本科目では、 コンサルタントに求められる論理的な思考法を学ぶ。中小業診断士の診断助言業務の現場では、客観的なデータに基づいた説得力のある論理展開が求められる。そこで必要となるのが論理的な思考法である。
コンサルタントが身に着けておくべき論理的思考法の基本を理解し、それぞれのケースに応じて実践できるようにトレーニングする。
客観的データに基づく論理的な説明によって、中小企業支援において、顧客に対し客観的な論理展開で納得させられる能力を獲得する。
コンサルタントを目指す院生。
予習:コンサルタントにはどのように思考が求められるかを自分なりに考えてくる。
復習:授業で取り上げた思考法が使われている事例を探す。(次回発表)
コンサルタントの思考法(1)(講義とディスカッション)
・イントロダクション
・コンサルタントの思考について
コンサルタントに求められる思考について学ぶとともに、論理的思考法と非論理的な思考に分けて考察する。
有
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連続授業なので前回と同じ。
コンサルタントの思考法(2)(講義とワークショップ)
・論理的思考法の基本技法①
論理的思考法の基本である因果関係、演繹法、帰納法の活用方法について演習を通して学ぶ。
有
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予習:コンサルティングで使われるフレームワークの事例を調べてくる。
復習:ロジックツリーを使った説明の事例を考える。(次回発表)
コンサルタントの思考法(3)(講義とワークショップ)
・論理的思考法の基本技法②
論理的思考法の基本であるロジックツリー、推論の活用方法について演習を通じて学ぶ。
有
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連続授業なので前回と同じ。
コンサルタントの思考法(4)(講義とワークショップ)
・論理的思考法の基本技法③
5フォース、STPなどのフレームワークを用いた情報整理の方法について演習を通じて学ぶ。
有
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予習:ブレーンストーミングの4原則とオズボーンのチェックリストについて調べてくる。
復習:これまでの授業で取り上げた技法を用いたプレゼンテーション資料を作成する。(次回発表)
コンサルタントの思考法(5)(講義とワークショップ)
・発想法の技法
ブレーンストーミング、オズボーンのチェックリストの活用方法について演習を通じて学ぶ。
有
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連続授業なので前回と同じ。
コンサルタントの思考法(6)(講義とワークショップ)
・発想法の技法
KJ法、マインドマップ、マンダラートの活用方法について演習を通して学ぶ。
有
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予習:これまでの授業で取り上げた技法を用いたプレゼンテーション資料を準備してくる。
復習:個別発表を振り返って反省する。
コンサルタントの思考法(7)(ディスカッションとワークショップ)
・論理的思考法と発想法の演習①
企業情報から論理的思考法と発想法を複数使い、課題点を論理的に導き出しまとめる。演習方法としては、ケース問題を活用してチームで実施。
連続授業なので前回と同じ。
・論理的思考法と発想法の演習②
第7回の続き。
企業情報から論理的思考法と発想法を複数使い、チームに分かれて課題点を論理的に導き出し発表。講師講評を通じて理解を深める。
有
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基礎知識の講義と予習内容の共有の後に、グループディスカッションや演習を実施して理解を深めるとともに、コンサルティングの現場で活用できる実戦的な応用力を身に着ける。
講義は担当教員が作成したオリジナルテキストを使用する。(なお、資料によっては必要に応じOffice365に事前・事後アップする。)
波頭 亮『思考・論理・分析―「正しく考え、正しく分かること」の理論と実践』産能大出版部(ISBN : 4382055415)
授業への参画姿勢 受講態度、発言内容、グループワークにおける貢献
50 %
プレゼンテーションの発表内容 基本的な知識やスキルの理解度とプレゼンテーションにおける応用力
50 %
基礎知識の講義と予習内容の共有の後に、グループディスカッションや演習を実施して理解を深め、コンサルティングの現場で活用できる実戦的な応用力を身に着ける。
シラバスの講義内容は、一部変更する場合がある。
変更の場合は、各教員の講義初日に改めて説明を行う。