副研究科長 学務長

MasayukiMiyake

三宅将之

ようこそ「異才共創」の世界に!

  • 専任教授(実務家教員) 副研究科長・学務長
  • 日本興業銀行、野村総合研究所主席コンサルタント、ガートナー Senior Executive Partnerなどを経て、2015年4月より本大学院専任教授
  • 日本価値創造ERM学会会長(現)
  • 日本証券アナリスト協会検定会員(現)

Question

担当している領域・科目について教えてください。

長期視点での事業金融、並びにシンクタンクでの事業開発、ソフト開発会社での経営管理等での実務経験を踏まえ、関連の講座を担当します。
経営者の視点に立ち、そもそも「企業」とは?「企業経営の目的」とは?今、企業経営者が直面している「経営課題」はどのようなものか?を受講生の皆さんが関係する事業の特性を客観的に捉え、理解を深めたいと思います。
「企業会計・ファイナンス基礎」、「MOTのための価値創造とリスク経営」、「技術・社会の展望と企業倫理」、「デジタル変革概論」などの領域・科目を担当しています。

実務家時代にどのような業務に携わってきましたか?

実務家時代の主要な業務は、次の通りです。
①金融機関(東京、ロンドン)にて、会計・ファイナンス(企業審査、企業融資、事業評価、株式投資)、IT戦略策定、IT組織変革等のITマネジメント
②総合研究所では、研究開発(R&D)、新規事業創発活動(特にICTを主体とした事業)、産学連携活動、経営戦略・管理/ITマネジメントに関する様々な企業に向けたコンサルティング活動
③ERPソフト開発会社の取締役CFOとして、経理財務をはじめ経営管理全般

授業を行う際に大切にしている点は何でしょうか?

受講生の皆さんと私の実務経験をベースに
①実務の視点と理論の視点を持った授業
②企業経営者の視点と投資家の視点を持った授業
③対話を重視した授業
を心掛けて進めます。
かつ、長期視点を持って経営環境の変化を、価値創造とリスクマネジメントの両面から見つめ、受講生自身の組織の成長戦略や新たな価値創造に向けて、関連する知見を実務上如何に活用するか、に重点を置き、わかりやすく実践的、「腹に落ちる」深い内容を目指して進めてまいります。
修了後の皆さんも交えた継続学習の場として、社会課題に向き合い、最新テクノロジーの動向の研究と共に、その活用・実践を志向し、内外の参加者によるオープンな「2030年の社会・テクノロジー研究会」(月次開催)を主宰しています。

入学を検討している方へのメッセージ

本大学院は、MOTに係る高度の専門性、実践を兼ね備えた深い学識、課題発見・解決能力という卓越した能力の開発を使命・目的および教育目標としています。

教員のみならず、社会人大学院生である皆さんの経験や知見を持ち寄って、院生自身が主体的に考え取り組む「互学互修」による“学びの場”が本大学院の特色です。

本MOTコースの1年間、新たな事業創発に向けて互いに切磋琢磨しましょう。

教員は院生の皆さんの主体的な取り組みを様々な形で支援します。

Information

スチューデントアワー

毎週土曜日の12:00~13:30といたします。

他の曜日・時間をご希望の場合にはご相談ください。

専門分野

企業会計・ファイナンス、価値経営、事業リスク経営

現職と主たる経歴


《現職》
・日本工業大学大学院 技術経営研究科 専任教授/副研究科長/学務長
・本郷学園常務理事

《学位》
・修士

《経歴》
・日本興業銀行(神戸、東京、ロンドン)にて、会計・ファイナンス(企業審査、企業融資、事業評価、株式投資)、IT戦略策定、IT組織変革等のITマネジメント

・野村総合研究所では、研究開発(R&D)、新規事業創発活動(特にICTを主体とした事業)、産学連携活動、経営戦略・管理/ITマネジメントに関する様々な企業に向けて、主席コンサルタントとして活動

・ガートナーでは、情報システム担当役員(CIO)と月次で、1on1 Meeting を通じて、主にデジタル変革に向けた取り組みを支援

・ロンドン大学シティ校ベイズ・ビジネス・スクール(MBA)修了、京都大学経済学部卒業

その他

《著書》

・ 『企業の価値創造経営プロセスの新たなる体系化をめざして』

   [企画・編集、プログレス、2017年]

・ 『ケーススタディで学ぶ起業と第二創業』

   [企画・編集、クロスメディア・パブリッシング、2016年]

・ 『知財ライセンス契約の法律相談[改訂版]』

   [分担執筆、青林堂書院、2011年]

・ 『Q&A 金融機関のIFRS対応』

   [編著、金融財政事情、2010年]

・ 『次世代金融ビジネスの潮流2009』

   [分担執筆、野村総合研究所、2009年]

・ 『内部統制の本質―“SOX法”を超えて』

   [編著、野村総合研究所、2006年]

・ 『知的財産と技術経営~MOTテキスト・シリーズ~』

    [分担執筆、丸善、2005年]

・ 『知財ポートフォリオ経営~研究開発戦略の評価と知財M&Aの考え方~』

   [編著、東洋経済新報社、2005年]

・ 業界全体で捉えた業務継続計画(BCP)の推進、証券アナリストジャーナル、三宅将之/宗裕二、Vol.49, No.10, pp.24-34 (2011年)

・ 経営アーキテクチャー再構築のチャンスをとらえよ、週刊金融財政事情、三宅将之/有村康哉、(2905号) Vol.61, No.40, pp.61-64 (2010年)

・ 「プリンシプル」のある日本を目指して、特集企画・編集責任者・編著、Vol.17, No.9, pp.4-61(2009年)

・ 永続企業を目指した事業継続計画への取り組み、特集企画・編集責任者・編著、Vol.16, No.4, pp.4-47(2008年)

・ リスクとチャンスをマネジメントするERM経営、特集企画・編集責任者・編著、Vol.15, No.11, pp.4-65(2007年)

・ 経営モデルとしての内部統制、知的資産創造、特集企画・編集責任者・編著、Vol.14, No.4, pp.4-49(2006年)

・ 日本版SOX法の本質についての一考察、金融ITフォーカス、Vol.2, No.2, pp.2-3(2006年)

・ Strategic Intellectual Property Portfolio Management: Technology Appraisal by Using the "Technology Heat Map、NRI Paper、 No.83, pp.1-15(2004年)

・ 戦略的知財ポートフォリオ・マネジメント~テクノロジー・ヒートマップ」による技術評価~、知的資産創造、Vol.12, No.10, pp.4-17(2004年)

・ ビジネス・コンティニュイティ~ネットワーク社会における企業の存続条件~、東京証券取引所 Exchange Square、Vol. 8, pp.4-9(2003年)

・ 危機管理への取り組みの必要性、知的資産創造、Vol.11, No.7, pp.94-95(2003年)

・ コーポレート・クライシスマネジメント、知的資産創造、Vol.10, No.10, pp.52-63(2002年)

 

《学会発表》

・ 2018年9月 「研究報告Ⅰ:ESG投資」,座長,日本価値創造ERM学会第12回研究発表大会,東京

・ 2017年9月 「研究報告Ⅰ:リスクと価値創造」,座長,日本価値創造ERM学会第11回研究発表大会,東京

・ 2016年9月 「研究報告Ⅰ:リスクマネジメントの広がり」,座長,日本価値創造ERM学会第10回研究発表大会,東京

・ 2015年5月「新たなICTの挑戦、一層求められるERM経営」, 野村総合研究所 Eric Fandrich氏との共同発表, 日本価値創造ERM学会 5月研究会,東京

・ 2013年1月 「研究報告:戦略ERMセッション」,座長,日本価値創造ERM学会第6回研究発表大会,東京

・ 2011年1月 「外部委託先管理とSLAに関する考察」,単独発表,法とコンピュータ学会第9回小グループ研究会,東京

・ 2010年1月 「研究報告:戦略ERMセッション」,座長,日本価値創造ERM学会第3回研究発表大会,東京

・ 2009年1月 「研究報告:戦略ERMセッション」,座長,日本価値創造ERM学会第2回研究発表大会,東京

・ 2008年1月 「研究報告:戦略ERMセッション」,座長,日本価値創造ERM学会第1回研究発表大会,東京

・ 2007年6月 「内部統制から価値創造ERM経営へ―未来のリスクとチャンスをマネジメントする」,単独発表,日本価値創造ERM学会第1回研究会,東京

・ 2006年6月 「イノベーションに向かう産学知財マネジメントと国際的対応」,パネリスト,日本知財学会第4回年次学術研究発表会産学連携・ベンチャー分科会,東京

・ 2006年6月 「無形資産マネジメントと情報開示のための枠組み」,単独発表,日本知財学会第4回年次学術研究発表会知財経営問題セクション,東京(同予稿集, pp.116-119, 2006所収)

・ 2006年6月 「知財経営問題セッション」,座長,日本知財学会第4回年次学術研究発表会,東京

・ 2005年5月 「経営陣の新たなビジネスリテラシーとしての特許マップリーディング」,共同発表(共同発表者:三宅将之,妹尾堅一郎,上条由紀子),日本知財学会第3回年次学術研究発表会一般発表(予稿集, pp.96-99, 2005所収)

・ 2005年5月 「統合的知財評価手法についての試み(マクロ分析とミクロ分析の融合)」,共同発表(共同発表者:三宅将之,谷川英和,宗裕二),日本知財学会第3回年次学術研究発表会一般発表(予稿集, pp.60-65, 2005所収)

 

《講演会》

・2020年2月「デジタル変革時代における価値創造 ~テクノロジーと人・企業・社会~」, 日本価値創造ERM学会 2019年度第2回法人懇談会, 東京

・2017年9月「企業価値向上に向けたESG課題への取り組み事例」モデレーター,日本価値創造ERM学会2017年度第3回セミナー,東京

・2016年7月「ERM思考法で新テクノロジーと金融機関について考える

 “FINANCE VERSION 2.0?”」,パネラー、日本価値創造ERM学会創立10周年記念シンポジウム 【第2回】,東京

・ 2010年12月 「パネルディスカッションリスク管理-2011年の課題、Risk Conference 2010」,モデレーター,主催者:リッキーマーケットソリューション・FFR・「金融工学とリスクマネジメント高度化」研究会,東京

・ 2010年10月 「金融機関のIFRS対応」講演者,CIAフォーラム研究会,社団法人日本内部監査協会,東京

・ 2009年2月 内部統制からERM経営へ、(社)企業情報化協会 研究会・ 2004年5月 ビジネス・コンティニュイティ・プラニング、経営・財務研究会、共同PR、銀座共同ビル

・ 2007年10月 ERMに基づく価値創造経営、金融工学研究センターセミナー 2007・ 2004年7月 知財と事業再編戦略、エレクトロニクス・ベンチャー創業支援コース、財団法人神奈川科学技術アカデミー、神奈川サイエンスパーク

・ 2007月5月 競争優位をもたらすITとは?「未来のリスクとチャンス」をマネジメントする、CIO経営研究会・ 2004年8月 知財マネジメント、東京大学大学院・知的創造マネジメント論、東京大学先端科学技術研究センター、東大駒場キャンパス

・ 2006年7月 大学のコンプライアンスと危機管理、大学研究センター公開研究会、筑波大学、筑波大学東京キャンパス(茗荷谷)

・ 2006月7月 SOX法対応を超えた実効性ある内部統制の構築、野村證券 経済懇話会、野村證券 IB企画部、アーバンネット大手町ビル「LEVEL21」

・ 2006年1月 戦略的知財情報分析、情報と知財、京都大学大学院情報学研究科、京都大学(吉田キャンパス)

・ 2006年2月 技術経営とロードマッピング、国際的視野にたった知的財産戦略、東京大学/東北大学、秋葉原コンベンションホール

・ 2006年2月 企業価値向上のための内部統制構築、日経金融新聞フォーラム、日本経済新聞社、日経ホール

・ 2005年3月 特許戦略から経営戦略へ、京都大学COE WEEK「知識社会と京都情報学」、京都大学、松下電器産業マルチメディアセンター(品川区)

・ 2004年11月 知財戦略から経営戦略へ、野村證券近畿地区研修会、野村證券法人開発部、野村證券大阪支店

・ 2004年10月 無形資産経営、無形資産評価に関する経済産業省委託研究、明治大学グローバル・ビジネス研究科、明治大学駿河台校舎

・ 2004年10月 無形資産経営、経済産業省/知財マネジメントに関する研究会、経済産業省産業技術環境局大学連携推進課、経済産業省合同庁舎

・ 2004年9月 知的資産ポートフォリオ・マネジメント、イノベーション・ジャパン・フォーラム 2004、同フォーラム 2004組織委員会、東京国際フォーラム

・ 2004年8月 知財マネジメント、東京大学大学院・知的創造マネジメント論、東京大学先端科学技術研究センター、東大駒場キャンパス

・ 2004年7月 知財と事業再編戦略、エレクトロニクス・ベンチャー創業支援コース、財団法人神奈川科学技術アカデミー、神奈川サイエンスパーク

・ 2004年5月 ビジネス・コンティニュイティ・プラニング、経営・財務研究会、共同PR、銀座共同ビル

 

《対談》

・ ハーバード・ビジネス・スクール 日本リサーチ・センター長 佐藤信雄氏と対談(金融ITフォーカス 2011年4月号)

・ 株式会社KKRジャパン 代表取締役社長 蓑田秀策氏と対談(金融ITフォーカス 2009年7月号)

・ 明治大学ビジネススクール教授 刈屋武昭氏と対談(金融ITフォーカス 2008年4月号)

 

CONTENTS

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修了生の声

各選択コースの修了生に回答してもらっています。皆さん自身の気持ちも意識しながら、是非ご覧ください。

活躍する修了生

修了生の声を参考に、これから入学を検討されている方も、既に入学されている方も、本MOTにおける目標設定や人生の目標設定などに役立てて下さい。

技術経営専攻

本大学院では、キャリアアップを目指すビジネスマンが「技術経営(MOT)」を学んでいます。どのコースにするか悩んだら専攻ナビをやってみよう!