MOT 働きながら技術経営が学べる1年制大学院 日本工大MOT

プログラム&プロジェクトマネジメントの基礎(プログラム編)

  • Basis of Program and Project Management (Program)
担当教員 武富 為嗣 専任・客員 専任 単位数 2単位
開講学期 春学期 開講曜日・時限 金曜日 2時限
位置づけ プロジェクトマネジメントコース分野 基礎段階
科目紹介
科目の重要性・
必要性
本企業経営においては、売上、利益のマネジメントと同時に投資のマネジメントが重要である。本授業は、投資立案(Strategic Investment Planning)や予算化(Capital Budgeting)、投資後のマネジメント(Investing Asset Management)をプログラムマネジメントとして体系的に理解し、経営幹部あるいは企画遂行担当者として実践で使える基礎を習得することを目指す。企業改革、設備投資、研究開発投資、IT投資、新事業創造、M&Aなどの様々な投資の意味を理解し、リスクを勘案して、実践で使える基礎をマスターすることが、経営においては、大事である
科目の目的 現在の事業環境と投資に関係、実際のビジネスの現場でのプロジェクトやプログラムの資本を出す人、あるいは発注者から見た意味を理解する。企業の多くの失敗は、日常の業務采井というよりも、投資に関係している物が多いということなどを理解して、プログラム、プロジェクトの投資発案から、実施、その後の回収時の運営までに取り組めるようになることを目的とする
到達目標 プログラムマネジメントの基本を理解して、企業における投資とプログラムの関係を理解する。その上で、実際の企業活動での課題にどのように適用すればよいか、どういう手順で進めればよいかを習得して、経営者、投資の責任者、プログラムマネジャーとしての基本を習得する
受講してもらいたい
院生
特に企業内において、あるいは、企業を起こして、経営の立場や何らかの課題に対して、リーダーシップをとる立場にある人、あるいは、そのような立場を目指す人。特に、企業成長に必要な投資に対して理解を深めて、推進したい人。
授業計画
1回 予習・復習時間 4時間
予習・復習 プログラムとは何ぞやという自問を行い授業に臨むこと。受講後、プログラムとプロジェクトの違い、投資とプログラムの関係、戦略実現の実践的アプローチとしてのプログラムを復習する
授業内容 プログラム&プロジェクトマネジメントとは?        
プログラムの概念、プログラムとプロジェクトの違い、財務諸表とプログラム&プロジェクトの関係、投資とプログラムの関係など、プログラムの全体像を学習する
2回 予習・復習時間 4時間
予習・復習 プログラムの進め方を予習する。受講後、その意味を確認する
授業内容 プログラムとプログラムマネジメント
プログラムとプロジェクトの違いをゲームで疑似体験する。その後で、企業価値を実現するためのプログラムの考え方、オーナー、プログラムマネジャー、プロジェクトマネジャーの立場と考え方の違いなどを学習する
3回 予習・復習時間 4時間
予習・復習 企業戦略とプログラムについて予習する。受講後、企業戦略とプログラムについて、理解を確認する
授業内容 企業戦略とプログラム          
問題意識の持ち方、そこから、企業戦略と連携したプログラム立案のアプローチを理解する。高い視点とはどういう視点かを理解し、プログラム投資の戦略的な意味(Sustainable growth)、収益性、リスクとの関係を理解する
4回 予習・復習時間 4時間
予習・復習 企業戦略とプログラムとは何かを予習する。受講後、その意味とプログラムの関係を復習する
授業内容 企業戦略とプログラムの事例紹介       
企業戦略の事例を上げながら、戦略遂行のために、企業がどのような判断を行い、プログラムを立案するか、プログラム組織構造とプロジェクトの関係構築、スケジューリングのアプローチを理解する
5回 予習・復習時間 4時間
予習・復習 企業戦略とプログラムの関係を再確認して臨む。受講後、企業戦略マネジメントとプログラムマネジメントの関係を復習する
授業内容 プログラムの立案(ゲストスピーカー)          
ゲストスピーカーによる新規事業分野への進出と営業業務改革の事例紹介。
この事例により、高い視点での問題把握とプログラム立案のアプローチを理解する
6回 予習・復習時間 4時間
予習・復習 価値の設計から実行組織の構築とその意味について予習する。受講後、価値設計とプログラムの関係を復習する
授業内容 価値の設計から実行組織の構築へ
企業再生を例にとりながら、企業が抱えている課題を解決するための課題解決型のプログラムマネジメントのアプローチ、組織構築の仕方、課題の捉え方、その限界について学習する
7回 予習・復習時間 4時間
予習・復習 価値の設計から実行組織の構築とその意味について予習する。受講後、価値設計とプログラムの関係を復習する
授業内容 価値の設計から実行組織の構築へ(続き)
企業再生を例にとりながら、企業が抱えている課題を解決するための課題解決型のプログラムマネジメントのアプローチ、組織構築の仕方、課題の捉え方、その限界について学習する
8回 予習・復習時間 4時間
予習・復習 リスクの捉え方とプログラムガバナンスを予習する。受講後、リスクの捉え方とプログラムガバナンスを復習する
授業内容 リスクの捉え方とプログラムガバナンス
プログラムとプロジェクトにおけるリスクの捉え方の違いと、プログラム責任者として、プロジェクト上位者の立場でのガバナンスの考え方について学習する 
9回 予習・復習時間 4時間
予習・復習 詳細設計・実施段階とは何かを予習する。受講後、詳細設計・実施段階を理解する
授業内容 詳細設計・実施段階
構想段階のプログラムが終了した後で、詳細設計・実施段階のプログラムの進め方、組織運営、レポーティング、ガバナンス、リスクマネジメントなどについて、学習する
10回 予習・復習時間 4時間
予習・復習 組織と意思決定の進め方を予習する。受講後。組織と意思決定のマネジメントを復習する
授業内容 組織と意思決定
プログラム組織とプロジェクト組織の違いと、プログラム責任者として、プロジェクト上位者の立場での意思決定やガバナンスの考え方について学習する
11回 予習・復習時間 4時間
予習・復習 価値創造型のプログラムマネジメントについて、自社を例に予習する。受講後、価値創造型のプログラムマネジメントを復習する
授業内容 価値創造型のプログラムマネジメント     
技術の種をもととして、製品化し、市場に投入する価値創造型プログラムの典型として、研究開発を取り上げ、途中で中止となる可能性の高い研究開発プログラムのマネジメントのアプローチ、投資とプログラムの関係、全社的視点、個別の視点での研究開発プログラムのマネジメントについて学習する。
12回 予習・復習時間 4時間
予習・復習 IT投資とは何か、どう進めるのかを自社の例で理解しておく。受講後、プログラムとの関係を復習する
授業内容 IT投資のプログラムマネジメント
発注者の視点に立ったシステム投資とプログラムの関係、プログラム立案、投資対効果の見方や失敗事例のガバナンスの欠如などについて学習する
13回 予習・復習時間 4時間
予習・復習 デジタル化による新しいビジネスモデルの誕生とオフショアビジネスとは何かを予習する。受講後、プログラムマネジメントとの関係を復習する
授業内容 デジタル化による新しいビジネスモデルの誕生とオフショアビジネスのアプローチ    
インターネットやモバイルの発展は、生活様式の変化や新しいビジネスモデルの出現、競合の変化を生んでいる。この新しいビジネスモデルは、グローバル展開が容易であり、あっという間に従来の構造を変えています。この新しい流れにどう対処すればよいかを一緒に考える
14回 予習・復習時間 4時間
予習・復習 M&Aの考え方の基本を予習する。受講後、プログラムとの関係を復習する
授業内容 M&Aの進め方(ゲストスピーカー)    
ゲストスピーカーによるM&Aの進め方を実際の例に従って、話してもらい、新しい経営モデルの対処方法を考える
15回 予習・復習時間 4時間
予習・復習 今まで学んだことをすべて確認しておく。受講後、自分がどのくらい判っているかをテストの点数で理解し、その後補強すべき点を明確にする。
授業内容 最最終試験
プログラムとプロジェクトの違い、投資としてのプログラム、ロードマップ等の基本的な内容の理解が明確になっているかをテストする
授業方法 パワーポイントのテキストによる授業を主体としながら、時々、演習問題を入れて、プログラムマネジメントの基本的な考え方を理解し、企業が抱えるさまざまな問題に対するプログラムマネジメントのアプローチに対して理解を深める
テキスト 授業配布のパワーポイント
参考図書 ・ 小原重信編著「P2Mプロジェクト&プログラムマネジメント標準ガイドブック」PHP ISBN-10: 4820744690 、
・「中小企業技術経営」実践講座  日本工業大学大学院技術経営研究科監修 ISBN-10: 4769204825
   第13章 P2Mプログラムマネジメント   
第14章 プロジェクトマネジメントの基礎
成績評価
評価の視点 評価
ウェイト
備考
授業における演習や発表の内容で評価する 50 %
期末テスト 50 % 授業最後のテストでの試験の理解度で評価する
合計 100%  
受講生へ 参考図書などをもとに、大まかな各章の概要を理解しておき、質問などがあれば、準備する
企業経営は、大きく損益計算書に関わる活動と貸借対照表に関わる活動がある。ここでは、プログラムマネジメントを投資として理解し。その意味、マネジメントで理解しておくこと、進め方についての基礎を学ぶことを主体とする。春の授業で、プロジェクトとプログラムの違い、定常活動と非定常活動の違い、投資の意味を理解して、プログラムマネジャーとしての基礎知識を獲得することを目指す
その他 春学期の「プログラム&プロジェクトマネジメントの基礎(プロジェクト編)」を受講することを前提とする
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