デジタル変革概論 PDF

Introduction of Digital Transformation

単位数

2単位

開講学期

夏学期

開講曜日・時限

土曜日 1・2時限目

位置づけ

情報化・DX化 基礎段階

区分

事業創造コース コース重点科目

科目紹介

科目の重要性・必要性

多くの経営者は、DX(デジタル・トランスフォーメーション)とGX(グリーン・トランスフォーメーション)の2つの経営環境変化に直面し、ビジネスモデルの見直しに迫られている。

先ずは、ビジネスリーダーとして押さえるべき「DXの本質」を価値創造とリスクの両面で理解する必要がある。

科目の目的

多くの経営者は、デジタル変革(DX)に直面し、現在のビジネスモデルではもたないと認識している。
先ずは、ビジネスリーダーとして押さえるべき「DXの本質」を価値創造とリスクの両面で理解する。
そのうえで、汎用化、標準化された様々なデジタル技術とITツールの製造・流通・サービス・金融など様々な業種における具体的な利活用例(これら企業に対するDX支援の現場経験を有するMOT修了生による最新情報)、更には知財マネジメントや交渉学研究に基づく戦略提携の演習も交えて、新しい事業創造をはじめ様々な経営課題解決に如何にしてつなげうるか、DX関連技術や資源の戦略的なマネジメントの習得と実践について学ぶ。

到達目標

本講義の受講を通じて、ビジネスリーダーとして押さえるべき「DXの本質」を価値創造とリスクの両面で理解する。
そのうえで、DX関連技術や経営資源の戦略的マネジメント手法の基本を習得し、新しい事業創造をはじめ様々な経営課題解決に向けた実践を推進できる人材となることを目標とする。

受講してもらいたい院生

  • DX(デジタル・トランスフォーメーション)やGX(グリーン・トランスフォーメーション)に関心を持ち、中長期視点で企業や社会の課題を展望し、その解決に向けて新しいテクノロジーを適用した新規ビジネス創造に取り組もうとする院生
  • 製造業、金融・流通・サービス業の様々な企業に対するDX事業の現場経験を有するMOT修了生をゲスト講師として交えた講義での議論を通じて理解を深めたい意向を有する院生

授業計画

1 回

予習・復習時間

2時間

予習・復習

(予習)第1回配付資料を確認・予習することが望ましい。

(復習)第1回配付資料を確認・復習することが望ましい。
 

授業内容

【講義全体のオリエンテーション】

  • デジタル変革に係る課題と展望(全体像)

2 回

予習・復習時間

4時間

予習・復習

(予習)第1回配付資料を確認・復習し、今回の授業に臨むことが望ましい。
(復習)第2回配付資料を確認・復習することが望ましい。

授業内容

【講義全体のオリエンテーション】

  • デジタル変革の本質を探る
  • デジタル・ビジネスモデル探索

課題有無

課題フィードバック方法

全体へのフィードバック

3 回

予習・復習時間

4時間

予習・復習

(予習)第2回配付資料を確認・復習し、今回の授業に臨むことが望ましい。
(復習)第3回配付資料を確認・復習することが望ましい。

授業内容

【デジタル変革の実践 Ⅰ 】(製造業)

  • 製造業の課題と求められる変革
     (製造業の生い立ち、産業革命、カーボンニュートラル・・・)

4 回

予習・復習時間

4時間

予習・復習

(予習)第3回配付資料を確認・復習し、今回の授業に臨むことが望ましい。
(復習)第4回配付資料を確認・復習することが望ましい。

授業内容

【デジタル変革の実践 Ⅰ 】(製造業)

  • 製造業のデジタル変革の概要
     (求められるデジタル変革をどう進めるのか、経営テーマやアプローチ方法など)

5 回

予習・復習時間

4時間

予習・復習

(予習)第4回配付資料を確認・復習し、今回の授業に臨むことが望ましい。
(復習)第5回配付資料を確認・復習することが望ましい。

授業内容

【デジタル変革の実践 Ⅰ 】(製造業)

  • 製造業のデータ活用の進め方
     (デジタル変革に必須なデータ活用の実践について、事例と効果など)

課題有無

課題フィードバック方法

全体へのフィードバック

6 回

予習・復習時間

4時間

予習・復習

(予習)第5回配付資料を確認・復習し、今回の授業に臨むことが望ましい。
(復習)第6回配付資料を確認・復習することが望ましい。

授業内容

【デジタル変革の実践 Ⅱ 】(金融・流通・サービス業)

  • DXに対する関連企業の危機意識と取り組み状況

7 回

予習・復習時間

4時間

予習・復習

(予習)第6回配付資料を確認・復習し、今回の授業に臨むことが望ましい。
(復習)第7回配付資料を確認・復習することが望ましい。

授業内容

【デジタル変革の実践 Ⅱ 】(金融・流通・サービス業)

  • デジタル産業の姿、企業変革の方向性と諸施策

8 回

予習・復習時間

4時間

予習・復習

(予習)第7回配付資料を確認・復習し、今回の授業に臨むことが望ましい。
(復習)第8回配付資料を確認・復習することが望ましい。

授業内容

【デジタル変革の実践 Ⅱ 】(金融・流通・サービス業)

  • DX取組み事例(DX推進施策)

課題有無

課題フィードバック方法

全体へのフィードバック

9 回

予習・復習時間

4時間

予習・復習

(予習)第8回配付資料を確認・復習し、今回の授業に臨むことが望ましい。
(復習)第9回配付資料を確認・復習することが望ましい。

授業内容

【デジタル変革の実践 Ⅲ 】(サイバーセキュリティ)

  • 守りのセキュリティ:DXを進める上で必須となるサイバーセキュリティの知識

10 回

予習・復習時間

4時間

予習・復習

(予習)第9回配付資料を確認・復習し、今回の授業に臨むことが望ましい。
(復習)第10回配付資料を確認・復習することが望ましい。

授業内容

【デジタル変革の実践 Ⅲ 】(サイバーセキュリティ)

  • 攻めのトラスト:IoT/DXを活用したデジタルトラストによる価値向上の進め方

課題有無

課題フィードバック方法

全体へのフィードバック

11 回

予習・復習時間

4時間

予習・復習

(予習)第10回配付資料を確認・復習し、今回の授業に臨むことが望ましい。
(復習)第11回配付資料を確認・復習することが望ましい。

授業内容

【デジタル変革のための知財マネジメント】

  • 知財マネジメントの概要を理解する。

12 回

予習・復習時間

4時間

予習・復習

(予習)第11回配付資料を確認・復習し、今回の授業に臨むことが望ましい。
(復習)第12回配付資料を確認・復習することが望ましい。

授業内容

【デジタル変革のための知財マネジメント】

  • IoTのビジネスモデルと知財ミックス戦略のケーススタディから実践を学ぶ。

13 回

予習・復習時間

4時間

予習・復習

(予習)第12回配付資料を確認・復習し、今回の授業に臨むことが望ましい。
(復習)第13回配付資料を確認・復習することが望ましい。

授業内容

【デジタル変革のための交渉学】

  • 交渉学研究に基づく、提携戦略の概要を理解する。

14 回

予習・復習時間

4時間

予習・復習

(予習)第13回配付資料を確認・復習し、今回の授業に臨むことが望ましい。
(復習)第14回配付資料を確認・復習することが望ましい。

授業内容

【デジタル変革のための交渉学】

  • 事業提携を巡る秘密保持契約交渉のロールシミュレーションから実践を学ぶ。

課題有無

課題フィードバック方法

全体へのフィードバック

15 回

予習・復習時間

6時間

予習・復習

(予習)第14回配付資料を確認・復習し、今回の授業に臨むことが望ましい。
(復習)第15回配付資料を確認・復習することが望ましい。

授業内容

【デジタル変革(総括)】

  • 講義全体をレビューし、理解内容を再確認する。

課題有無

課題フィードバック方法

全体へのフィードバック

授業方法

  • 講義とチーム演習/ディスカッションで進める。
  • 演習/ディスカッションを通じての相互啓発・理解も重視。

テキスト

  • 各回ごとにパワーポイント形式のテキストを配布。

参考図書

  • 適宜紹介する。

成績評価

評価の視点
評価
ウェイト
備考

課題(レポート)を通じて、 理解度の確認、自社の課題 解決に向けての適用力を評 価

60 %

授業(チーム演習、ディス カッション)への参画姿勢

40 %

合計
100%

受講生へ授業科目のアピールポイント、必要な基礎となる科目の履修や知識・スキル

  • デジタル変革に関心をお持ちの院生(様々な業種、研究開発、生産、営業、IT、経営管理など様々な所属部署)に受講いただき、互いに議論を重ねて、「DXの本質」に迫りたいと思います。

CONTENTS

おすすめコンテンツ

その他のイベント

3分でわかる経営革新事例

日本工大MOTの修了生が、どのように自分の会社・組織を改革・革新している事例を3分間のビデオにして、生の声を皆さんと共有しています。

客員教員

実際の経営者や担当者をゲストスピーカーとして招聘