Organizational Development
組織全体の成果を最大化するためには、一人ひとりの能力を伸ばすのは必須条件であるが、更に組織全体に対して働きかけることが必要である。そのための手法である「組織開発」を一定レベルで理解することにより、企業成果に大きな影響を与えることができる。
自分自身が所属する組織や他の組織に対して働きかけ、組織全体の成果を向上させるために必要な知識・考え方を実務で活用できるレベルまで習得することを目指す。そのためには、講義だけではなく、自分自身の経験や考えを基にした議論や実践を通じて身につけていく。
組織に所属している限りは直面する課題なので、「自分の組織を活性化したい」「会社に活性化対策を提案したい」という院生に受講してもらいたい。
復習として、自分の組織で活用できそうな組織開発手法を考える。
組織開発の全体像:
組織開発の定義や範囲を理解し、ケーススタディを通じて、その代表的なアプローチを学習する。
有
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組織における課題を自分はどのように把握しているのかを考えておき、復習として組織の状況を再度見直してみる。
組織診断 Part 1:
組織の状況を診断する方法を理解し、実際にサーベイを使用して診断を実施し、組織診断の手法を実践的に学ぶ。
有
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社員意識調査を実施したことがある方は事前に確認しておき、復習として社員意識調査の活用方法を考える。
組織診断 Part 2:
社員意識調査を使用した組織診断方法を理解し、どのような課題があるのかの特定方法を学ぶ。
有
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自分の企業・組織においてチームや組織として個々人の力を結集するために行っていることを考え、復習として5つのディシプリンの観点で考察する。
学習する組織 Part 1:
ピーター・センゲ教授が提唱した「学習する組織」の考え方の中心である 5つのディシプリンについて学ぶ。
有
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5つのディシプリンを再度見直し、復習として自分の組織での応用方法について考えてみる。
学習する組織 Part 2:
ピーター・センゲ教授が提唱した「学習する組織」の考え方の中心である 5つのディシプリンの続きと、活用事例について学ぶ。
有
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5つのディシプリンを再度見直し、復習として自分の組織での応用方法について考えてみる。
学習する組織 Part 3:
ピーター・センゲ教授が提唱した「学習する組織」の考え方の中心である 5つのディシプリンの続きと、活用事例について学ぶ。
有
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チーム(本クラス)の強みと課題を考えておき、復習としてチーム(本クラス)の心理的に安全な環境構築するための施策を考え必要に応じて実践する。
チームビルディング Part 1:
チーム全体で成果を高めるための重要な要素である「心理的安全性」について、どのようにしたら心理的安全性を高められるかを体験しながら学ぶ。
有
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実際に行った施策でうまくいったこと/いかなかったことを振り返り、復習として再度チーム(本クラス)に対して安全性を高める施策を実施して改善度合いを確認する。
チームビルディング Part 2:
Part 1の続きとしてチームの心理的安全性を体験しながらチームメンバー間の関係性の質の違いを体験する。
有
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今取り組もうとしてきたが、なかなか取り込めなかった課題を考えておき、復習として学んだアプローチをどのように活用したらよいかを考えてみる。
変革アプローチ Part 1:
企業で実践されている変革アプローチについて学ぶ。
有
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学んだ変革アプローチを見直し、復習として実際に変革に取り組む内容と計画について考える。
変革アプローチ Part 2:
引き続き、企業で実践されている変革アプローチについて学ぶ。
有
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自分自身がどのように精神面を維持しているかを考えておき、復習としてどのような方法が有効かを特定してみる。
レジリエンス:
VUCAの時代で、いかに自分の気持ちをコントロール・マネジメントするかについて、レジリエンスなどの考え方について学ぶ。
有
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自分の企業や組織の多様性を確認し、復習としてどの要素が多様になるとより高い成果に結びつくかを考察する。
ダイバーシティ:
ダイバーシティの意味と重要性を理解し、ダイバーシティのための取組事例を考察する。
有
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自分の企業の組織図をみて良い点と課題を考え、復習として実際にどのような組織設計にしたらよいかを考えてみる。
組織設計:
戦略に応じた組織設計をどのようにしたらよいかを学び、自組織の組織をどのようにしたらよいかを考察する。
有
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ケーススタディを熟読し、自分なりのアイデアを明確にしておくこと。
ケーススタディを活用して、組織変革のためのプロジェクトマネジメントスキルを理解・活用する。
有
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第14回と同じ。
第14回の続き。
有
個別フィードバック
講義、双方向の議論、実際の組織開発手法経験、実際のチームコーチング経験、ゲスト・スピーカーによる講演・質疑、最終レポート作成・提出
担当教員作成のパワーポイント資料を毎回配布する。
組織開発ハンドブック―組織を健全かつ強固にする4つの視点、著者:ピープルフォーカスコンサルティング、発行所:東洋経済新報社 ISBN-13: 978-4492532027
学習する組織―システム思考で未来を創造する、著者:ピーター M センゲ、発行所:英治出版 ISBN-13: 978-4862761019
提出レポートの成績
50 %
授業の理解度、論旨の明快さ、内容の独自性、レポートとしての体裁・語句の正確性など
総合評価
50 %
参画度、理解度、積極性などですが、特に自分の経験や考えをベースとして多様な意見を出したかどうかは主要なポイントになる。意見交換を通じて全体に貢献することを重視する。
授業参加者を一つのチームとして捉えて、どのようにチームビルディングをしていくのかを体感してもらうことにより、組織開発を学んでいきます。同期を中心としたチームビルディングをしていきましょう。