日本工大MOTの目指す技術経営とは?

本大学院は幾つかの特徴があります。

#Vision

特徴

1.中堅・中小企業の技術経営に重点を置いている

本大学院で学ぶ院生の内訳ですが、創立初期には①製造業や建設業の中堅・中小企業の幹部が中心でしたが、続いて ②IT等のサービス企業のプロジェクトリーダーが加わり、現在では③中堅・中小企業の技術経営や起業に関心をもつ多様な業種・職位・職種の方へと拡大しています。 また、2018年度から中小企業診断コースが加わったことから、④中堅・中小企業へのコンサルティングを目指す方々へと対象を広げております。院生は全員社会人であり、かつ、この4つのタイプの院生の当事者意識、プロフェッショナル意識、多様な業界知見や価値観、さらには中堅・中小企業支援マインドが相まって、本大学院の院生は相互に啓発しあうユニークな仲間意識が形づくられています。

2.本大学院は一年制修士課程だが、継続学習を重視

修了生の研鑽の場としてMOT倶楽部等の活動があること、殆どの教員が実務家教員であること、少人数の院生定員に対し教員の比率が高いことなどです。 一年間で集中して学ぶため皆が多くの共通する授業を受けること、修了後にも様々な共同参画の場があること、また実務家教員の院生・修了生が携わるビジネスへの理解などにより、院生・修了生・教員間の相互理解と連携を深め、高い組織密度を実現しています。お互いが共感しつつ切磋琢磨する中で、アイデアやその実現の動機が生まれる場が出来上がっています。

3.カリキュラムの特徴

授業科目は、基礎・応用・ケーススタディと段階を踏んでおり、多様なレベルに対応しています。中堅・中小企業の技術経営に係る課題解決に関するテーマも多く、より実践的で統一感のある授業となっております。一年の後半は修士論文にあたる特定課題研究を通じて、院生自身の問題意識に沿った課題解決を検討します。この過程で学びから実践へとのシフトも図ります。院生の問題意識は様々ですが、目的意識の高い仲間どうしが影響しあい、皆が学びを実践する目的を見出して行きます。

加えて、本大学院では、キャリアアップを目指す多様な院生のニーズを満たすために、経営をシステムとして捉えて変革する「マネジメントリーダー」、自らの会社の起業や新事業創出を行う「アントレプレナー」、そして中小企業の「コンサルタント」を育成する3つのコースを設置しています。院生は入学時にコースを選択しますが、明確な目的と「志」を持って学びをスタートし実践に繋げていくために大切なことだと考えております。 皆さんの問題意識や解決すべき課題は多様だと思いますが、コースの特徴を見ることで、皆さん自身が何を目指して行くのかを考える一助になると思います。

本大学院の3つのコースをご紹介いたします。 

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