MOT大賞

毎年度修了生の中から、とりわけ本研究科で学んだことを経営やビジネスに活かされている修了生の方々に、「MOT 大賞」を授与しています。

#Purpose

「MOT 大賞」褒章の趣旨

本研究科を修了された修了生は、本研究科で修得した知識やノウハウを会社経営、ビジネスや自らのキャリアにおいて役立て、活躍されているものと考えます。そこで、本研究科では、修了生の中から、とりわけ本研究科で学んだことを経営やビジネスに活かされている修了生の方々に、「MOT 大賞」を授与します。

#Applicants

「MOT 大賞」の応募対象

「MOT 大賞」の応募対象は、本研究科で修得した知識やノウハウが、会社経営、ビジネス、自らのキャリアなどにおいて、直接的・間接的に役立てられているケースです。具体的な成果として表れているものだけでなく、取り組み過程にあるものでも構いません。

例えば、本研究科修了後、自社或いは勤務先企業において、改善・改革に取組み会社経営の収益改善に大きな貢献をした、経営組織構造・お金の流れ・ビジネス形態などを目に見える形で変革した、事業の差別化・競争力強化などに努めた、新事業分野の開拓を進めた、改善・改革の提案・実現を通じて人事配置(異動)やリーダー的役割への抜擢などキャリアアップや自己実現をできた、などが挙げられます。

「MOT大賞」には、会社組織レベルのMOT大賞及びMOTチャレンジ賞、個人レベルのMOTキャリアイノベーション賞の3つの賞を用意しています。

#Successive winners

これまでのMOT大賞の受賞者の紹介

2019年度受賞者

小田倉 久視 さん(MOT大賞、2013年度卒業)

受賞内容

自らの経営する株式会社ヒバラコーポレーションの成長を目指し日本工業大学専門職大学院に入学され、在学中にまとめた特定課題研究に基づき自社の塗装生産システムの外販に取組み、 同時に大学との連携や公的資金といった外部の活用を積極的に進める等の施策により、経営力の強化に努め、加えて生産人口減少時代への対応を可能とするデジタルを活用したビジネスモデルの展開により、政府機関から表彰されました。

2018年度受賞者

古賀 文雄 さん(MOT大賞、2006年度卒業)

受賞内容

自らの経営する株式会社古賀の改革を目指し日本工業大学専門職大学院に入学され、その後ターゲット顧客である製造業企業の研究開発部門や生産技術部門に対して、単なる物売りの商社では無く、困ったことや実現したい事を相談できるユニークな顧客目線の商社を実現し、年商30億円を達成しつつあります。加えて卒業後には本校において工学博士の学位を取得され、更なる経営力の強化に努めています。 

2017年度受賞者

陳 本栄 さん(MOT大賞、2014年度卒業)

受賞内容

自らが経営するUSTRON株式会社の成長と事業拡大を目指し日本工業大学専門職大学院に入学され、そこでまとめあげた事業成長案をその後確実に実行に移し、既存事業の強化そして新事業の開拓を行うことで売上高を大きく拡大させ、2017年には中国深圳証券取引所における同社の株式の上場を成功させるという大きな成果を挙げました。 

2016年度受賞者

若松 道行 さん(MOT大賞、2011年度卒業)

受賞内容

自らの事業である若松梱包運輸倉庫株式会社の経営改革を目指し、日本工業大学専門職大学院に入学され、そこでまとめあげた「共同配送システムの深化」を中心とした改革案をその後確実に実行に移し、厳しい経営環境の中にありながらも、顧客・地域との連携の強化、社内の意識改革、そして収益の継続的な拡大など大きな成果を挙げました。

 

百瀬 義貴 さん(MOT大賞、2014年度卒業)

受賞内容

自らの事業である学校法人明泉学園の経営における改革を目指し、日本工業大学専門職大学院に入学され、そこでまとめあげた「新価値創造戦略 自事業の新価値創造 グローバル人材輩出のための新たな教育モデルの構築」を、その後高い志と大きな熱意を持って実行に移し、新たなプログラムの導入、教職員の意識改革、収益の改善など大きな成果を挙げつつあります。

2015年度受賞者

ムガヒド マハナ さん(MOT大賞、2013年度卒業)

受賞内容

日本の技術と経営を自国経済の発展に活かそうとの大きな夢をもって、日本工業大学専門職大学院に入学され、そこでまとめあげた技術経営プロジェクト研究を用いて、最先端の金融とITを融合した決済手法をスーダンに導入して、自国経済の発展に寄与され、さらにアフリカ全土に展開されようとしています。

2014年度受賞者

大和 紀雄 さん(MOT大賞、2011年度卒業)

受賞内容

リーマンショックで落ち込んだ会社の業績を立て直すべく日本工業大学大学院技術経営研究科の門をくぐり、そこで習得した知識やノウハウを活かし特定課題研究としてまとめあげた経営改革案をもとに、社内の各部門を巻き込み赤字基調の会社を黒字へと導きました。

2013年度受賞者

木田 成人 さん(MOT大賞、2007年度卒業)

受賞内容

社長としてリーマンショックで落ち込んだ会社の業績を、日本工業大学専門職大学院で修得した知識やノウハウを生かして立て直しを図り、回復に導かれました。

2012年度受賞者

蒲原 正広 さん(MOT大賞、2010年度卒業)

受賞内容

日本工業大学専門職大学院で修得した知識やノウハウを会社経営、ビジネスに役立て、会社の売上高・利益の向上、新分野進出、競争力強化など改善・改革を目に見える形で実現されています。

2011年度受賞者

山口 誠一 さん(MOT大賞、2008年度卒業)

受賞内容

2008年末よりにリーマンショックによる業績の著しい悪化がみられ、これまでの財務体質を大きく見直し、キャッシュフロー経営実現のための取組を開始しました。大幅経費節減ができ、直近2期は高い営業利益率を達成しました。

 

原 顯寛 さん(MOTチャレンジ賞、2010年度卒業)

受賞内容

日本工業大学専門職大学院で学び、成果を上げることが出来たことで、所属先の化粧品会社株式会社モルトベーネにも事業計画策定および推進などで貢献し、2年連続で創業来最高売上最高利益を達成。 同時に、MOTで作成した研究テーマが、日刊工業新聞社主催のビジネスプランコンテスト等全国大会大賞および文部科学大臣賞を獲得出来たことで、事業化の推進力が高まり事業化を進めるべく株式会社を設立した。こちらは、ソーシャル・イノベーターを実践するべく代表取締役に就任しました。

2010年度受賞者

木下 学 さん(MOT大賞、2006年度卒業)

受賞内容

日本工業大学専門職大学院で修得した知識やノウハウを会社経営、ビジネスに役立て、会社の売上高・利益の向上、新分野進出、競争力強化など改善・改革を目に見える形で実現されています。

 

梅本 健二 さん(MOTチャレンジ賞、2009年度卒業)

受賞内容

日本工業大学専門職大学院で修得した知識やノウハウを会社経営、ビジネスに役立て、会社の売上高・利益の向上、新分野進出、競争力強化など改善・改革に挑戦的に取り組まれています。今後、取り組みの成果が期待されます。

 

牧 美江 さん(MOTキャリアイノベーション賞、2007年度卒業)

受賞内容

日本工業大学専門職大学院で修得した知識やノウハウを役立て、キャリアアップ、自己実現に取り組まれています。今後、この取り組みが、新規創業、新ビジネスなどに期待されます。

2009年度受賞者

水谷 憲一 さん(MOT大賞、2005年度卒業)

受賞内容

日本工業大学専門職大学院在学中、特定課題研究において「自社の中長期(5~10年)技術戦略の策定」をまとめ、その成果を勤務先である大成温調株式会社にて活かし、以来4年、実現に向け研鑽を積まれました。国内建設市場が頭打ちとなる中、海外グループ統括として海外事業の構造改革を断行し、業務管理室長として全社的プロセスリエンジニアリングにより業務を効率化しました。さらにグリーンエナジー本部長としてエネルギーソリューション事業を推進展開中です。またこれらに伴い、本校入学時の役職「係長」から昇進され、現在「執行役員」に就任し、上記三職を兼務、活躍されています。

 

日比生 信義 さん(MOTチャレンジ賞、2005年度卒業)

受賞内容

日本工業大学専門職大学院在学中、特定課題研究において「某社のコア・コンピタンス分析と強化戦略の提案」をまとめ、その成果を勤務先である林建設株式会社にて活かし、以来4年、実現に向け研鑽を積まれました。中堅建設会社における新しいビジネスモデルの確立は、極めてイノベーティブかつチャレンジングなテーマであり、これを着実に実現させつつあることは、道半ばとはいえ賞賛に値するものです。またこれらに伴い、本校へ入学時の役職「次長」から、現在は「取締役」に就任し、かつ「経営戦略室長」という重責を担うに至りました。まさに当校での成果を十二分に生かされた現れです。

 

阿部 武志 さん(MOTキャリアイノベーション賞、2007年度卒業)

受賞内容

日本工業大学専門職大学院在学中、特定課題研究において「創造力を高めるための“サードプレイス”に関するビジネスプランの考察」をまとめました。平成21年3月、東京電力グループのリゾートホテルにおける経営企画職の社内公募に応募し、特定課題研究の成果を十二分に活用し、書類選考・面接を経て採用され、同年7月、上記の役職に就任しました。東京電力株式会社のようなエスタブリッシュされた超大企業のなかで、自らの企画が会社に選ばれ、かつ、その企画を実現するための中核的役職に就くということは、稀有なことです。

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