MOT倶楽部アジアビジネス研究会では、2026年9月20~23日に3泊4日の行程でフィリピン視察ツアーを開催しました。フィリピンには多くの修了生企業が進出しています。今回のツアーでは、修了生企業の中から、山口ナット様(Yamaguchi Nut Philippines Corporation)と長津製作所様(Nagatsu Seisakusho Philippines, Inc.)の2社を訪問しました。また、東和興産様の現地駐在員の方からもお話を伺うことができました。
フィリピンは、コールセンターやIT系などサービス業がGDPの約6割を占めています。海外で働く出稼ぎ労働者が多く、そのような人たちによる自国への送金額がGDPの約1割に及ぶという特徴もあります。製造業については、周辺のASEAN諸国に比べると遅れが見られるとの指摘もありますが、半導体や電気電子機器の組み立ては総輸出額の多くを占める中核産業となっています。
フィリピンにおける日系製造業企業は、半導体・電子部品、精密機器・プリンターなどの分野を中心に、世界的な生産ハブを構築しています。

カビテ州ダスマリニャスにある大規模な工業団地「ファースト・カビテ・インダストリアル・エステート(FCIE)」にあります。同社は主に自動車部品を製造しています。

Nagatsu Seisakusho Philippines, Inc.
ラグナ州サンタローサにある自動車・製造業向けの工業団地「グリーンフィールド・オートモーティブ・パーク(Greenfield Automotive Park)」内にあります。同社は主に精密機器の部品を製造しています。
中小製造業の海外進出のリアルな現場を訪問し、現地でしか聞けないようなお話もたくさん伺うことができ、実りの多い視察となりました。企業訪問に加えて、マニラ周辺の史跡や博物館なども見学し、フィリピンの歴史や文化についても理解を深めることができました。
MOT倶楽部アジアビジネス研究会では、今後もアジア地域の視察ツアーを実施する予定です。修了生のみなさんの参加をお待ちしております。