました。
さらに、同期と切磋琢磨し合うことにより、とても良い刺激を受けることができました。 これらのおかげで、当初の疑問についての答えを特定課題研究の形でまとめることができました。
修了と直接的な関係はないのですがSI部門から異動し、仕事内容もプロジェクトマネージャーからラインマネージャーに転換しました。プロジェクトという単発のものを成功させる仕事ことから、事業・組織という継続的に続くものを成功させる仕事に変わりましたが、在学中に学んだ知識・スキルにより判断をする引き出しが増え、仕事の質が上がったことに日々の仕事のいろいろな場面で気づきます。
#Message
本学で学ぶことを検討されている方はご自身の職務について一家言あり、その職務が本学のカリキュラムと重複することもあるかと思います。しかし、本学において体系的に学び直す過程において、多種多様な刺激を受ける中、新たな知識・スキルを得るにとどまらず、ご自身の持つ知識・スキルも刺激を受けて劇的にアップデートされます。
なお、体系的な学びは個々の知識・スキルを得ることにも繋がりますが、これらを通じることにより得られる視座の高さ・ものの見方の変化は単発的な学びでは得難いもので、一年間学んだ甲斐があったと思っています。