ネットワーク型新事業創造 PDF

Business Creation in Networks

単位数

2単位

開講学期

春学期

開講曜日・時限

授業スケジュール参照

位置づけ

MOTの概念的理解 事業創造 基礎段階

区分

事業創造コース コース基本科目

科目紹介

科目の重要性・必要性

 企業が競争力を維持しながら成長し続けるためには、単に既存の事業を維持するだけでなく、新しい事業を生み出す努力と挑戦を継続する必要があります。多くの事業や商品にはライフサイクルがあります。成長期から成熟期に入った事業や商品は企業に安定した収益をもたらしてくれますが、そのような安定した収益が得られる時間は永遠には続きません。時間の長短に差はあるものの、事業や商品の成熟期はいずれは終焉を迎えて衰退期に入ります。そうなる前に新しい商品を開発したり新しい事業に進出したりしておかなければ、企業は収益を維持できずに競争力を失って衰退してしまします。企業がゴーイング・コンサーンとして継続していくためには、事業創造への挑戦が欠かせないのです。

 しかしながら、経営資源の乏しい中小零細企業やスタートアップ企業の場合、新しいことに挑戦したくても、人材や資金の制約があり自社単独での取り組みには限界があります。そこで考えなければいけないのが、外部からの資源調達や外部との連携です。これらを考える際に有効活用べきなのが、個人的な人脈や企業間のネットワークなどの無形資産です。この科目では、起業家や企業家、ビジネスパーソンが活用すべき無形資産をネットワーク論やソーシャル・キャピタルという概念を通して学ぶとともに、人脈の築き方も演習します。

 事業創造について学ぶことは、企業の経営者だけでなく、新規事業の立ち上げを期待されている管理職や新規事業部門で働く従業員、あるいは起業を志す人たちにとっても重要であり、かつ、有益です。また、足りない経営資源を外部から調達したり、外部と連携したりすることを考える際に、それら手法を知るだけでなく、失敗しないための注意点や工夫の仕方を学んでおくことも必要です。

科目の目的

 この科目では、まずは外部からの資源調達や外部との連携を考える際に重要となる人的ネットワークやビジネス・ネットワーク、ソーシャル・キャピタルなどの概念を学び、より質の良いネットワークを構築し、事業創造に活用するためには何をすべきかを理解することを第一の目的とします。

次に、事業創造の意味や必要性を理解したうえで、アンゾフの成長マトリクスなどを用いて事業創造の方向性の考え方を学ぶとともに、事業展開の検討方法を考えます。オーソドックスでシンプルなフレームワークや手法を習得し、かつ、授業での議論を通じて、実現可能性の高い事業構想を発案できるようになることを第一の目的とします。

さらに、ネットワークの概念を拡張し、産業集積による事業創造の事例や関連する政策について理解しすることを第三の目的とします。

 

 

到達目標

 この科目の到達目標は以下とします。

1)ビジネスに活用できるネットワークの概念を理解する。

2)良質なネットワークを構築し、それをビジネスで活用するために何をすべきかを理解する。

3)事業創造の意味や必要性を理解する。

4)事業創造の考え方を理解し、実現性の高い事業構想を発案できる。

5)産業集積の事例や有用性を理解するともに、産業集積政策の変遷も知る。

6)1~5を自分自身のビジネスに応用し、活用することができきる力を身につける。

受講してもらいたい院生

 この科目は、以下のような方の受講を想定しています。

1)新事業を検討している、または検討したいと思っている経営者や幹部社員

2)新事業部門の責任者や従業員

3)起業を目指す方

4)人脈を広げたいと考えている方

授業計画

1 回

予習・復習時間

4時間

予習・復習

予習:初回は予習不要

復習:自分の人脈を棚卸しする。

 

授業内容

  • イントロダクション

この科目の目的や授業の進め方などを説明する。

 

  • 社会ネットワーク理論

 社会ネットワーク理論とは

 人的ネットワークと人脈形成

 

  • ワークショップ

 人脈形成のきっかけをつくる。

 

  • 情報発信の効果

 インフォメーション・レゾナント効果にようる市場創造プロセス

 

課題有無

課題フィードバック方法

全体へのフィードバック

2 回

予習・復習時間

4時間

予習・復習

連続授業のため前回と同じ

授業内容

連続授業のため前回と同じ

課題有無

課題フィードバック方法

全体へのフィードバック

3 回

予習・復習時間

4時間

予習・復習

予習:ソーシャル・キャピタルとはどのような概念かを調べておく

復習:

 

 

授業内容

  • ソーシャルキャピタル論

 ソーシャル・キャピタルとは

 企業のソーシャルキャピタル

 

  • 企業家の活動とネットワーク

 運をつかむ企業家の活動

 

 

課題有無

課題フィードバック方法

全体へのフィードバック

4 回

予習・復習時間

4時間

予習・復習

連続授業のため前回と同じ

授業内容

連続授業のため前回と同じ

 

 

課題有無

課題フィードバック方法

全体へのフィードバック

5 回

予習・復習時間

4時間

予習・復習

予習:なぜ新事業創造が必要なのかを考えてくる。

復習:グループワークで考えたモデル企業の新事業創造を各自で再検討する。

 

授業内容

  • 新事業の必要性

 なぜ新事業創造が必要なのかを考える。

 プロダクト・ライフサイクル理論とプロダクト・ポートフォリオ・マネジメント

 

  • グループワーク

 モデル企業の新事業検討

 

  • 新事業の方向性

SWOT分析やクロスSWOT分析ににより事業戦略を検討するとともに、アンゾフ・マトリクスを使って事業展開の方向性について考える。

課題有無

課題フィードバック方法

全体へのフィードバック

6 回

予習・復習時間

4時間

予習・復習

連続授業のため前回と同じ

授業内容

連続授業のため前回と同じ

 

課題有無

課題フィードバック方法

全体へのフィードバック

7 回

予習・復習時間

4時間

予習・復習

予習:新事業を成功させるにはどうしたら良いのかを考えておく。

復習:自社の新事業を成功させるために、自分がどのような役割を果たすことができるかを考えてみる。

授業内容

  • 前回グループワークの振り返り

 

  • 新事業における企業戦略

 新事業創造における戦略を考える。

 中小企業のネットワークと提携を考える。

 

  • 新事業を成功させる条件

 新事業を成功させるため条件や経営者や責任者の果たすべき役割について考える。

8 回

予習・復習時間

4時間

予習・復習

連続授業のため前回と同じ

授業内容

連続授業のため前回と同じ

 

課題有無

課題フィードバック方法

全体へのフィードバック

9 回

予習・復習時間

4時間

予習・復習

予習:産業集積の事例を調べてくる。また、自社は産業集積に属しているも考えておく。

復習:自社は産業集積のメリットを生かしているか、生かすことができるかを考えてみる。

授業内容

  • 産業集積

 産業集積とは

 産業集積のメリット

 産業集積事例

 産業集積政策

 

10 回

予習・復習時間

4時間

予習・復習

連続授業のため前回と同じ

授業内容

連続授業のため前回と同じ

 

11 回

予習・復習時間

4時間

予習・復習

予習:自社の新事業アイデアを考えておく。

復習:グループホームを振り返るとともに、他のグループの発表から気づいたことを整理する。

 

 

授業内容

  • グループワーク

 自社の新事業戦略を検討する。

 自社の強みやネットワークを活かして事業機会を捉える戦略を考える。

 

課題有無

課題フィードバック方法

全体へのフィードバック

12 回

予習・復習時間

4時間

予習・復習

連続授業のため前回と同じ

授業内容

連続授業のため前回と同じ

課題有無

課題フィードバック方法

全体へのフィードバック

13 回

予習・復習時間

4時間

予習・復習

予習:ゲストスピーカーの企業やその企業が属する業界について調べておく。

復習:ゲストスピーカーの講演やその後の議論から、何を学ぶことができたかを自分なりに整理する。

授業内容

  • ゲストスピーカー講演

 これまでの授業に基づき、ゲストスピーカーが経営する企業の事業について議論する。

 

 

課題有無

課題フィードバック方法

全体へのフィードバック

14 回

予習・復習時間

4時間

予習・復習

連続授業のため前回と同じ

授業内容

連続授業のため前回と同じ

課題有無

課題フィードバック方法

全体へのフィードバック

15 回

予習・復習時間

4時間

予習・復習

予習:これまでの授業をひと通り振り返っておく。

復習:この授業で学んだことを自分なりに整理してみる。

授業内容

  • 全体総括

これまでの授業を振り返りながら議論する。

課題有無

課題フィードバック方法

個別フィードバック

授業方法

配布教材や参考文献を足掛かりにとし、受講者と教員による双方向の議論、受講者間の多方向の議論を展開する。グループワークやワークショップも取り入れる。

テキスト

配布する教材を使用する。

参考図書

授業の都度、参考図書や参考文献を紹介する。

成績評価

評価の視点
評価
ウェイト
備考

授業の参画姿勢

50 %

授業参加姿勢の積極性、質問の意見の内容の適切性を評価する。

提出課題

50 %

考察の充実度や理論展開の合理性を評価する。

合計
100%
期末試験(ペーパー試験)

(オンライン受験 不可

受講生へ授業科目のアピールポイント、必要な基礎となる科目の履修や知識・スキル

この授業では、さまざまな研究者や実務家の論文を教材として使用します。授業で紹介する論文は、受講者のみなさんの卒業研究である「特定課題研究」の参考にもなると思います。

その他

・シラバスに記載した授業計画は、その内容や順序を変更することがあります。

CONTENTS

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修了生の声

各選択コースの修了生に回答してもらっています。皆さん自身の気持ちも意識しながら、是非ご覧ください。

イベント開催レポート

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