流通業診断の進め方 PDF

How to proceed with the distribution industry diagnosis

中小企業診断コース関連科目

単位数

2単位

開講学期

夏学期

開講曜日・時限

授業スケジュール参照

位置づけ

オペレーション分野 応用段階

科目紹介

科目の重要性・必要性

【情報】
流通業分野の企業経営に資する情報化のスキルを習得する。クラウド・IoT・AI時代となり、情報化の重要性は増している。
【店舗】
中小企業支援については特定の業種に偏ることなく各業種の特徴、診断のポイントについて一定の知識を得ておく必要がある。特に経営視点での指導にとどまらず、現場レベルの改善・改良についての指導を求められる可能性が高い。
日本の事業者数(企業+個人事業者)の約18%を占める小売業について、業界特性、トレンドを含む一般的な知識を知る。
また店内環境、マーチャンダイジング、VMD等の店づくりに関連する知識や、売場図面作成方法、競合店調査の手法を学習することによって、小売分野を支援するための知見を身につけられる。

科目の目的

【情報】
流通業分野の企業の経営課題およびその経営課題を克服するための情報化課題を的確に発見し、その課題克服の具体的方策の立案について指導、支援、アドバイスできる技能を修得する。
【店舗】
知識のインプットにとどまらずケーススタディや、実店舗への覆面調査等の手法を通じて、店づくりの考え方について理解を深めるとともに、店舗コンセプト作成、それに基づく店内レイアウト等のプラン作りにより店舗施設についての支援・アドバイスができるスキルの修得。店内レイアウト作成手法の体感。CAD、手書き、Excel、PowerPoint等を活用して図面を作ってみる。これによって売場改善をビジュアルに表現するスキルを身に着けられる。

到達目標

【情報】
流通業分野の企業の経営目標クリアするための経営課題と、その経営課題を克服するための情報化課題を的確に発見できるとともに、明確化された情報化課題を克服するため、経営戦略に根ざした情報化の基本的な改善提案をそれまでに修得した知識等を基に策定できること。
【店舗】
1.経営戦略と一貫性のある店舗コンセプトの策定ができる。
2.ケーススタデイを活用し策定した店舗コンセプトに基づき店舗レイアウトを作成し、投資採算性を含めた店舗施設計画の策定ができる。
3.流通業診断実習に向けた基本的な診断スキルの修得。

受講してもらいたい院生

中小企業経営等の経営コンサルタントを目指す院生

授業計画

1 回

予習・復習時間

4時間

予習・復習

予習:中小流通業の情報化課題について考察してくる。
復習:流通業分野の企業の経営課題と情報化課題の関係を考察することにより、理解を深めるとともに手法を定着させる。

授業内容

企業の経営課題および情報化課題の設定(1)
流通業分野のモデル企業の経営課題を把握し、その中で情報化によって対応可能な課題を絞り込む方法を学ぶ。

2 回

予習・復習時間

4時間

予習・復習

予習:情報化の進展に伴う中小流通業を取り巻く環境変化について考察してくる。
復習:流通分野の企業の情報化に関する経営環境の変化(IT化の進展、SCMの変化、購買行動の変化など)に関する動向を考察することにより、理解を深めるとともに手法を定着させる。

授業内容

企業経営課題および情報化課題の設定(2)
流通業分野の企業の経営課題設定において、経営環境の変化(IT化の進展、SCMの変化、購買行動の変化など)を考慮する必要性など学ぶ。さらに、修得する知識の拡張性を確保するために、モデル企業の特異な情報化項目と一般的な企業にも適用できる情報化項目の区分けを意識した考察を行う。

3 回

予習・復習時間

4時間

予習・復習

予習:中小流通業にとって必要な情報システムの最近動向について調べておく。
復習:流通分野の事例企業2社について、情報の収集、情報の保管、情報の検索、情報の加工、情報の分析、情報の活用に関して考察することにより、理解を深めるとともに手法を定着させる。

授業内容

情報デザインの策定(1)
流通分野の企業の情報化課題を克服するため、情報システム(情報の収集、情報の保管、情報の検索、情報の加工、情報の分析、情報の活用)の現状について学ぶ。

課題有無

課題フィードバック方法

全体へのフィードバック

4 回

予習・復習時間

4時間

予習・復習

予習:中小流通業の情報システムのありたい姿について考察してくる。
復習:流通分野の企業の情報化に必要な情報システム(情報の収集、情報の保管、情報の検索、情報の加工、情報の分析、情報の活用)のありたい姿について、多角的な視点より構想するトレーニングを積む。

授業内容

情報デザインの策定(2)
流通分野の企業の情報化課題を克服するため、情報システム(情報の収集、情報の保管、情報の検索、情報の加工、情報の分析、情報の活用)のありたい姿について、従業員視点なども含め、できるだけ多角的な視点より構想する方法を学ぶ。

5 回

予習・復習時間

4時間

予習・復習

予習:中小流通業の情報化に向けたプロセスについて考察してくる。
復習:流通業分野の企業の情報化企画書の記述内容を考察することにより、理解を深めるとともに手法を定着させる。

授業内容

情報化企画書の作成(1)
流通業分野の情報化の道のりを示すための情報化企画書の記述内容とその作成方法について学ぶ。

6 回

予習・復習時間

4時間

予習・復習

予習:中小流通業を取り巻く情報化関連の環境変化を再度確認し、その対応策について考察してくる。
復習:流通分野の企業を2社について、内部環境や外部環境の激しい変化への柔軟な対応などライフサイクル思考を意識した企画書作成を試行する。

授業内容

情報化企画書の作成(2)
流通分野の企業における内部環境や外部環境の激しい変化への柔軟な対応などライフサイクル思考を意識した企画書作成の修得方法を学ぶ。

課題有無

課題フィードバック方法

個別フィードバック

7 回

予習・復習時間

4時間

予習・復習

予習:実際に情報化を進めるとき、企業内のどのような部署の者が関わり、外部ではどのような組織が関わるかについて考察してくる。
復習:流通分野の企業の情報システム構築について、ベンダーへの提案依頼書の記載内容を考察することにより、理解を深めるとともに手法を定着させる。

授業内容

提案依頼書の作成(1)
流通分野の企業の情報システム構築について、ベンダーへの提案依頼書の作成について学ぶ。

8 回

予習・復習時間

4時間

予習・復習

予習:ベンダーへの提案依頼書の内容について確認してくる。
復習:第1回ー第8回の講義内容について考察することにより、理解を深めるとともに手法を定着させる。

授業内容

提案依頼書の作成(2)
流通分野の企業に関して、ベンダーからの提案書について、そのレベル比較ができるような提案依頼書の作成方法を学ぶ。

9 回

予習・復習時間

4時間

予習・復習

【店舗】
予習:一次試験「運営管理」の知識を再確認しておく。AIDMA、ISM等について。売場レイアウト作成手法の練習(JW-CAD、MSビジオ等。Excel等の表計算ソフトの応用。手書き等。

授業内容

【店舗】
流通業界の動向確認(業態別の特徴、将来性等について)。
最近の消費者動向の変化について。

10 回

予習・復習時間

4時間

予習・復習

復習:課題レポート作成を通して、消費者視点での店舗設計のポイントを理解する。

授業内容

【店舗】

  • 店舗機能の確認。陳列方法・売場づくりの考え方。
  • 消費者の購買意欲を喚起する仕組み(VMD等)。

課題有無

課題フィードバック方法

個別フィードバック

11 回

予習・復習時間

4時間

予習・復習

【店舗】
予習:講師が指定した店舗の視察を実施。視察レポートを作成(原則チームで実施。実施方法については講義中に説明する)。

授業内容

【店舗】

  • 視察レポートの発表。意見交換、講師コメント。

12 回

予習・復習時間

4時間

予習・復習

復習:課題レポート作成を通して、売り場の設計について理解する。

授業内容

【店舗】

  • マーチャンダイジングの知識インプット
  • 売り場の陳列方法他の知識インプット
  • 演習課題(ケーススタディ)の概要説明。個人ワーク。

課題有無

課題フィードバック方法

個別フィードバック

13 回

予習・復習時間

4時間

予習・復習

【店舗】
予習:演習課題の読み込み。必要な情報の入手。

授業内容

【店舗】

  • 演習課題の内容分析(チームで実施)
    チームでのワークと個人ワークを併用する。

14 回

予習・復習時間

4時間

予習・復習

復習:小売店の事業コンセプトと商品、店舗設計の関連について理解する。

授業内容

【店舗】
・個人ワーク継続。コンセプトの策定。ビジネスモデル作成。売場図面作成。収支計画作成。必要に応じて質疑応答。

課題有無

課題フィードバック方法

個別フィードバック

15 回

予習・復習時間

4時間

予習・復習

【店舗】
予習:演習課題の個人ワーク。発表資料の準備。

授業内容

【店舗】

  • 演習課題の個人発表。意見交換。質疑応答。講師コメント。

16 回

予習・復習時間

4時間

予習・復習

復習:授業の全体振り返りを踏まえ、自分がよく理解していなかった項目については再度レジュメを読み直しておくこと。

授業内容

【店舗】

  • 演習課題の個人発表。意見交換。質疑応答。講師コメント。
  • 全体の振り返り。

授業方法

【情報】
講義、個人演習およびクラスワークで構成する。
【店舗】
基本的知識修得のための座学と、チーム演習、個人ワークを交えて実施する。
演習は①店舗視察およびレポート作成。②ケーススタディの2本です。講義時間内に充分な研究はやり切れないため一部は宿題となります。

テキスト

【情報】
情報化に取り組む流通業の企業(小売り業、卸売り業など)のケースを含むオリジナル講義資料
【店舗】
講義内容をまとめたテキストを事前配布予定です。
一部演習課題等は講義中に配布します。

参考図書

【情報】
特になし
【店舗】
適宜紹介します。

成績評価

評価の視点
評価
ウェイト
備考

【情報】 課題レポート 【店舗】 研究レポートの内容

60 %

【情報】 課題レポートを2回出します。テーマ・提出方法について概ね2週間前に指示する。 【店舗】 レポートは店舗視察。ケーススタディを含めて2回出します。 内容、レポートへの取り組み姿勢。課題取組のチャレンジ度。説得力等を評価します。 ただし売場図面の作成に当たるツールの選択は評価対象外とします。

【情報】 講義への参画度 【店舗】 講義への参画度

40 %

【情報】 講義の中で実施する討議への積極的な参画度を評価する。 【店舗】 講義全体を通じてグループ討議への参画度、リーダーシップ力の発揮度。相反する意見をまとめ上げていく調整力、積極的な質問や意見の発言度。講義の中での発表内容を評価します。

合計
100%

受講生へ授業科目のアピールポイント、必要な基礎となる科目の履修や知識・スキル

【情報】
情報化の進展が流通業に与えている多大な影響を認識し、中小流通業にとっての情報化の意味について認識するようにしてほしい。
【店舗】
苦手な業界であってもこの機会に知ろうとする積極姿勢が重要です。
講義中はパソコンを利用しますので必ず持参してください。

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