MOT 働きながら技術経営が学べる1年制大学院 日本工大MOT

変革のファシリテーション

  • Facilitating Organizational Change
担当教員 森 時彦 専任・客員 客員 単位数 2単位
開講学期 春学期 開講曜日・時限 火曜日 1・2時限(隔週)
位置づけ スキル関連分野 応用段階
科目紹介
科目の重要性・
必要性
MOTの受講生の多くは技術系の人が多く、効果的に人と組織を動かしていくためのスキルを学ぶ機会が少なかった傾向があります。本講座では、人や組織を動かすためには、何を考え、どう行動する必要があるのか、 また組織行動の重要性を理解し、その変革を進めるために何をしなければいけないのかを学びます。役立つこと、実践的であることを重視し、学問的・抽象的な組織論にならないことを特徴とします。
科目の目的 会社によって、「指示待ち」「コミュニケーションが不全」といった悪い生活習慣(組織行動)が身についてしまっていることがあります。当科目では、このような組織の悪い生活習慣を改善し、成果を出すリーダーシップを身につけることを目的とします。そのための重要な基本スキルとして、ファシリテーションを学び、そのスキルをどう組織変革(生活習慣の改善)に活かすか実践を通じて学びます。
また、「問題定義」の重要性を確認し、効果的な問題設定法について学びます。
到達目標 自ら組織変革に取り組む意欲とその基本的な方法論(現場にあってどうすればいいか)を身につけることが到達目標です。
受講生は自分が属する組織において、ここで学んだことを使った「組織変革プロジェクト」を実施することが義務付けられており、その成果・経過発表が評価の対象となります。
受講してもらいたい
院生
実際に組織においてリーダーシップを発揮しなければならない人、これからそういう立場になる人たちに受講して頂きたいと思います。
授業計画
1回 予習・復習時間 4時間
予習・復習 講義期間の前半(1か月)に参考図書「ザ・ファシリテーター」(小説)を熟読し、組織変革とは何か、ファシリテーションがその中でどのような役割を果たすかを学び、自分の仕事や社会生活にどのように活かせるかを考え、実践してみる。
特に今回の授業の準備としては、ファシリテーションについて、授業中に質問・コメントできるように自分の理解を整理してくること。
授業内容 ファシリテーションの基本   
ファシリテーションとは何か、その定義と効能を学びます。
課題有無
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2回 予習・復習時間 4時間
予習・復習 ファシリテーションについて自分の理解を整理し、授業中に質問・コメントできるように準備をしてくる。自分にとってどんな意味があるのか、どう役に立てられるかを考えてくる。
授業内容 同日に行われる1回目に続いて、ファシリテーションの基本と効能を理解し、基本スキルと、それらがどのような場面で役立つかを学びます。
課題有無
課題フィードバック方法 全体へフィードバック
3回 予習・復習時間 4時間
予習・復習 自分の組織の組織問題を考え、A4半ページ以内にまとめてくる。組織問題とは何かについては、1,2回目の授業の中で説明があります。
授業内容 ファシリテーションのスキル 1  
ファシリテーションは議論の中身ではなく、議論のプロセスに介入し、それをコントロールすることで成果を挙げるスキルです。今回は、まずそのプロセスのデザイン方法を中心に学びます。
課題有無
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4回 予習・復習時間 4時間
予習・復習 第3回と同じ(自分の組織の組織問題を考え、A4半ページ程度のまとめるてくる)。
授業内容 ファシリテーションのスキル 1 (続き)
第3回のプロセスデザインに続き、今回は実務面で重要な「場をコントロールする」スキルを中心に学びます。また、A4半ページほどにまとめてきた自分の組織の組織問題ついて話し合い、問題の捉え方を学びます。
課題有無
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5回 予習・復習時間 4時間
予習・復習 自分の組織の組織問題を「解ける形に展開」して、自分がリードして解決する問題を定義してくる(問題文の作成)し、それについて授業の中で議論できるように準備してくる。
授業内容 ワークショップ演習
「パン屋の改革」というミニケースを題材に、組織変革のワークショップを体験し、ファシリテーションの使い方、ワークショップの進め方を学びます。
課題有無
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6回 予習・復習時間 4時間
予習・復習 第5回と同じ(「問題文」を作成し、それについて授業の中で議論できるように準備してくる)。
授業内容 ワークショップ演習(続き)
「パン屋の改革」というミニケースを題材に、組織変革のワークショップを体験し、ファシリテーションの使い方、ワークショップの進め方を学びます。
課題有無
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7回 予習・復習時間 4時間
予習・復習 最終課題として取り組む「問題文」を準備してくる。
授業内容 組織変革とは何か、その定義と目的、組織が変わっていくときのパターンについて学びます。
課題有無
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8回 予習・復習時間 4時間
予習・復習 第7回と同じ(最終課題として取り組む「問題文」を準備してくる)。
授業内容 7回目に続いて組織変革を取り上げ、より実践的に深めます。組織が変わっていくときのパターンから、陥りやすい「落とし穴」を理解し、そこに陥らないようにする方法を学びます。実践で不可欠なコンフリクトマネジメントの方法や必要な自己主張の技術を学びます。
課題有無
課題フィードバック方法 全体へフィードバック
9回 予習・復習時間 4時間
予習・復習 設定した「問題文」の解決に取り組み、その実践の中から出てきた問題を整理し、授業の中で質問や議論ができるように準備してくる。
授業内容 組織変革とファシリテーションをテーマに、これまでに学んだ組織変革にファシリテーションがどう役立つのかを議論します。その過程でインタラクティブなリーダーシップのあり方を学びます。
課題有無
課題フィードバック方法 全体へフィードバック
10回 予習・復習時間 4時間
予習・復習 第9回と同じ(設定した「問題文」の解決に取り組み、その実践の中から出てきた問題を整理し、授業の中で質問や議論ができるように準備してくる)。
授業内容 組織変革とファシリテーションをテーマに、これまでに学んだ組織変革にファシリテーションがどう役立つのかを議論します。その過程でインタラクティブなリーダーシップのあり方を学びます。
課題有無
課題フィードバック方法 全体へフィードバック
11回 予習・復習時間 4時間
予習・復習 成果発表まで2週間です。設定した「問題文」の解決に取り組んでいると思いますが、その中から出てきた問題を整理し、授業の中で質問や議論ができるように準備してきてください。
授業内容 ファシリテーションのスキル 2 
1では、「プロセスデザイン」と「場のコントロール」を学びましたが、今回は「質問力を鍛える」をテーマに学びを深めます。それに役立つフレームワークの使い方や、何をどのように問うのかによって、チームの思考をコントロールする技を学びます。「正しい問い」は思考を導く最強の武器になります。
課題有無
課題フィードバック方法 全体へフィードバック
12回 予習・復習時間 4時間
予習・復習 成果発表まで2週間となります。設定した「問題文」の解決に取り組稀ていると思いますが、その中から出てきた問題を整理し、授業の中で質問や議論ができるように準備してきてください。最後の質問のチャンスです。
授業内容 ファシリテーションのスキル 2 
(11回に続いて問いの立て方を学ぶ)
1では、プロセスデザインと場のコントロールを学びましたが、今回は「質問力を鍛える」をテーマに学びを深めます。それに役立つフレームワークの使い方や、何をどのように問うのかによって、チームの思考をコントロールする技を学びます。「正しい問い」は思考を導く最強の武器です。
課題有無
課題フィードバック方法 全体へフィードバック
13回 予習・復習時間 4時間
予習・復習 発表の準備をしてくること。発表は、決められたフォーマット(パワーポイント 6ページ)に従い、行ったこと、学んだこと、今後どのように取り組むかが簡潔かつ明解にわかるようにしてください。
授業内容 成果発表 1
受講期間中に実施した「組織変革プロジェクト」の経過・成果発表を行ってもらいます。自分の発表だけでなく、他の受講生の発表についても積極的に質問・コメントし、自他の学びを深めることが求められます。
課題有無
課題フィードバック方法 個別フィードバック
14回 予習・復習時間 4時間
予習・復習 発表の準備をしてくること。発表は、決められたフォーマット(パワーポイント 6ページ)に従い、行ったこと、学んだこと、今後どのように取り組むかが簡潔かつ明解にわかるようにしてください。
授業内容 成果発表 2
(成果発表の続き)受講期間中に実施した「組織変革プロジェクト」の経過・成果発表を行ってもらいます。自分の発表だけでなく、他の受講生の発表についても積極的に質問・コメントし、自他の学びを深めることが求められます。
課題有無
課題フィードバック方法 個別フィードバック
15回 予習・復習時間 4時間
予習・復習 全体を振り返って、何を学び、これからどうするのかを考えてくる。
授業内容 授業全体を振り返ります。講義、ワークショップ、実践を通じて感じていること、疑問に思っていることを共有し、学びを深め、自分のリーダーシップを高め、行動変容に活かしてもらいます。

授業方法 講義とワークショップを組み合わせた授業で、インタラクティブに進めます。受講生の積極的な授業への参画(意見、質問、ディスカッション)が求められます。
テキスト 講義のつど配布される資料のみですが、参考図書の「ザ・ファシリテーター」は課題図書と考えてください。
参考図書 森時彦著「ザ・ファシリテーター」(ダイヤモンド社) ISBN-10: 4478360715
森時彦著「“結果”の出ない組織はこう変えろ!」(朝日新聞出版社) ISBN-10: 402330915X
成績評価
評価の視点 評価
ウェイト
備考
学んだことを実務の中で実践してみたか。そこから何が学べたかを評価対象とします。実践したことがうまくいったかどうか(成果)は問いませんが、問題が適切に定義されているかどうかは評価の対象とします。 50 % 学んだことを自分の仕事や生活の中で実践し、その中で感じ、学んだことを発表することが求められます。自分で考え、適切に問題を定義し、行動し、何が学べたかが最も大きな評価ポイントです。
講義ならびに実施したことから学んだことの質、学びの深さ(今後への影響)を評価します。 30 % 学びの質が二つ目の重要な評価ポイントです。質とは、その体験から今後のリーダーシップ行動に大きな変化が起きるようなものだったのか、あるいは単に新しい知識を得ただけだったのかということです。もちろん今後の行動への影響が大きいほど高得点となります。
授業への参画度。質問やコメントの頻度と質 20 % この授業では積極的に授業に参加することが求められます。参加とは、質問やコメント、ディスカッションを活発に行うことです。その頻度や質を評価します。
合計 100%  
受講生へ 参考図書を参考に、自らの組織の組織問題を考え、A4半ページ程度にまとめてくる。授業の中で、それを「解決できる形」に展開して取り組むべき問題を文章にして定義すること(問題文の作成)を学びます。最終課題は、その組織問題を解決する取り組みを自ら行い、その結果をプレゼンしてもらうことです。
講師と受講生の間だけでなく、受講生間のインタラクティブな対話を軸に授業を進めたいと考えており、問題意識を持ち積極的に発言し、傾聴する人たちの参加を求めます。
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